既存のアカウントを検索、管理する

既存の Google アカウントを持つユーザーを見つけて管理するには、管理対象に含まれないユーザー用の移行ツールを使用します。このツールを使用すると、組織のメールアドレスを個人の Google アカウントで使用しているユーザーがいないかどうかを調べることができます。競合するアカウントについてはこちらをご覧ください。

競合するアカウントを持つユーザーがいる場合は、個人の Google アカウントを組織の管理対象の Google アカウントに移行するよう依頼してください。リクエストの送信対象となったユーザー、承諾したユーザー、拒否したユーザーも確認できます。

この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。

管理対象外のアカウントが多数ある場合

アカウントのリストをスプレッドシート(CSV ファイル)にダウンロードすると、次のことができます。

  • ユーザーの招待ステータスをより簡単に確認する
  • スプレッドシートを更新して管理コンソールにアップロードすることで、招待状をまとめて送信、再送信、キャンセルする
  • LDAP サーバーにあるアカウントとの比較など、より詳細な分析に使用する

アカウント移行の影響

個人の Google アカウントを Google Workspace の管理対象ユーザー アカウントに移行すると、アカウントは次のようになります。

  • 個人のアカウントに戻すことはできません。
  • ルート組織部門に追加されます。アカウントの移管後は、ユーザーを別の組織部門に移動できます。詳しくは組織部門についてのページをご覧ください。

移行したアカウントでは次のサービスを利用できるようになります。

これらの記事に記載されていないサービスについては、個人のアカウントを管理対象アカウントに移行した後に必ずしも正常に機能するとは限りません。

個人のアカウントを移行した場合、一部の Google サービスのデータとコンテンツが失われます。たとえば、Google AdSense、Google アナリティクス、Google Finance、Google マップ、Google マイビジネス、Google Nest、Google Pay またはウォレット、Google Play アプリ、YouTube などのサービスが該当します。

ユーザーには、アカウントを移行する前に自身のアカウント情報を確認してダウンロードしてもらうことをおすすめします。

始める前に

  • TXT レコードまたは CNAME レコードによるドメインの所有権確認が済んでいることをご確認ください。詳しくは、ドメイン所有権の確認についてのページをご覧ください。
  • Google アカウントを作成する前に MX レコードを変更した場合は、ユーザーに移行リクエストが届くように、転送ルールまたはキャッチオール アドレスを設定します。詳しくは、MX レコードの変更によるメールの返送を回避するをご覧ください。
  • 個人アカウントを管理対象アカウントに移行すると、現在のすべての Google Workspace ポリシーが管理対象アカウントに適用されるため、アカウント データが失われる場合があります。たとえば、アカウントに割り当てられているライセンスが不十分な場合や、保持ルールが適用されている場合に、データが失われることがあります。

潜在する競合を見つけて移行リクエストを送信する

競合しそうなアカウントを持つユーザーを確認する
  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[ユーザー] にアクセスします。

  3. ページの右上にある [その他] > [管理対象に含まれないユーザー用の移行ツール] をクリックします。
    [管理対象外のユーザー] ページに、現在管理対象外となっている全ユーザーのリストが表示されます。

ヒント: 管理コンソールのホームページで、管理対象外のユーザーのリストを開くこともできます。

  1. ホームページの右上にある開くアイコン "" をクリックします。
  2. [ツール] の [管理対象に含まれないユーザー用の移行ツール] をクリックします。
いるはずのユーザーが表示されない理由
  • 同期データの更新が追いついていない。通常、これが発生するのは、ドメインの所有権の証明を行ったばかりの場合です。すべてのアカウントが表示されるようになるまでには、最大 24 時間ほどかかることがあります。
  • ユーザーがエイリアス ドメインに属している。エイリアス ドメインのアカウントは移行できません。アカウントを移行できるのは、メールアドレスのドメインがプライマリ ドメインまたはセカンダリ ドメインである場合のみです。
  • ユーザーの組織のメールアドレスが、アカウントの予備のメールアドレスとして設定されている。アカウントを移行できるのは、ユーザーのメインのメールアドレスが組織のメールアドレスである場合のみです。このユーザーを作成すると、既存のアカウントから予備としての組織のメールアドレスが削除されます。
  • ユーザーのメールアドレスにサポートされていない特殊文字が含まれている。アカウントを移行するには、特殊文字を使用しないユーザー名に変更する必要があります。
アカウントを組織に移行するようユーザーにリクエストを送信する

アカウントの移行リクエストがまだ送信されていない場合は、ユーザーの [リクエストのステータス] 列に [未招待] と表示されます。

[未招待] のユーザーのみを表示するには:

