チームドライブにコンテンツを移行する
G Suite 管理者は、ファイルの編集者がコンテンツをチームドライブに移動できるよう許可できます。特権管理者と代理管理者は、既存のドライブのフォルダをチームドライブに移行することも可能です。共有の場所にドキュメントの最終的なバージョンを配置することで、ユーザーはそのドキュメントを公開することができます。
ユーザーがファイルを移動できるように権限を設定する場合は、組織部門などに対する設定への影響も考慮してください。特に必要でない限り、チームドライブと他のフォルダやドメインとの間でコンテンツを移動しないでください。ファイルをチームドライブに移動すると、チームの共同作業に役立ちます。ただし、権限の競合を避けるために、慎重に作業を進めることが重要です。
注: いずれの場合も、ユーザーがファイルやフォルダを移動するには、移動先のドライブでの投稿者、コンテンツ管理者、または管理者のアクセス権が必要です。
始める前に
- ファイルを移動すると、その所有権がチームドライブに変更されます。
- 移動後は、新しいチームドライブのメンバーのみがファイルにアクセスできます(ファイルが個々のユーザーに直接共有されている場合は除く)。
- フォルダを移行すると、フォルダ構造ごと移行先のチームドライブに移動します。元のフォルダを直接参照しているリンクがある場合、移行先のチームドライブ フォルダを参照するように更新する必要があります。
- [チームドライブのメンバー以外のユーザーが、チームドライブ内のファイルにアクセスできないようにする] の設定が有効になっている場合を除き、個々のファイルに明示的に付与された権限は保持されます。フォルダに付与された(またはフォルダから継承された)権限はコピーされません。
- フォルダの権限は保持されないため、共有フォルダへのアクセス権を持つユーザーは、チームドライブへのフォルダの移動後はファイルにアクセスできなくなります。ユーザーが引き続きアクセスできるようにするには、ユーザーをチームドライブのメンバーに追加します。フォルダ内のファイルへの直接のアクセス権を付与されたユーザーは、フォルダの移動後もそのファイルにアクセスできます。
- 移動されたファイルは、ドライブのその他の場所(マイドライブなど)から削除されますが、ユーザーの [共有アイテム] と [最近使用したアイテム] からは引き続きアクセスできます。
- 特権管理者がチームドライブにコンテンツを移動すると、非表示のファイルも移動され、チームドライブのすべてのメンバーに表示されるようになります。
- 他のユーザーとフォルダを共有した際にそのフォルダ内の特定のファイルの共有を停止すると、そのファイルは非表示になります。
- フォルダをチームドライブに移動すると、非表示のファイルを含むすべてのファイルが表示されるようになります。
- G Suite 管理者は、管理コンソールの共有設定からチームドライブ内やチームドライブ外での共有を管理できます。
- チームドライブのメンバーは、各自のアクセスレベルに基づいてファイルを管理できます。たとえば、チームドライブの管理者とコンテンツ管理者はチームドライブ内のファイルやフォルダを移動できますが、チームドライブのファイルを別のチームドライブに移動できるのは管理者だけです。
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管理コンソールのホームページから、[アプリ]
[G Suite]
[ドライブとドキュメント] にアクセスします。
- [移行設定] をクリックします。
- [ユーザー オプション] の横にある [ユーザーにチームドライブへのファイルの移行を許可します] を選択します。
- [保存] をクリックします。
- 既存のフォルダを移行する場合は、管理者アカウントに閲覧者以上のアクセス権を付与するようユーザーに依頼します。
- フォルダ移行先のチームドライブのメンバーとしてあなたの管理者アカウントを追加してもらいます。
- ウェブブラウザで drive.google.com を開き、管理者アカウントにログインしていることを確認します。
- 右上にあるアカウントのプロフィール写真をクリックします。
- いったんログアウトして、再び管理者アカウントにログインします。
- ブラウザのウィンドウでマイドライブとチームドライブのフォルダを開き、移行するマイドライブのフォルダと移行先のチームドライブのフォルダを表示します。
- マイドライブのフォルダをチームドライブのフォルダにドラッグします。
- 確認メッセージに同意して、移行プロセスを開始します。
管理者による移行の権限をユーザーに委任する
マイドライブからチームドライブにフォルダ全体を移行する権限をユーザーに付与することができます。
重要: この設定を使用する場合は、ユーザーが自身の操作の影響を理解していることを確認してください。そのユーザーは特権管理者と同じアクセス権限を持つことになります。ファイルやフォルダはドライブの元の場所から削除され、所有権は元のオーナーからチームドライブへと移ります。たとえば、マイドライブのフォルダ構造に基づいてファイルへのアクセス権限が付与されている場合、ユーザーはファイルにアクセスできなくなることがあります。
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管理コンソールのホームページから、[ユーザー] にアクセスします。
- ユーザーの名前をクリックして、そのユーザーのアカウント ページを開きます。
- [管理者の役割と権限] をクリックします。
- [管理者の役割と権限] が表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。
- ユーザーの現在の役割で付与された権限を表示するには、[権限を表示] をクリックします。
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[カスタムの役割を作成] をクリックします。
ヒント: 詳しくは、カスタムの管理者の役割を作成するをご覧ください。 -
[権限] タブで [サービス]
[ドライブとドキュメント]
[チームドライブへのファイルやフォルダの移動] チェックボックスをオンにします。
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[保存] をクリックします。