アクション ブロックは、認知障がいのあるユーザーが Android スマートフォンやタブレットを操作しやすくするための機能です。アクション ブロックを使用すると、よく使うアクションの名前または画像をホーム画面に追加できます。アクション ブロック(写真など)をアクティブにして、対応するアクション(大切な人に電話をかけるなど)をトリガーできます。
ステップ 1: 要件を確認する
重要: アクション ブロック アプリは現在、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、日本語でご利用いただけます。
アクション ブロックを使用する前に、お使いのスマートフォンまたはタブレットが次の要件を満たしていることをご確認ください。
- Android バージョン 5.0 以降。お使いの Android のバージョンをご確認ください。
- Google アシスタント。アクション ブロック アプリは、Google アシスタントを使用して、一般的な操作を簡単に行えるようにします。詳しくは、Google アシスタントを設定する方法をご覧ください。
- Google アプリ、バージョン 10.73 以降。Google アプリのバージョンを確認するには、Google アプリ を開きます。その他アイコン [設定] [概要] を選択します。アプリのバージョンが [バージョン] の下に表示されます。
- インターネット接続。
ヒント: お子様用の Google アカウントでは、現時点ではアクション ブロック アプリはご利用いただけません。
ステップ 2: アクション ブロックをダウンロードする
Google Play でアクション ブロックをダウンロードします。
ステップ 3: 最初のアクション ブロックを設定する
大切な人との通話、お気に入りの番組の視聴、照明の操作、フレーズの発声などのタスクを 1 つのステップで行うためのアクション ブロックを設定できます。ユーザー自身のニーズやユーザーの大切な人のニーズに合わせて、作成するアクション ブロックの動作を決定できます。
一般的な操作のアクション ブロックを設定する
一般的な操作を Google アシスタントを使用して行うアクション ブロックを作成できます。詳しくは、Google アシスタントを使ってできることをご覧ください。
- アクション ブロック アプリ を開きます。
- [アクション ブロックを作成] を選択します。
- リストから一般的な操作([電話をかける] など)を 1 つ選択します。
- アクション ブロックが押されたときにデバイスで指示が読み上げられるようにするには、[操作を読みあげる] を選択します。操作に機密情報が含まれている場合は、このチェックボックスをオフにします。
- アクション ブロックが押されたときにデバイスを振動させるには、[バイブレーション] を選択します。
- アクション ブロックを試すには、[アクションをテスト] を選択して [次へ] を選択します。
- 画像、名前、またはその両方を追加します。
- 画像: フォト ライブラリ、カメラ、記号ライブラリ(Picture Communication Symbols を含む)から画像を選択するには、選択アイコン をタップします。フォト ライブラリまたはカメラから画像を選択した場合は、画像を切り抜くことができます。ホーム画面に画像全体が常に表示されるようにするには、[常に画像全体を表示] を選択します。テキストのみのアクション ブロックを作成するには、[画像なし] を選択します。
- アクション ブロック名: アクション ブロックの名前を入力します。画像のみのアクション ブロックを作成するには、名前を空白にします。
- [アクション ブロックを保存] を選択します。
- 画面の指示に従って、アクション ブロックをホーム画面に追加します。
ヒント: 場合によっては、デバイス上の他のサービスを使用する権限を Google アシスタントに付与する必要があります。デバイスの設定アプリで、[アプリと通知] [アシスタント] [アシスタントのすべての設定を表示] [サービス] を選択します。アクション ブロックで使用するサービスを選択します。詳しくは、Google アシスタントと共有する情報を指定する方法をご覧ください。
声を発するアクション ブロックを設定する
「こんにちは、私の名前は~です」など、声を発するアクション ブロックを作成できます。テキストは Google に送信され、音声ファイルに変換されます。
- アクション ブロック アプリ を開きます。
- [アクション ブロックを作成] を選択します。
- [何か言ってみてください] を選択し、リストから一般的なフレーズのいずれかを選択します。独自のフレーズを入力する場合は、[カスタムのフレーズを作成] を選択します。
- [音声] メニューで、フレーズを読み上げる音声を選択します。
- 音声を聞くには、[読み上げをテストする] を選択し、[次へ] を選択します。
- 画像、名前、またはその両方を追加します。
- 画像: フォト ライブラリ、カメラ、記号ライブラリ(Picture Communication Symbols を含む)から画像を選択するには、選択アイコン をタップします。フォト ライブラリまたはカメラから画像を選択した場合は、画像を切り抜くことができます。ホーム画面に画像全体が常に表示されるようにするには、[常に画像全体を表示] を選択します。テキストのみのアクション ブロックを作成するには、[画像なし] を選択します。
