「この広告を非表示にする」機能では、ユーザーが広告を閉じたり表示を停止したりして、どの広告に興味がないかを示唆できます。また次のように、この機能はあらゆる関係者にとって有用です。
- ユーザー: 広告をより細かくコントロールできます
- 広告主: 興味のないユーザーに広告を配信しないようにして、広告費用を節約できます
- パブリッシャー: ユーザーに表示する広告の関連性、サイトの満足度、ユーザー エンゲージメントの度合いを向上させることができます
「この広告を非表示にする」機能の仕組み
「この広告を非表示にする」機能は、クリエイティブの右上に小さなオーバーレイとして表示されます。ユーザーはこのオーバーレイを使って、その広告が不要であること、同じ広告や類似広告の表示を希望しないことを指定できます。広告の類似性は、デザインの特徴、広告主、広告のランディング ページから総合的に判定されます。
ユーザーが広告を非表示にする場合の手順は次のとおりです。
- 非表示にする広告の [] をクリックまたはタップします。
- [この広告の表示を停止] をクリックまたはタップします。
-
(任意)その広告の表示を希望しない理由を選択します。指定できるオプションは次のとおりです。
- この広告を何回も見た(広告の頻度、リマーケティング)
- 広告でコンテンツが隠れる(ページ レイアウト、広告のレンダリング動作)
- 広告が不適切である(不適切なコンテンツの可能性)
- この広告に興味がない(ターゲティングの不一致、広告のカスタマイズ)
- すでに購入済み(リマーケティング)
ユーザーが広告を非表示にした後、同じ広告がそのユーザーに再度表示されることがあります。これは、次のような状況で発生します(他にもさまざまな状況が考えられます)。
- ユーザーが Cookie を削除した
- ユーザーが Google ディスプレイ ネットワーク外部のウェブサイトにアクセスしている
- 広告主が別の企業名を使って同じ広告を表示している
- Google の広告システムでユーザーの端末がログイン状態であることを認識できない
- ユーザーが「広告が邪魔」を選択し、広告のコンテンツではなく広告の位置について問題を報告した
Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 の「この広告を非表示にする」機能
Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 から配信される特定のクリエイティブでは、「この広告を非表示にする」機能を使用できます。この機能は、アド マネージャーから配信されるクリエイティブに対してオフにすることはできますが、Google 広告またはディスプレイ&ビデオ 360 から配信されるクリエイティブに対してオフにすることはできません。
Google アカウントにログインしたユーザーが 広告のカスタマイズを有効にしている場合、そのユーザーが非表示にした広告は、ログインしているすべてのデバイスで非表示になります。非表示にした広告は、広告のカスタマイズを無効にしているユーザーには配信されます。
アド マネージャーの広告バッジと「この広告を非表示にする」機能
- EEA のユーザーには常に表示されます。
- アド マネージャーから配信される、目標を 100% に設定したスポンサーシップ キャンペーンのクリエイティブを非表示にすることはできません。ただし、EEA のユーザーは除きます。
アド マネージャーから配信されるクリエイティブの広告バッジと「この広告を非表示にする」機能をオフにするには、以下の操作を行います。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[全般設定]、[ネットワーク設定] をクリックします。
- [広告表示設定] に移動し、[広告バッジと「この広告を非表示にする」] をオンにします。
[広告のバッジと「この広告を非表示にする」] をオフにするオプションは、EEA のユーザーには適用されません。
アド マネージャーの「この広告を非表示にする」機能に関するレポート
[レポート] で「過去」レポートを指定して、「この広告を非表示にする」機能に関するレポートを作成できます。具体的な指標には次のものがあります。
- ミュート可能なインプレッションの合計数: 「この広告を非表示にする」オーバーレイが適用された状態で発生したインプレッションの数現在のところ、「イメージ」クリエイティブ タイプにのみ適用されます。
- ミュートされたインプレッションの合計数: ユーザーが広告を非表示にするよう選択したインプレッションの数
「この広告を非表示にする」機能のレポートでは、Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、アド マネージャーのすべてを対象とすることができます。