会社で所有しているデバイスをインベントリに追加する

管理者は、会社が所有するパソコンとモバイル デバイスのインベントリを管理して、デバイスの種類や割り当て先などの詳細を確認できます。会社所有デバイスのインベントリに登録されたデバイスには、組織のデータにアクセスする権限が自動的に付与されます。管理者には、使われていないデバイスのリストがメールで届きます。

注: 会社で所有している iPhone と iPad は、Apple Business Manager または Apple School Manager で追加されると、会社所有デバイスのインベントリに自動的に追加されます。そのため、この記事にある対応を行う必要はありません。詳しくは、会社所有の iOS デバイスの管理を設定するをご覧ください。

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各デバイスの OS 要件
デバイスの種類 要件
エンドポイント
  • Apple Mac、Chrome Enterprise Upgrade が適用されている Chrome OS、Linux、Microsoft Windows
  • Endpoint Verification(エンドポイントの確認)
  • この機能に対応しているエディション: Frontline StarterFrontline Standard、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Endpoint Education Upgrade、EssentialsEnterprise EssentialsEnterprise Essentials Plus、G Suite Basic、G Suite Business、Cloud Identity Free、Cloud Identity Premium。 エディションの比較
Android
  • Android 6.0(Marshmallow)以降のデバイス
  • モバイルの詳細管理
  • この機能に対応しているエディション: Frontline Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Endpoint Education Upgrade、G Suite Business、Cloud Identity Premium。エディションの比較

注: 組織でゼロタッチ登録を使って Android デバイスを導入する場合、またはデバイスの設定時にユーザーがデバイスの所有権を会社に割り当てる場合、そうしたデバイスは管理者が追加しない限り会社所有のインベントリには登録されません。

iPhone、iPad
  • iOS 11 以降のデバイス
  • モバイルの詳細管理
  • この機能に対応しているエディション: Frontline Standard、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Endpoint Education Upgrade、Cloud Identity Premium。 エディションの比較
デバイスの割り当て
  • デバイスをインベントリに追加する際、その一環でデバイスをユーザーに割り当てることはしません。デバイスの割り当ては、ユーザーが自分の仕事用アカウントをデバイスに追加するときに行われます。
  • ユーザーに貸与済みのデバイスでも会社所有のインベントリに追加できます(Android ユーザーは、デバイスを初期状態にリセットして再登録するよう求められることがあります)。
  • 基本管理のみが設定されているデバイスについては、シリアル番号はレポートされず、割り当て先のユーザーが管理コンソールに表示されることもありません。
ほとんどの管理機能に対応するよう Android デバイスを追加する

会社で所有している Android デバイスをインベントリに登録するには、このページの説明に沿ってデバイスを追加する必要があります。

会社所有のインベントリにデバイスを追加すると、次の表に示す詳細な管理設定が表示されます。

Android デバイスの管理機能 会社所有のインベントリに追加したデバイス * ゼロタッチ登録を設定したデバイス(インベントリには追加しない) ユーザーが所有権を割り当てたデバイス(インベントリには追加しない)
デバイスを会社所有のインベントリに登録する  ✔    
デバイスの承認を省く  ✔    
使われていない会社所有デバイスに関するレポートを受け取る  ✔    
デバイスを初期状態にリセットした後も会社所有のままにする  ✔  ✔  
Android モバイル デバイスに設定を適用する  ✔  ✔
デバイスをロックしてパスワードを再設定する  ✔  ✔  ✔
バックアップをブロックする  ✔  ✔  ✔

* 仕事用プロファイルが設定された Android デバイスではサポートされていません。仕事用プロファイルが設定されたデバイスを会社所有のインベントリに追加すると、そのデバイスを会社所有のインベントリから削除するか、デバイスを出荷時の設定にリセットするまで、仕事用データの同期がブロックされます。

インベントリにデバイスを追加する

インベントリにデバイスを追加するには、Google 管理コンソールでデバイスのシリアル番号を読み込みます。
  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン 次に [デバイス]次に[モバイルとエンドポイント]次に[会社所有のインベントリ] の順に移動します。
  3. 上部にある「会社所有デバイスをインポート」アイコン をクリックします。
  4. 読み込むデバイスの種類を選択し、[インポート用テンプレートをダウンロード] をクリックします。
  5. ファイルごとに最大 100,000 件のエントリを入力し、デバイスごとに改行します(より多くのデバイスを追加するには、複数のファイルをアップロードしてください)。
    1. テンプレートファイルを開きます。
    2. 1 つまたは複数のデバイスのシリアル番号と、必要に応じてアセットタグを入力します(アセットタグは、会社がデバイスを追跡するために使用できる文字列です)。
      例:
      Serial Number (mandatory),Asset Tag
      R84534UIF824-123-234,W123
      U83452BDU424-232-694,W442

      アセットタグを含めない場合は、次のいずれかの方法でファイルの形式を正しく整えます。

      • ファイル ヘッダーの「,Asset Tag」を削除します。(カンマも必ず削除してください)。
      • 各シリアル番号の後にカンマを挿入します。
  6. ファイルを保存します。
  7. 管理コンソールに戻り、[ファイルをアップロード] をクリックします。
  8. デバイスのシリアル番号を含む CSV ファイルを選択し、[インポート] をクリックします。ファイルにエラーがある場合は、エラー メッセージでどういった問題かが報告されます。
    • 修正したファイルをアップロードするには、エラーを修正して [新しいファイルをアップロード] をクリックします。
    • エラーが一部の行だけに該当する場合、その他の行は読み込めます。[続行] をクリックします。エラーのある行の値は読み込まれません。
  9. インポートが完了すると、結果の概要が記載されたメールが届きます。行番号、値、アップロード ステータスが示されたアップロード ログをダウンロードすることもできます。

次のステップ

インベントリの作成後は、以下を行えるようになります。

  • 会社所有デバイスのインベントリを確認、管理する詳細
  • 使われていない会社所有デバイスに関するレポートを受け取る詳細

関連トピック


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