ユーザーの共有ドライブのトラブルシューティング

この記事は Google Workspace 管理者を対象としています。職場や学校で共有ドライブをお使いの方は、共有ドライブに関する問題のトラブルシューティングをご覧ください。

管理者は、共有ドライブの作成やアクセス、共有に関して困っている組織のユーザーをサポートすることができます。

まず、共有ドライブに関する問題のトラブルシューティングをユーザーにご案内ください。よくある多くの問題の解決策が紹介されています。それらの解決策を試しても問題が解決しない場合は、本記事の解決策をお試しください。

共有ドライブの作成または管理に関する問題

共有ドライブ内のファイルやフォルダへのアクセスに関する問題

フォルダを共有ドライブ内外に移動する際の問題


共有ドライブの作成または管理に関する問題

共有ドライブを作成できない

ユーザーが共有ドライブを作成できない場合は、ライセンスが共有ドライブに対応していないか、ユーザーによる共有ドライブの作成が組織部門で無効にされていて、設定グループによってオーバーライドされていない可能性があります。ユーザーのステータスを確認するには、次の操作を行います。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [ディレクトリ] 次に [ユーザー] に移動します。
  3. リストで目的のユーザーを見つけます。多数のユーザーがいる場合は、[フィルタを追加] をクリックし、リストを絞り込む方法(メールアドレスなど)を選択します。
  4. ユーザー名をクリックします。
  5. [ライセンス] で、ライセンスが次のいずれかであることを確認します。

    この機能に対応しているエディション: Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Education PlusEssentialsEnterprise EssentialsEnterprise Essentials Plus、Nonprofits、G Suite Business。エディションの比較

    ユーザーのライセンスが共有ドライブに対応していない場合は、ライセンスを変更します。対応している場合は、次の手順に進みます。

  6. 名前の下にある組織部門と、その組織部門が属する構成グループをメモしておきます。
  7. 左側にある [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [ドライブとドキュメント] をクリックします。
  8. [共有設定] 次に [共有ドライブの作成] をクリックします。
  9. [ドライブとドキュメント] で、ユーザーの組織部門をクリックします。

    最初のチェックボックスがオンになっている場合、その組織部門では共有ドライブの作成が許可されていません。

  10. ユーザーが共有ドライブを作成できるようにする場合は、どのように権限を付与するかを検討してください。
    • 組織部門内の全員が共有ドライブを作成できるようにするには、1 番目のチェックボックスをオフにして [保存] または [オーバーライド] をクリックします。
    • 組織部門内の全員が共有ドライブを作成できないようにする場合は、共有ドライブの作成権限を持つ設定グループを見つけるか作成して、ユーザーをそのグループに追加してください。

管理者が共有設定を変更できない

共有ドライブへの管理者アクセス権を持つユーザーが共有設定を変更できない場合は、ライセンスまたは管理コンソールの設定によってブロックされている可能性があります。ユーザーのステータスを確認するには、次の操作を行います。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [ディレクトリ] 次に [ユーザー] に移動します。
  3. ユーザー名をクリックします。
  4. [ライセンス] で、ライセンスが次のいずれかであることを確認します。

    この機能に対応しているエディション: Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Education PlusEssentialsEnterprise EssentialsEnterprise Essentials Plus、Nonprofits、G Suite Business。エディションの比較

    Business Starter ライセンスをお持ちの場合は、共有設定をすべて許可するようにリセットすることのみが可能です。

    ユーザーのライセンスが共有ドライブの設定管理に対応していない場合は、ライセンスを変更します。対応している場合は、次の手順に進みます。

  5. 名前の下にある組織部門と、その組織部門が属する構成グループをメモしておきます。
  6. 左側にある [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [ドライブとドキュメント] をクリックします。
  7. [共有設定] 次に [共有ドライブの作成] をクリックします。
  8. [管理者権限を持つユーザーが、以下の設定をオーバーライドできるようになります] オプションを見つけます。ユーザーの組織部門または設定グループのチェックボックスがオフになっている場合、ユーザーは共有設定を変更できません。
  9. 管理者が共有ドライブのデフォルト設定をオーバーライドできるようにする場合は、どのように権限を付与するかを検討してください。
    1. 組織部門内のすべてのマネージャーが設定を更新できるようにするには、最初のチェックボックスをオフにして [保存] または [オーバーライド] をクリックします。
    2. 組織部門内の全員が設定を更新できないようにする場合は、共有設定の更新権限を持つ設定グループを見つけるか作成して、ユーザーをそのグループに追加します。

管理者が共有設定を変更できない

Google Workspace のエディションを確認する。Business Starter をご利用の場合は、共有設定をデフォルトの「すべて許可する」にリセットすることのみ可能です。たとえば、別のエディションから Business Starter にダウングレードした場合、管理コンソールには、別のエディションを使用していたときに設定したデフォルトの共有設定が反映されることがあります。ただし、新しい共有ドライブはこの設定の影響を受けず、すべての共有が許可されます。

