IMA SDK を使用しない動画の統合

サーバーサイド実装ガイド

この機能は、Google アカウント マネージャーが担当についているネットワークでのみご利用いただくことができます。ネットワークによっては、この機能が有効になっていない場合もあります。詳しくは、アカウント マネージャーにお問い合わせください。アカウント マネージャーがいないネットワークの場合、この機能をご利用いただくことはできません。

第三者サーバー、独自サーバー、ダイナミック広告スティッチャー、サーバーサイド広告挿入プロバイダからアド マネージャーに広告リクエストを送信する仕組みが必要になる場合があります。アド マネージャーにサーバーサイドの広告リクエストを送信し、インプレッション、クリック、関連するコンバージョンを正確に記録するには、次の手順を行います。

1. サーバーサイド技術パートナーと統合手順を共有する

第三者サーバー(ダイナミック広告挿入プロバイダ、サーバーサイド スティッチャーなど)によるサーバーサイドの呼び出しがアド マネージャーで認証されるようにするには、アド マネージャーで発行された SSL 証明書を使用して、アド マネージャーのサーバーに接続する必要があります。

このページの手順を行うよう、サーバーサイド技術パートナーに依頼してください。

キャンペーン マネージャー 360 でサーバーサイドの広告リクエストを使用する場合も、SSL 証明書のインストールが必要です。サーバーサイドの呼び出し経由で動画クリエイティブをリクエストする場合は、サーバーサイド技術パートナーにキャンペーン マネージャー 360 の統合手順を行うよう依頼してください。

2. サーバーサイドの広告タグを作成する

第三者サーバーを使用してアド マネージャーに広告リクエストを送信する場合は、次のいずれかの方法で動画タグを作成する必要があります。

アド マネージャーの管理画面で作成する

アド マネージャーで動画タグを作成する方法をご確認ください。

動画広告タグの URL を手動で作成する

VAST 動画広告タグでサポートされている必須および任意の URL パラメータ視聴、コンバージョン、クリックの記録に関する追加の要件をご確認ください。

/gampad/ads または /gampad/live/ads を参照するサーバーサイド広告タグの URL では、pubads.g.doubleclick.net の代わりに serverside.doubleclick.net を使用する必要があります。この要件を満たすには、広告タグの URL を手動で変更することが必要な場合があります。

3. サーバーサイドの広告リクエストを生成する

広告タグを作成したら、技術パートナーからアド マネージャーに送信するサーバーサイドの広告リクエストで次の情報が渡されるようにする必要があります。

  • アド マネージャーのリクエストで、ssss パラメータの値としてサーバーサイドの合成ソースを渡します。

    ssss パラメータの値では、大文字と小文字が区別されます。パブリッシャーに examplesource の値を渡す場合、ssss=examplesource を渡すのが正しく、ssss=ExampleSource を渡すのは正しくありません。
    Google とのサーバー間統合を使用する動画スティッチング技術ベンダーは、Google からこの値を受け取り、お客様に提供することができます。このパラメータに設定する値についてご不明な点がある場合は、Google アカウント マネージャーにお問い合わせください。
  • アド マネージャーに送信するリクエストの X-Forwarded-For ヘッダーまたは ip パラメータの値で、クライアント デバイスの IP アドレスを動的に渡します。その際はどちらか 1 つの方法のみを使用します(両方は不可)。

    この 2 つの方法のいずれかでクライアント デバイスの完全な IP アドレスを渡すことができない場合、広告配信や掲載の問題が発生する可能性があります。
  • クライアント デバイスまたは環境から、次を含む HTTP ヘッダー全体を渡します。
    • User-Agent: ユーザーのブラウザで記録された完全な文字列を修正せずに渡す必要があります。WebView またはネイティブ モバイル ブラウザでレンダリングされるモバイル広告の場合は、WebView またはブラウザに対してモバイル プラットフォームで使用されるユーザー エージェント(iOS の場合は「Mobile Safari」ユーザー エージェントなど)を渡す必要があります。ネイティブ モバイルアプリで広告が表示される場合、ユーザー エージェントはモバイルアプリのガイドラインに準拠している必要があります。

      モバイル プラットフォームの URL 接続クラス(Android の場合は「Dalvik」、iOS の場合は「CFNetwork」など)で生成されたユーザー エージェント文字列は無効です。
    • Accept-Encoding: レスポンスを圧縮するため、アド マネージャーでは gzip,deflate に設定されている必要があります。圧縮されていないレスポンスは 20 倍の大きさになるので、この設定は必須です。

サーバーサイドの広告リクエストで転送する必要のないヘッダーは Cookie ヘッダーのみです。

視聴、コンバージョン、クリックの記録に関する追加の要件

視聴とコンバージョンのイベントはすべて、サーバーではなくクライアントから送信することを強くおすすめします。このため、パブリッシャー様は視聴とコンバージョンの ping がクライアントから送信されるようにする必要があります。一部の限定的なケースでは、サーバーから送信された視聴、コンバージョン、クリックのイベントをパブリッシャー様が記録できる場合があります。

技術的な設定で視聴、コンバージョン、クリックのイベントをサーバーから送信する必要がある場合は、サーバーサイド環境から送信される最初の広告リクエストに ipe=ssb を含める必要があります。

サーバーサイドの測定メカニズムから送信された広告リクエストとコンバージョンをアド マネージャーで処理できるようにするには、次の方法も推奨されます。

  • 視聴、コンバージョン、クリックのすべてのイベントを発生した順に送信します。たとえば、インプレッション イベントの前にクリック イベントを送信しないようにします。これは、インプレッションが発生して広告が表示される前にクリック イベントが発生することはありえないためです。
  • イベントはまとめて送信せず、登録されたタイミングでその都度送信します。
このトラフィックは予約広告にのみ有効で、ベータ版契約の条件で特に記載がない限り、MRC の認定対象とはなりません。

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