移行ツールを使用して管理対象外ユーザーを移行する

この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。

組織にユーザーを追加するにあたり、管理対象に含まれないユーザー用の移行ツールを使って、管理対象外の個人の Google アカウントがあるかどうかをご確認ください。管理対象外のアカウントがない場合は、ユーザーの追加方法をご覧ください。

移行ツールを使用すると、管理対象外のユーザーを確認して、そうしたユーザーをドメインに招待できます。表示された個々のユーザーにメールを送信して、個人アカウントを Google Workspace アカウントに移行するようリクエストします。後でリクエストのステータスを確認することができ、必要に応じてリクエストをキャンセルすることもできます。

ユーザーがアカウント移行のリクエストを承諾した場合、管理者は、そのユーザーのデータへのアクセス権を付与され、そのアカウントを管理できるようになります。ユーザーがリクエストを拒否または無視した場合、個人の(管理対象外の)アカウント名を別のメールアドレスに変更するように求められます。この場合、個人アカウントのデータにアクセスしてそれを管理できるのは、その従業員のみです。

注:

  • 複数のユーザーに対するリクエストの一括送信は、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、CSV を使用して管理対象外ユーザーを移行するをご覧ください。
  • 管理対象外の一般ユーザーがファミリー グループのメンバーになっている場合、そのユーザーを管理対象の Google Workspace アカウントに移行することはできません。

管理対象外のアカウントがあるかどうかを確認する

管理対象外のアカウントを持つユーザーを検索する
  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン "" 次に "" [ディレクトリ] 次に [ユーザー] に移動します。

  3. ページの右上にある [その他] > [管理対象に含まれないユーザー用の移行ツール] をクリックします。
    [管理対象外のユーザー] ページに、現在管理対象外となっている全ユーザーのリストが表示されます。

管理コンソールのホームページで、管理対象外ユーザーのリストを開くこともできます。

  1. ホームページの右上にある開くアイコン "" をクリックします。
  2. [ツール] の [管理対象に含まれないユーザー用の移行ツール] をクリックします。
いるはずのユーザーが表示されない理由
  • 同期データの更新が追いついていない。通常、これが発生するのは、ドメインの所有権の証明を行ったばかりの場合や、管理対象外のアカウントを最近作成した場合です。すべてのアカウントが表示されるようになるまでには、最長 24 時間ほどかかることがあります。
  • ユーザーがエイリアス ドメインに属している。エイリアス ドメインのアカウントは移行できません。アカウントを移行できるのは、メールアドレスのドメインがプライマリ ドメインまたはセカンダリ ドメインである場合のみです。
  • ユーザーの組織のメールアドレスが、アカウントの予備のメールアドレスとして設定されている。アカウントを移行できるのは、ユーザーのメインのメールアドレスが組織のメールアドレスである場合のみです。このユーザーを作成すると、既存のアカウントから予備としての組織のメールアドレスが削除されます。
  • ユーザーのメールアドレスにサポートされていない特殊文字が含まれている。アカウントを移行するには、特殊文字を使用しないユーザー名に変更する必要があります。

管理対象外のアカウントがある場合

移行ツールを使って、次の 2 つのオプションを利用できます。

  • オプション 1: 移行ツールを使用して、ユーザーに管理対象外のアカウントの移行をリクエストする。
  • オプション 2: ユーザーに管理対象外のアカウント名の変更を依頼し、Google Workspace とは別にこのアカウントを使用してもらう。

権限の付与手順については、以下をご覧ください。

変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細

オプション 1: ユーザーに管理対象外のアカウントの移行を依頼する

アカウントを組織に移行するようユーザーにリクエストを送信する

アカウントの移行リクエストがまだ送信されていない場合は、ユーザーの [リクエストのステータス] 列に [未招待] と表示されます。

[未招待] のユーザーのみを表示するには:

