Ad Exchange のウェブ プロパティを表すアド マネージャー広告ユニットで Ad Exchange 広告タグを生成できます。これにより、コードを手動で編集しなくても、Ad Exchange 広告タグのカスタマイズが可能になります。この広告タグには、広告リクエストに必要なすべての情報が含まれます。
この記事の内容
- Ad Exchange UI タグに使用する広告ユニットを確認する
- 広告ユニットから Ad Exchange タグを生成する
- Ad Exchange タグに最小価格を追加する(ヨーロッパの承認済みパブリッシャー様のみ)
Ad Exchange タグに使用する広告ユニットを確認する
Ad Exchange タグの作成に使用できるのは、「Ad Exchange ディスプレイ」、「Ad Exchange モバイルアプリ内」、「Ad Exchange 動画」の広告枠タイプの広告ユニット(とその子)です。
- デフォルト名は編集可能です。
- 広告ユニットのコードは、その広告枠タイプに関連付けられたウェブ プロパティ コードに「-tag」を付けたものとなります(例: ca-pub-xxxxxxxx-tag)。
Ad Exchange タグを生成する
対象の広告ユニットで Google パブリッシャー タグ(GPT)または Ad Exchange タグを生成するには、タグ生成ツールを使用します。Ad Exchange タグは、引き続きページで使用したり、第三者広告サーバーを使用して入稿したりできます。
- 作成できる Ad Exchange タグのタイプは、広告ユニットに関連付けられている広告枠タイプによって異なります。たとえば、「動画」広告枠階層の広告ユニットには、Ad Exchange 動画タグを作成できます。
- 広告枠タイプのない広告ユニットについては、代わりに GPT タグのみ生成できます。
- 対象の広告ユニットから GPT タグを生成する場合、タグが機能するためには、まず広告申込情報でその広告ユニットをターゲットに設定する必要があります。
Ad Exchange タグを生成するには:
- Google アド マネージャーにログインします。
- [広告枠]、[広告ユニット] をクリックします。
- 既存の広告ユニットの表の上で、次の手順を行います。
- [新しいフィルタを追加] をクリックします。
- [名前]、[次を含む]、[Ad Exchange] を選択します。
- [適用] をクリックします。
- フィルタされた結果で、下記の Ad Exchange のウェブ プロパティを表す広告ユニットをクリックします。
- Ad Exchange 動画
- Ad Exchange モバイルアプリ内広告
- Ad Exchange ディスプレイ
- 広告ユニット設定の上にある [タグ] をクリックします。
- [タグタイプを選択] の横はデフォルトの [Ad Exchange タグ] のままにして、[続行] をクリックします。
- [広告枠ユニット サイズ] の横にサイズが 1 つだけ表示されていることを確認し、[続行] をクリックします。
- [ディスプレイ] の横のタグをコピーして、Google のプログラム ポリシーを遵守しているウェブページやウェブサイトに貼り付けます。
デフォルトでは、Ad Exchange 広告タグから送信される広告リクエストは、指定された広告枠タイプの広告ユニットを含め、いずれかの特定の広告ユニットに制限されることはありません。必要に応じて、次のように広告リクエストを特定の広告ユニットに制限できます。
-
ディスプレイ リクエストの場合:
広告タグに
data-ad-slot="[AD_UNIT_ID]"
を追加します。例<script async
src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle_direct.js?client=ca-pub-..." crossorigin="anonymous"></script><ins class="adsbygoogle"
style="display:inline-block;width:300px;height:600px"
data-ad-client="ca-pub-..."
data-ad-slot="1234"></ins><script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>アド マネージャーで広告ユニット ID を確認するには、[広告枠]、[広告ユニット] をクリックし、広告ユニット名を探します。広告ユニット ID は、広告ユニット名の下に表示されています。
-
動画とモバイルアプリ リクエストの場合:
広告リクエストの URL に
slotname=[NETWORK_CODE]/[AD_UNIT_CODE]
を追加します。例https://googleads.g.doubleclick.net/pagead/ads?client=ca-video-pub… &slotname=123/ad-unit-456
アド マネージャーでネットワーク コードを確認するには、[管理者]、[全般設定]、[ネットワーク設定] をクリックします。ネットワーク コードは、[全般設定] に表示されています。
アド マネージャーで広告ユニットのコードを確認するには、[広告枠]、[広告ユニット] をクリックし、広告ユニット名を探します。広告ユニットのコードは、広告ユニット名の下に表示されています。
(ヨーロッパの承認済みパブリッシャー様のみ)最小価格を追加する
「最小価格」機能の使用について承認を受けたヨーロッパのパブリッシャー様は、Ad Exchange タグに次の 2 種類の最小価格を追加できます。
- 公開最小価格: 入札リクエストで購入者に送信される最小 CPM に組み込まれる価格。
- 非公開最小価格: 2 つ目の最小価格で、ヘッダー入札または第三者広告サーバーで予約された他の直接的または間接的なデマンドを含む落札価格が反映されます。この価格は Ad Exchange の購入者とは共有されません。
Google でいずれかの最小価格パラメータを受け取ると、次の処理が行われます。
- Google で把握している中で最も高く、すべての入札に適用される最小価格(渡された 2 つの最低価格を含む)が、オークションの最小 CPM 基準値に設定されます。
- Google で受け取った中で最も高い公開最小価格(渡された公開最小価格を含む)が購入者に表示されます。
「最小価格」機能の使用リクエストを送信する
- 次の要件をすべて満たしていることを証明するには、こちらのフォームに記入し、送信してください。
- 登記されている事業所の所在地が欧州経済領域(EEA)またはスイスにある。
- 広告サーバーまたは SSP を使用して、フランスの IP アドレスのユーザーに広告を配信している。
- 審査結果は 14 日以内にメールでお知らせします。
最小価格を追加する
「最小価格」機能の使用が承認されたら、次の手順を行います。
- Ad Exchange タグの生成手順を行います。
- 環境に応じて、以下の手順で最小価格を追加します。
- ディスプレイ
- [ディスプレイ] の横の
data-ad-client
の行のすぐ下に下記のコードを追加し、「123
」を最小価格(デフォルトの通貨でのマイクロ単位)に置き換えます。マイクロ単位の適用例としては、デフォルトの通貨が米ドルの場合、「6000000」と入力すると 6 ドルと同等になります。data-ad-public-floor=123
data-ad-private-floor=123
- [ディスプレイ] の横の
- 動画
- URL の末尾に次のコードを追加して、「
123
」をマイクロ単位の最小価格とデフォルトの通貨に置き換え、pubf
とpvtf
パラメータを広告タグ URL に追加します。マイクロ単位の適用例としては、デフォルトの通貨が米ドルの場合、「6000000」と入力すると 6 ドルと同等になります。&pubf=123&pvtf=123
pubf
は公開最小価格、pvtf
は非公開最小価格を指します。
- URL の末尾に次のコードを追加して、「
- モバイルアプリ
- ディスプレイ
「最小価格」機能を無効にする
有効にした「最小価格」機能を無効にする場合:
- こちらのフォームに記入して送信します。
- 「最小価格」機能が無効になるとメールで通知されます。これには最大で 14 日かかります。