この機能を使用するには、品質ダッシュボードの管理者権限が必要です。この権限がない場合は、IT 管理者にお問い合わせください。
会議に関する問題の原因を探る場合は、Meet 品質管理ツール(MQT)を使用して確認できます。たとえば、次のデータを確認できます。
- ネットワーク統計情報(ジッター、パケットロス、輻輳)
- ネットワーク接続の遅延(RTT)
- マイクのレベルと受信音声レベル
- システム(CPU)統計情報
MQT はリアルタイム モニタリング ツールではなくトラブルシューティング ツールであるため、一部の指標が遅延する場合があります。
MQT はデータを 30 日間保存します。詳しくは、データの保持期間とタイムラグをご覧ください。
Meet 品質管理ツールを開く
MQT にアクセスするには、品質ダッシュボードの管理者権限を持つ管理者アカウントにログインしている必要があります。 |
Google 管理コンソールからツールにアクセスする
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Google Meet] にアクセスします。
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Meet 品質管理ツールをクリックします。
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(省略可)すでにログインしている場合は、任意の管理ページから会議コード、主催者、参加者を検索できます。
ユーザーに MQT へのアクセス権を付与する
特権管理者は、MQT へのアクセス権をユーザーに付与できます。付与するには、カスタムの管理者ロールを作成して、該当するユーザーに割り当てます。このロールを持つユーザーは、直接リンクを使用した場合のみツールにアクセスできます。管理コンソールからはアクセスできません。
管理者ロールとアクセス権の付与について詳しくは、以下をご覧ください。
MQT を使用して会議データのフィルタ、並べ替えを行う
各種ビュー
ミーティング ビュー |
組織内のユーザーが主催または参加したミーティングが表示されます。 |
参加者ビュー |
ミーティングに参加した組織内のユーザーが表示されます。 |
Google ミーティング ルーム ハードウェア |
ミーティングで使用された組織内の Google ミーティング ルーム ハードウェアが示されます。 |
フィルタと並べ替え
データをフィルタして並べ替えると、次の情報を確認できます。
- ミーティング
- 一定期間にわたる 1 つの会議室のデータ
- 実際の特定の場所のデータ
- 問題のあるミーティングまたはデバイス
- 特定の日に行われたミーティング
- 参加者が 50 人を超えたミーティング
- ライブ配信の視聴者は参加者としてカウントされません
データをフィルタするには:
- [フィルタを追加] をクリックします。
- リストからフィルタを選択します。
- フィルタの値を設定して [適用] をクリックします。
- (省略可)フィルタしたデータを並べ替えるには、列見出しをクリックします。
概要バー
概要バーには、選択したビューの情報が表示されます。
ミーティング、参加者、デバイスの統計情報
統計情報 | 説明 |
---|---|
会議コード | ミーティングの参加コード。 |
開始日時 | ミーティングの開始時刻。 |
所要時間 | ミーティングの平均時間。 |
場所 | ミーティングの場所。 |
ネットワークの輻輳 | ネットワークの問題が原因でデバイスから高画質の動画を送信できなかった時間の割合。 |
パケットロス | ネットワーク上で失われたパケットの割合。これには、クライアントから Google に送信されるパケットと、クライアントが Google から受信するパケットが含まれます。 |
ジッター | クライアントと Google 間で送受信中のパケットの遅延変動。 |
フィードバックのスコア | ミーティングの終了時にユーザーが付けた評価。 |
予定に関する統計情報を確認するには:
- 左側にあるミーティング ビュー アイコン をクリックします。
- リストからミーティングをクリックすると、イベントのタイムラインなどのミーティングに関する詳細情報が表示されます。
ビュー | 説明 |
ミーティングの概要 |
ミーティングに関する情報。以下が該当します。
ライブ配信の視聴数は、ユーザーが会議に参加して視聴するたびにカウントされます。1 人のユーザーが参加と退出を繰り返せば、視聴数は複数回カウントされます。 ユーザーがサードパーティ デバイス(相互運用ゲートウェイ)から接続している場合、このユーザーの画面共有フィードは、他の参加者には通常の動画フィードのように表示されます。 |
ミーティングの参加者 |
ミーティング参加者のリスト。進行中のミーティングについては、その詳細が利用可能になり次第更新されます。 ミーティングの参加者が多い場合は、フィルタを追加して特定の参加者を見つけることができます。 電話番号が同じでもエンドポイントが異なれば、別の参加者として表示されます。 詳細を表示するには、参加者の名前をクリックします。Meet 品質管理ツールを使うと、次の情報が収集されます。
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会議のタイムライン |
ミーティングの経緯を視覚化したタイムライン。 参加者は名前や参加時間で並べ替えることができます。アイコンにカーソルを合わせると、詳細情報が表示されます。 [参加者] セクションには、次の情報が表示されます。
エンドポイント アイコンをクリックすると、1 人の参加者のアクティビティや、ミーティング中に発生したシステム イベントの詳細なタイムラインが表示されます。これらを使用して、ユーザーが経験した会議の品質を可視化し、トラブルシューティングに役立てることができます。 |
アクティビティ |
アクティビティ セクションには、以下の開始時間と終了時間が表示されます。
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技術に関する統計情報 |
ネットワークとシステム、音声と動画、プレゼンテーションに関する情報 |
ミーティングの詳細に関する統計情報の説明
ネットワークの輻輳 | ネットワークの問題が原因で Meet クライアントが高画質の動画を送信できなかった時間の割合。 |
接続遅延 | パケットが Google に送信されてから応答が戻ってくるまでの時間。 |
ジッター | クライアントと Google 間で送受信中のパケットのネットワーク遅延変動。 |
クライアントの CPU 使用率 | ユーザーのデバイスの平均 CPU 負荷。 |
タイプ |
参加者が使用したデバイスがアイコンで表示されます。
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ビットレート |
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パケットロス | クライアントと Google の間でデータを送受信するときにネットワーク上で消失したパケットの割合。 |
マイクから取り込まれた音声 | マイクが受信した音声。 |
出力された音声 | 受信してオーディオ カードに送信された音量。使用されている周辺機器またはミュートされたスピーカーは、この数値に反映されません。 |
フレームレート | クライアントが送受信した 1 秒あたりの動画フレーム数。 |