標準広告申込情報を入稿する際は、アクティブ ビュー技術によって測定される視認可能なインプレッションに基づいて、配信目標とレートを指定できます。「視認可能なインプレッション」数量タイプを選択した場合は、目標達成に向けて配信されるインプレッションの合計数に上限を設定することもできます。
vCPM 広告申込情報を作成する
- Google アド マネージャーにログインします。
- 以下の内容で広告申込情報を作成します。
- 広告申込情報タイプ: [標準] を選択します。
- 数量タイプ: [視認可能なインプレッション] を選択します。
- レート: デフォルトの [視認可能 CPM] を使用します。
- インプレッションの制限: 視認可能 CPM の目標を達成するために配信を許容するインプレッションの合計数を入力します。
このインプレッションの制限に達した時点で、視認可能 CPM の目標に達していなくても、広告申込情報の配信は停止します。たとえば、「視認可能 CPM」の目標を 1,000、「インプレッションの制限」を 1,500 と設定した場合は、視認可能なインプレッションが 800 しか配信されていなくても、インプレッションの合計数が 1,500 に達した時点で広告の配信は停止します。
予測される視認性がかなり低い広告申込情報の場合、このオプションを使用すると、無駄なインプレッションを減らすことはできますが、vCPM 広告申込情報が配信不足になる可能性があります。そのため、この機能は慎重に使用することをおすすめします。
vCPM 広告申込情報の配信方法と配信ペース
vCPM 広告申込情報の配信では、ネットワークでの過去の視認性が考慮されたうえで、その広告申込情報の現在のターゲティングに基づき、視認可能な広告枠が予想されます。パブリッシャーのページ レイアウトやコンテンツが突然大幅に変更される場合は別として、視認性はあまり変わることがないため、これは適切な方法であるといえます。
視認性の測定方法や、パブリッシャーによるサイトの設定方法の違いから、多くの場合、視認可能な広告枠はすべての広告枠と比較すると限定されます。すべての広告枠が本来視認可能なわけではないことも理由の 1 つとして挙げられます。その結果として、vCPM 広告申込情報に関連付けられている一定数のインプレッションは配信超過となります。
例
パブリッシャーが視認可能なインプレッションを 100,000,000 回配信する契約を結んでいて、視認率が 67% にとどまっている場合、この目標を達成するには視認可能なインプレッションと視認不能なインプレッションを合わせて 150,000,000 インプレッション配信する必要があります。
サイトで発生する配信超過の程度と全体的な視認率の間には、直接的な関係があると考えられます。サイトでの視認性が高くなるほど、vCPM 広告申込情報の配信超過は少なくなります。
視認可能なインプレッションに基づく広告申込情報の配信ペースが広告サーバーで調整されるときには、視認可能なインプレッションが計算に使われる点を除き、インプレッションに基づく広告申込情報の場合と同じ通常の配信ペース調整方法が使用されます。
概要は次のとおりです。
- アド マネージャーで 1 日あたりに配信を試みる視認可能なインプレッション数が計算されます。これは、広告申込情報で予約された視認可能なインプレッション数を、その広告申込情報のキャンペーンの日数で割った数となります。
- 配信ペースの計算は、広告申込情報の広告配信データが蓄積されるのに伴って変わる可能性があります。満足度指数（SI）、キャンペーン終了までの残り時間といった要素は、どちらも配信ペースに影響する可能性があります。こうした要素は他にもあります。