共有ドライブに管理者がいない

共有ドライブに管理者がいない場合、共有ドライブの一部の操作(メンバーの追加や削除など)を行うには管理コンソールを使用する必要があります。こうした状況では共有ドライブを有効に活用できていない可能性があります。この問題に対処するには、メンバーの誰かを管理者にするか、新しいメンバーを管理者として追加します。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [ドライブとドキュメント] にアクセスします。
  3. [共有ドライブの管理] をクリックします。
  4. 共有ドライブにカーソルを合わせ、[メンバーを管理] をクリックします。
  5. 管理者にするメンバーを指定し、アクセスレベルを変更して、[保存] をクリックします。現在のメンバーに管理者権限を持たせない場合は、メンバーを追加して管理者権限を付与します。詳しくは、管理者として共有ドライブを管理するをご覧ください。

共有ドライブにメンバーがいない

共有ドライブにメンバーがいない場合、その共有ドライブ内のファイルやフォルダにアクセスできるのは、それらが直接共有されているユーザーのみです。こうした状況では、ユーザーによる共有ドライブ内のファイルの共同編集機能が十分に活用されません。この問題に対処するには、メンバーを 1 人以上追加します。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [ドライブとドキュメント] にアクセスします。
  3. [共有ドライブの管理] をクリックします。
  4. 共有ドライブにカーソルを合わせ、[メンバーを管理] をクリックします。
  5. 少なくとも 1 人のメンバー(ユーザーまたはグループ)を追加します。1 人のメンバーに [管理者] 権限を付与すると、そのメンバーは他のユーザーやグループをメンバーとして追加できるようになります。管理者権限を付与しない場合は、すべてのファイルにアクセスできるユーザーやグループを追加する必要があります。詳しくは、管理者として共有ドライブを管理するをご覧ください。
  6. [管理者権限を持つユーザーが、以下の設定をオーバーライドできるようになります] オプションを見つけます。ユーザーの組織部門でチェックボックスがオフになっている場合、ユーザーは共有設定を変更できません。

共有ドライブ内のファイルやフォルダへのアクセスに関する問題

共有ドライブに移動されたファイルにアクセスできない

共有ドライブ内のファイルにアクセスするには、共有ドライブのメンバーであるか、そのファイルが直接共有されているか、直接共有されたファイルが入ったフォルダを所有している必要があります。

  • ユーザーが目的のファイルおよび共有ドライブ内のその他すべてのファイルとフォルダにアクセスする必要がある場合は、そのユーザーを共有ドライブのメンバーにします。
  • ユーザーが 1 つのファイルまたはフォルダのみにアクセスする必要がある場合は、その共有ドライブの管理者に、目的のファイルをそのユーザーと共有するよう依頼します。

共有ドライブ内のファイルに対するコメントや編集ができない

  1. 共有ドライブの閲覧者(コメント可)以上の権限があることを確認するようユーザーに依頼してください。
  2. ユーザーのライセンスが共有ドライブに対応していることを確認します(共有ドライブに対応するエディションについては、組織の共有ドライブを設定するをご覧ください)。ユーザーのライセンスでは共有ドライブを利用できない場合、直接共有されていないファイルは閲覧のみ可能です。ユーザーのライセンスを確認する方法は次のとおりです。
    1. Google 管理コンソールログインします。

      管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

    2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [ディレクトリ] 次に [ユーザー] に移動します。
    3. リストで目的のユーザーを見つけます。多数のユーザーがいる場合は、[フィルタを追加] をクリックし、リストを絞り込む方法(メールアドレスなど)を選択します。
    4. ユーザー名をクリックします。
    5. [ライセンス] をクリックします。

共有ドライブへのアクセスの詳細については、共有ドライブに対応していないライセンスを所有するユーザーのアクセスをご覧ください。

メンバーであるにもかかわらず共有ドライブにアクセスできない

管理者はファイルのコンテンツやアクセスしようとするユーザーに応じて、さまざまな方法でアクセスを防止できます。これらのポリシーは、共有ドライブまたは共有ドライブ内のファイルやフォルダの共有設定よりも優先されます。たとえば、共有ドライブの設定で外部ユーザーとの共有は許可されているものの、他のポリシーで許可されていない場合、外部ユーザーはメンバーであってもファイルにアクセスできません。

共有ドライブまたはその中のファイルへのアクセスを防止するポリシーには、次のようなものがあります。

  1. ドライブの共有設定によって、共有ドライブにアクセスできない場合があります。特定のユーザーにアクセス権を付与する必要がある場合は、そのユーザーとの共有が許可されている組織部門に共有ドライブを割り当てます。
  2. 信頼ルールを設定している場合、ユーザーが共有ドライブにアクセスできなくなる可能性があります。
  3. DLP ルールを設定している場合、ユーザーが特定のファイルにアクセスできなくなる可能性があります。

フォルダを共有ドライブ内外に移動する際の問題

共有ドライブにフォルダを移動できない

ユーザーは、次の理由により、フォルダを共有ドライブに移動できないことがあります。

  • フォルダ内に移動できないファイルが多すぎる。この場合、管理者としてフォルダを移動してみてください。
  • フォルダ内のファイルが多すぎる。コンテンツをサブフォルダに分けて移動するよう依頼してください。
  • 移動により共有ドライブの制限を超える。別の共有ドライブの作成を検討してください。

詳しくは、ファイルやフォルダを共有ドライブに移動するをご覧ください。

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