  1. [フィルタを追加] 次に [リクエストのステータス] をクリックします。
  2. [未送信] を選択して [適用] をクリックします。 
    選択したユーザーのリストが表示されます。

1 人のユーザーに移行リクエストを送信するには:

  1. ユーザーのメールアドレスにカーソルを合わせます。
    最後の列の右側に [移行リクエストをメールで送信] が表示されます。
  2. [移行リクエストをメールで送信] をクリックします。
    移行リクエストが送信されると、確認メッセージが届きます。ユーザーのステータスが [招待済み] に変わります。

    注: 複数のユーザーに対するリクエストの一括送信は、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、CSV を使用して管理対象外ユーザーを移行するをご覧ください。

複数のユーザーに移行リクエストを送信するには:

  1. 未招待ユーザーのリストの上部にある [ユーザーのメール] ボックスをクリックします。
    画面に選択したユーザー数と [移行リクエストをメールで送信] ボタンが表示されます。
  2. [移行リクエストをメールで送信] をクリックします。  
    移行リクエストが一括送信されると、確認メッセージが届きます。各ユーザーのステータスが [招待済み] に変わります。

    詳しくは、ユーザーによる移行リクエストへの対応をご覧ください。

アカウントの移行による影響について詳しくは、移行ツールを使用する前にをご覧ください。

アカウントの移管リクエストを管理する

組織の管理対象の Google アカウントに移行するよう求められたユーザーの [リクエストのステータス] 列には、[リクエスト送信済み] と表示されます。左側の [リクエスト送信済み] を選択して [適用] をクリックすると、リクエストを保留にしているすべてのユーザーが表示されます。

移行リクエストの送信後には、次のいずれかの操作を行うことができます。

  • 移行リクエストを再送信する
  • 移行リクエストをキャンセルする
1 人のユーザーに移行リクエストを再送信するには:
  1. ユーザーのメールアドレスにカーソルを合わせます。
  2. [移行リクエストを再送信] をクリックします。
    移行リクエストが送信されると、確認メッセージが届きます。ユーザーの [送信済みのリクエスト] の数が 1 増えます。

    注: 複数のユーザーに対するリクエストの一括再送信は、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、CSV を使用して管理対象外ユーザーを移行するをご覧ください。

複数のユーザーに移行リクエストを再送信するには:

  1. 招待済みユーザーのリストの上部にある [ユーザーのメール] ボックスをクリックします。
    画面に選択したユーザー数と [移行リクエストを再送信] ボタンが表示されます。
  2. [移行リクエストを再送信] をクリックします。  
    移行リクエストが一括送信されると、確認メッセージが届きます。各ユーザーの [送信済みのリクエスト] の数が 1 増えます。

1 人のユーザーの移行リクエストをキャンセルするには:

  1. ユーザーのメールアドレスにカーソルを合わせます。
  2. [移行リクエストをキャンセル] をクリックします。
    キャンセル リクエストが送信されると、確認メッセージが届きます。ユーザーのメールが [送信済み] リストから削除され、ユーザーの [リクエストのステータス] が [未招待] に変わります。

    注: 複数のユーザーに対するリクエストの一括キャンセルは、手動で行うことも、CSV ファイルを使用して行うこともできます。詳しくは、CSV を使用して管理対象外ユーザーを移行するをご覧ください。

複数のユーザーの移行リクエストをキャンセルするには:

  1. 招待済みユーザーのリストの上部にある [ユーザーのメール] ボックスをクリックします。
    画面に選択したユーザー数と [移行リクエストをキャンセル] ボタンが表示されます。
  2. [移行リクエストをキャンセル] をクリックします。  
    キャンセル リクエストが一括送信されると、確認メッセージが届きます。各ユーザーのメールが [送信済み] リストから削除され、ユーザーの [リクエストのステータス] が [未招待] に変わります。