- アクション ブロック名: アクション ブロックの名前を入力します。画像のみのアクション ブロックを作成するには、名前を空白にします。
- [アクション ブロックを保存] を選択します。
- 画面の指示に従って、アクション ブロックをホーム画面に追加します。
アクション ブロックの URL を共有する
タップすると URL を開くアクション ブロックを作成できます。
- デバイスで、Chrome や YouTube など、URL の共有元のアプリを開きます。
- [共有] [アクション ブロック] を選択します。
- アクション ブロックの詳細(名前、画像など)を確認します。
- アクション ブロックをホーム画面に配置します。
ステップ 4: アクション ブロックを使用する
アクション ブロックを作成してホーム画面に配置したら、目的の操作を実行するためのアクション ブロックを選択するだけです。
アクション ブロックを管理
アクション ブロックの設定後も、ユーザー自身やユーザーの大切な人にとって最適に動作するように設定に調整を加えることができます。
アクション ブロックに外付けスイッチを割り当てる
身体の不自由なユーザーが外付けスイッチを使用することを望む場合、この機能が役立ちます。
- USB または Bluetooth を通じてスイッチをスマートフォンに接続します。スイッチが別のアクション ブロックまたは別のアプリに割り当てられていないことを確認します。
- アクション ブロック アプリ を開きます。
- スイッチで使用するアクション ブロックを選択し、[編集] を選択します。
- [外部スイッチに割り当てる] を選択します。アクション ブロックのユーザー補助機能サービスを有効にするように求められる場合があります。[OK] を選択します。
- アクション ブロックに使用するスイッチを押します。
- [保存] を選択して、スイッチの割り当てを保存します。
- 画面キーボードを有効にするには、設定アプリ [システム] [言語と入力] [物理キーボード] の順に移動します。[仮想キーボードの表示] をオンにします。
- スイッチを押してアクション ブロックを使用します。
アクション ブロックを編集または削除する
- アクション ブロック アプリ を開きます。
- アクション ブロックを選択して、[編集]、[削除] などのオプションを表示します。
ヒント: アクション ブロックに「未配置」と表示されている場合、そのアクション ブロックは無効になっています。アクション ブロックを有効にするには、次のセクションの指示に沿ってホーム画面に追加します。
アクション ブロックをホーム画面に追加する
アクション ブロックをホーム画面に追加するには、次の 2 つの方法があります。
- ホーム画面で長押しして、メニューを表示します。[ウィジェット] を選択し、ウィジェットのリストから [アクション ブロック] を見つけます。
- アクション ブロック アプリで、目的のアクション ブロックを選択します。メニューで [ホーム画面に配置] を選択します(デバイスによっては、このオプションを利用できない場合があります)。
ホーム画面上のアクション ブロックを移動する
- ホーム画面でアクション ブロックを長押しします。
- アクション ブロックを任意の場所にスライドします。指を離します。
ホーム画面上のアクション ブロックのサイズを変更する
- ホーム画面でアクション ブロックを長押しします。
- 指を離します。アクション ブロックの周りに点線の枠線が表示されます。
- 点線をドラッグしてアクション ブロックのサイズを変更します。
- 完了したら、アクション ブロックの外側をタップします。
トラブルシューティング
次のいずれかのエラー メッセージが表示される場合は、以下の手順に沿って操作します。
「Google アシスタントに接続できません」
- Google アプリがインストールされていることを確認します。
- アカウントにログインした状態で、Google アシスタントがオンになっていることを確認します。
- アクション ブロックをもう一度タップしてみます。
- このエラーが再び表示された場合は、Google アプリを再起動するか、スマートフォンを再起動します。
「この操作はできません」または「この操作を完了できません」
- アカウントにログインした状態で、Google アシスタントがオンになっていることを確認します。
- アクション ブロックをもう一度タップしてみます。
フィードバックを送信
アクション ブロックの使い方についてご不明な点などがある場合は、Disability Support チーム(g.co/disabilitysupport)にお問い合わせください。
アクション ブロックに関するフィードバックを送信するには:
- アクション ブロック アプリ を開きます。
- 右上にある [ヘルプ] を選択します。
- ページの下部にある [フィードバックを送信] を選択します。
アクション ブロックのアクティビティ
Google では、サービスの提供と改善を目的として、アクション ブロックの利用に関連した特定のデータを収集します。このデータはマイ アクティビティには表示されませんが、アクション ブロックをアンインストールするか使用を停止すると削除されます。