  1. [フィルタを追加] 次に [リクエストのステータス] をクリックします。
  2. [未送信] を選択して [適用] をクリックします。 
    選択したユーザーのリストが表示されます。

1 人のユーザーに移行リクエストを送信するには:

  1. ユーザーのメールアドレスにカーソルを合わせます。
    最後の列の右側に [移行リクエストをメールで送信] が表示されます。
  2. [移行リクエストをメールで送信] をクリックします。
    移行リクエストが送信されると、確認メッセージが届きます。ユーザーのステータスが [招待済み] に変わります。

    注: 複数のユーザーに対するリクエストの一括送信は、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、後述の CSV ファイルを使用して移行リクエストを送信、管理するをご覧ください。

複数のユーザーに移行リクエストを送信するには:

  1. 未招待ユーザーのリストの上部にある [ユーザーのメール] ボックスをクリックします。
    画面に選択したユーザー数と [移行リクエストをメールで送信] ボタンが表示されます。
  2. [移行リクエストをメールで送信] をクリックします。  
    移行リクエストが一括送信されると、確認メッセージが届きます。各ユーザーのステータスが [招待済み] に変わります。

    詳しくは、ユーザーによる移行リクエストへの対応をご覧ください。
アカウントの移管リクエストを管理する

組織の管理対象の Google アカウントに移行するよう求められたユーザーの [リクエストのステータス] 列には、[リクエスト送信済み] と表示されます。左側の [リクエスト送信済み] を選択して [適用] をクリックすると、リクエストを保留にしているすべてのユーザーが表示されます。

移行リクエストの送信後には、次のいずれかの操作を行うことができます。

  • 移行リクエストを再送信する
  • 移行リクエストをキャンセルする
1 人のユーザーに移行リクエストを再送信するには:
  1. ユーザーのメールアドレスにカーソルを合わせます。
  2. [移行リクエストを再送信] をクリックします。
    移行リクエストが送信されると、確認メッセージが届きます。ユーザーの [送信済みのリクエスト] の数が 1 増えます。

    注: 複数のユーザーに対するリクエストの一括再送信は、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、後述の CSV ファイルを使用して移行リクエストを送信、管理するをご覧ください。

複数のユーザーに移行リクエストを再送信するには:

  1. 招待済みユーザーのリストの上部にある [ユーザーのメール] ボックスをクリックします。
    画面に選択したユーザー数と [移行リクエストを再送信] ボタンが表示されます。
  2. [移行リクエストを再送信] をクリックします。  
    移行リクエストが一括送信されると、確認メッセージが届きます。各ユーザーの [送信済みのリクエスト] の数が 1 増えます。

1 人のユーザーの移行リクエストをキャンセルするには:

  1. ユーザーのメールアドレスにカーソルを合わせます。
  2. [移行リクエストをキャンセル] をクリックします。
    キャンセル リクエストが送信されると、確認メッセージが届きます。ユーザーのメールが [送信済み] リストから削除され、ユーザーの [リクエストのステータス] が [未招待] に変わります。

    注: 複数のユーザーに対するリクエストの一括キャンセルは、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、後述の CSV ファイルを使用して移行リクエストを送信、管理するをご覧ください。

複数のユーザーの移行リクエストをキャンセルするには:

  1. 招待済みユーザーのリストの上部にある [ユーザーのメール] ボックスをクリックします。
    画面に選択したユーザー数と [移行リクエストをキャンセル] ボタンが表示されます。
  2. [移行リクエストをキャンセル] をクリックします。  
    キャンセル リクエストが一括送信されると、確認メッセージが届きます。各ユーザーのメールが [送信済み] リストから削除され、ユーザーの [リクエストのステータス] が [未招待] に変わります。

CSV ファイルを使用して移行リクエストを送信、管理する

ステップ 1: 管理対象外のユーザーのリストをダウンロードする
  1. 管理対象に含まれないユーザー用の移行ツールを起動します。詳しくは、前述の競合しそうなアカウントを持つユーザーを確認するをご覧ください。
  2. ページの上部にある [ユーザーの一括アップロード] をクリックします。
  3. [管理対象外のユーザーの一覧を CSV ファイル形式でダウンロード] をクリックして、カンマ区切り値(.csv)ファイルをダウンロードします。

    タスクリストが自動的に開き、ダウンロードの処理状況が表示されます。

  4. 処理が完了したら、[CSV 形式でダウンロード] をクリックします。
  5. Google スプレッドシートや Microsoft Excel などのスプレッドシート対応のアプリケーションで CSV ファイルを開きます。

