アド マネージャーでは、動画コンテンツを広告のターゲットにするため、コンテンツ管理システム(CMS)に接続して動画のメタデータを取り込みます。Brightcove や Ooyala といった一部の CMS はアド マネージャーとの統合が組み込まれており、アド マネージャーの管理画面から利用できます。その他のほとんどの CMS については、RSS ベースのフィードを介してメタデータを取り込むことができます。
仕様では、以下の情報を確認できます。
- 動画 CMS で、アド マネージャーへの取り込み用に動画コンテンツのメタデータをフィードで公開する方法。
- ページ処理の仕組み。ページ処理によって、大量のメタデータの取り込みが円滑に行われ、メタデータの更新に必要となる定期的な同期の時間を短縮できます。最適な掲載結果を得るにはページ処理が必要です。
動画コンテンツ メタデータのフィードの構文
必須の要素と省略可能な要素についての説明をご覧になるか、フィードを設定するための構文をフィードの例でご確認ください。これらの要素はアド マネージャーがフィードの構文解析中に読み取る名前空間に対応しています。名前空間は下記のとおりです。
スキーマ | 名前空間 URL | 例で使用されている名前空間プレフィックス |
---|---|---|
Atom Syndication Format | http://www.w3.org/2005/Atom |
atom |
Media RSS | http://search.yahoo.com/mrss/ |
media |
動画ソリューションのメタデータ | http://api.google.com/dfpvideo |
dfpvideo |
TMS / Gracenote のメタデータ | http://data.tmsapi.com/v1.1 |
tms |
よくある質問
サイト運営者の CMS にあるすべての動画を登録したページ指定のあるフィードを、フィード URL で指定します。
差分フィードはサポートが終了し、適用されなくなりました。コンテンツの同期は <lastModifiedDate>
に基づいて行われます。これは必須フィールドで、動画のなんらかのデータまたはメタデータが最後に更新された日付を表します。
MRSS フィードには、日時に関する 3 種類の MRSS XML フィールド、<pubDate>
、<lastModifiedDate>
、<lastMediaModifiedDate>
を含めることができます。これらの用途はそれぞれ異なります。各 XML 要素のデータ形式は、RFC 822 仕様または IS0 8601 形式に準拠している必要があります。
RFC 822 の例
Wed, 31 Oct 2016 08:00:00 EST
Wed, 31 Oct 2016 13:00:00 GMT
Wed, 31 Oct 2016 15:00:00 +0200
ISO 8601 の例
20161031
2016-10-31
2016-10-31T08:00:00+01:00
<pubDate>
このフィールドは、コンテンツの公開日を示します。動画広告ルールでのみ使用されます。
<lastModifiedDate>
このフィールドは、この動画のなんらかの側面またはメタデータが最後に更新された日付を示します。
<lastMediaModifiedDate>
このフィールドは、フィードがダイナミック広告挿入用のビデオ オンデマンド コンテンツのソースである場合にのみ使用されます。このフィールドの日付は、<dfpvideo:ingestUrl>
で参照されている動画ファイルの最終更新日を示します。コンテンツを再トランスコードした場合やなんらかの方法で変更した場合(異なるパターンを追加または削除した場合など)は、このフィールドを更新する必要があります。
フィード内でこの値が更新される場合は、コンテンツの <lastModifiedDate>
も更新する必要があります。
アド マネージャーでは動画をいくつでも処理できます。ただし、全文フィードには常にページ指定を行ってください。100 ページ程度にすることをおすすめします。
アド マネージャーでは、コンテンツ ソースと同期するたびにキューポイント情報を取り込みます。動画のキューポイントを追加または変更した後すぐに動画情報を更新する場合は、手動で同期を開始することもできます。