アカウントの移行による影響について詳しくは、移行ツールを使用する前にをご覧ください。

オプション 2: ユーザーにアカウント名の変更を強制する

重要: ユーザーにアカウント名を変更するよう求める場合、管理対象外アカウントは個別の Google アカウントとして維持されるようになり、Google Workspace には含まれなくなります。

2 つのアカウントでは同じメールアドレスを使用できません。そのため、競合するアカウントを持つユーザーが管理対象外のアカウントを移行しない場合は、名前を変更する必要があります。個人のアカウント名の変更はすべてユーザーが管理する必要があり、管理者が介入することはできません。

ユーザーにアカウント名の変更を要求するには、次の操作を行います。

  1. 個人用アカウントで使用したメールアドレスで、ユーザーを管理対象の Google Workspace アカウントに追加します。詳しくは、ユーザーの追加方法をご覧ください。
  2. ユーザーに、個人用アカウントにログインして、次のいずれかの方法でそのアカウントに関連付けられているメールアドレスを変更していただくよう伝えます。
    • 新しい Gmail アドレスでアカウントを作成します。
    • 管理対象外のアカウントを、すでに所有している Gmail 以外のアドレスに変更します。
    • Google が提供する一時的なユーザー名(jane%mydomain.com@gtempaccount.com など)を使用して Google Workspace にログインします。
  3. ユーザーが管理対象外のアカウント名をすでに所有している Gmail 以外のアドレスに変更し、管理者が現在のメールアドレスを維持することを選択する場合は、以下の操作を行います。
    1. ユーザーの Gmail アドレスを削除し、新しい Gmail アドレスを設定します。
    2. 新しいアドレスでメールを確認するようユーザーに伝えます。
    3. アカウント名をユーザーのメインのメールアドレスに変更します。
    4. 管理対象に含まれないユーザー用の移行ツールを使用して、ユーザーを Google Workspace に招待します。
  4. ユーザーが Google 提供の一時的なユーザー名を使用して Google Workspace にログインする場合、ユーザーがログインするたびにアカウント名を変更するよう求めるメッセージが表示されます。これは他のオプションのいずれかを選択するまで表示されます。

ユーザーの対応状況を確認する

ユーザーによる移行リクエストへの対応

管理者が送信する移行リクエストのメールには、[アカウントを移行] というリンクが含まれています。ユーザーがこのリンクをクリックすると、個人の Google アカウントにログインしていない場合はログインするように求められます。

移行を開始するにあたって、ユーザーは規約に同意する必要があります。契約について詳しくは、ユーザーのデータへの影響をご覧ください。

ユーザーが移行を承諾すると、ステータスは「承諾しました」に変わります。これらのユーザーのみを表示するには、左側の [承諾しました] を選択します。

ユーザーが移行リクエストを拒否した場合

ユーザーがメールの [リクエストを拒否] をクリックすると、ステータスは [不承認] に変わります。管理対象の Google アカウントを作成すると、次回のログイン時に個人アカウントの名前を変更するよう求められます。

リクエストを拒否したすべてのユーザーを表示するには、左側の [不承認] を選択します。ユーザーが誤って拒否した場合、管理者は新しい移行リクエストを送信できます。

ユーザーが移行リクエストを無視した場合

管理者は、組織の管理対象の Google アカウント内に、ユーザーと同じメールアドレスでアカウントを作成することができます。管理対象の Google アカウントを作成すると、次回ログイン時に個人アカウントの名前を変更するよう求められます。

ユーザーのデータへの影響

ユーザーが転送リクエストを承認すると、次のことができるようになります。

  • アカウントを管理する。

    注: 新しい Google アカウントでは、移行前にユーザーが作成した Google サイトや予備カレンダーを管理できません。

  • アカウント内のデータにアクセスし、削除する。
  • Google サービスへのアクセスを制限する。

ユーザーが個人アカウントの名前を変更すると、個人アカウントのデータは次のようになります。

  • 個人アカウントにとどまる。
  • 安全で、自分だけがアクセスできる。
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