    このファイルには、更新可能な情報が含まれた必須の列と読み取り専用の列が含まれています。

ステップ 2: ファイルを更新して招待を送信またはキャンセルする
  1. スプレッドシートで、すべての必須の列の情報を更新します。
    • User email - username@example.com の形式で入力します。
    • (Re) Send transfer requests - [Yes] または [No] のいずれかを入力します。
    • Cancel transfer requests - [Yes] または [No] のいずれかを入力します。
  2. スプレッドシートを CSV ファイル(.csv)形式で保存します。ステータスの変更は、ファイルのアップロード時に行われます。

注:

  • 以下の列の情報は読み取り専用です。これらの列は、更新した CSV ファイルをアップロードする際に、残しておくことも削除することもできます。
    • Requests sent
    • Requests status
    • Requests modified
  • CSV ファイルに他の列を追加しても、ファイルをアップロードする際に無視されます。
  • CSV ファイルに他のアカウントを追加しても、ファイルをアップロードする際に無視されます。
ステップ 3: ファイルをアップロードして更新を処理する
  1. [ユーザー] ページの上部にある [ユーザーの一括アップロード] をクリックします。
  2. [CSV ファイルを添付] をクリックします。
  3. パソコン上で CSV ファイルがある場所に移動し、ファイルを添付します。
  4. [アップロード] をクリックします。エラーが表示された場合は、不足している情報をスプレッドシートに入力し、もう一度ファイルをアップロードします。詳しくは、後述の一般的なエラーをご覧ください。

    タスクリストが自動的に開き、アップロードの処理状況が表示されます。処理が完了すると、管理者宛てにレポートがメールで届きます。

    処理中にエラーが発生した場合は、タスクリストのログファイルをダウンロードしてください。詳しくは、後述の一般的なエラーをご覧ください。

一般的なエラー

CSV ファイルをアップロードする際に、これらのエラーが表示される場合があります。

エラー 原因 / 解決策
ファイルが空です ファイルに情報が含まれていません。
ファイル形式が不適切であるか、列名が不明です

ファイルには [User email [Required]]、[(Re)Send transfer requests [Required]]、[Cancel transfer requests [Required]] という名の列が含まれている必要があります。

上記のように、列の名前の大文字と小文字、および列の順序が正しいことを確認してください。

ファイルには「column name」列が必要です 必須の列がありません。


ログファイルに関する一般的なエラー

エラー 原因 / 解決策
Row nn: INVALID_COLUMN NAME(行 nn: 列名が無効) 必須の列に無効な文字が含まれています(ユーザーのメールアドレスにスペースが含まれているなど)。または、特定の行に列がありません。
Row nn: INVALID_EMPTY(行 nn:空白が無効) 必須の列の情報が不足しています(YesNo など)。

ユーザーの対応状況を確認する

ユーザーによる移行リクエストへの対応

管理者が送信する移行リクエストのメールには、[アカウントを移行] というリンクが含まれています。ユーザーがこのリンクをクリックすると、個人の Google アカウントにログインしていない場合はログインするように求められます。

移行を開始するにあたって、ユーザーは規約に同意する必要があります。契約について詳しくは、ユーザーのデータへの影響をご覧ください。

ユーザーが移行を承諾すると、ステータスは「承諾しました」に変わります。これらのユーザーのみを表示するには、左側の [承諾しました] を選択します。

ユーザーが移行リクエストを拒否した場合

ユーザーがメールの [リクエストを拒否] をクリックすると、ステータスは [不承認] に変わります。管理対象の Google アカウントを作成すると、次回のログイン時に個人アカウントの名前を変更するよう求められます。

リクエストを拒否したすべてのユーザーを表示するには、左側の [不承認] を選択します。ユーザーが誤って拒否した場合、管理者は新しい移行リクエストを送信できます。

ユーザーが移行リクエストを無視した場合

管理者は、組織の管理対象の Google アカウント内に、ユーザーと同じメールアドレスでアカウントを作成することができます。管理対象の Google アカウントを作成すると、次回ログイン時に個人アカウントの名前を変更するよう求められます。

ユーザーのデータへの影響

ユーザーが転送リクエストを承認すると、次のことができるようになります。

  • アカウントを管理する。

    注: 新しい Google アカウントでは、移行前にユーザーが作成した Google サイトや予備カレンダーを管理できません。

  • アカウント内のデータにアクセスし、削除する。
  • Google サービスへのアクセスを制限する。

ユーザーが個人アカウントの名前を変更すると、個人アカウントのデータは次のようになります。

  • 個人アカウントにとどまる。
  • 安全で、自分だけがアクセスできる。
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