ユーザーのデータを書き出す

すべてのデータを書き出す方法については、組織のすべてのデータを書き出すをご確認ください。

この機能に対応しているエディション: Enterprise Plus、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Enterprise Essentials Plus、Google Workspace Assured Controls エディションの比較

データ エクスポート ツールを使用すると、組織のデータの一部またはすべてを Google Cloud Storage アーカイブに書き出してダウンロードできます。組織によっては、データセット全体ではなく、特定のデータのみの書き出しが必要になる場合があります。たとえば、セールス部門が生成したコンテンツのみを書き出す場合などです。

目次

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ステップ 1: ユーザーのデータを書き出す

この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。

  1. 管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。

    管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。

  2. [データのエクスポート] に移動します。
  3. [新しいエクスポートを設定] をクリックします。
  4. [名前] ボックスに、書き出すデータに付ける名前を入力します。
  5. [範囲] ボックスで、書き出すユーザーのデータを選択します。

    管理者のみが利用できるデータを含めて、組織のすべてのデータを書き出すには、[すべてのユーザーデータをエクスポートする] を選択して、次のステップをスキップします。詳しくは、組織のすべてのデータを書き出すをご覧ください。

    選択したユーザーのデータを書き出すには、[特定のユーザーのデータをエクスポートする] を選択し、組織部門、グループ、個々のユーザー名のいずれを使用してユーザーを識別するかを選択します。
     
  6. 書き出す組織部門、グループ、ユーザー名を指定します。
    [追加] ボックスをクリックして選択し、[完了] をクリックします。

    組織部門を選択すると、選択した組織部門に直接属するメンバーのデータのみが書き出されます。下位組織部門のメンバーのデータは書き出されません。たとえば、「財務」組織部門に「欧州」と「アジア」の 2 つの下位組織部門があるとします。書き出し対象として「財務」組織部門を選択した場合、「財務」に直接属するユーザーのデータのみが書き出され、「欧州」と「アジア」の組織部門のデータは書き出されません。
     
  7. (任意)継続的エクスポートを設定します。
    [継続的エクスポート] ボックスで、チェックボックスをオンにします。

    注: [継続的エクスポート] が表示されるのは、Assured Controls アドオンを使用している組織のみです。
  8. [エクスポート先] ボックスで、書き出したデータを保存する場所を選択します。
    データ エクスポート ツールは、ユーザーデータを Google が提供する Cloud Storage バケットまたはお客様が所有する Cloud Storage バケットに書き出すことができます。詳しくは、データの書き出し先をご覧ください。

    Google が提供する一時的な Cloud Storage バケットを使用するには、[Google 提供の Cloud バケット] を選択し、バケットの言語 / 地域として [米国]、[ヨーロッパ]、[指定しない] のいずれかを選択します。
    注: Google が提供する一時的な Cloud Storage バケットは、継続的エクスポートには使用できません。

    独自の Cloud Storage バケットを選択するには、[使用中のバケット] を選択し、作成したバケットの名前を入力します。
  9. [エクスポートを開始] をクリックします。

データの書き出しを開始すると、書き出しがもうすぐ始まることを知らせるメールが組織のすべての特権管理者に届きます。実際の書き出しが開始されるのは、書き出し処理の開始から 48 時間後になります。この待機時間は、組織データの安全性を確保するためのものです。

データの書き出しは通常 72 時間ほどで完了しますが、書き出すデータ量によっては最長で 14 日ほどかかる場合があります。処理が完了すると、すべての特権管理者に通知メールが届きます。書き出したデータはすべての特権管理者が閲覧できます。

注: 自分が開始した書き出しの実行中に、ご利用の Google アカウントの特権管理者権限が失われた場合、その書き出しは自動的にキャンセルされます。データの書き出しは行われず、書き出しに失敗したことを示すメール通知が他の特権管理者に送信されます。

ステップ 2: 書き出したデータを確認、ダウンロードする

[データのエクスポート] の表から詳細ビューを開くと、次のことを行えます。

  • 書き出しの対象範囲を確認する
  • 書き出しのステータスを確認する
  • アーカイブを表示する
  • 書き出しに失敗した場合に修復する
  1. 管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。

    管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。

  2. [データのエクスポート] に移動します。
  3. [データのエクスポート] の表で、書き出したデータの名前をクリックします。
    詳細ビューが開きます。
  4. [範囲] で、書き出しが行われたグループまたは組織部門を確認します。
  5. [ステータス] で、書き出しが適切に行われたか、あるいは問題が発生したかを確認できます。
    • 失敗 - データは書き出されませんでした
    • エラー - 一部のデータがアーカイブに含まれていません
    • 完了 - すべてのデータが書き出されました
  6. アーカイブを表示するには、[操作] 次に [アーカイブを表示] をクリックします。
  7. 修復を実行するには、[操作] 次に [修復] をクリックします。
    注: 継続的エクスポートでは、修復(エクスポート エラーの再試行)は使用できません。データ エクスポート ツールは、次回のスケジュール設定された実行時にエクスポートを再試行します。

書き出したデータを確認してダウンロードする準備ができたら、以下の操作を行います。

  1. 修復を実行するには、Cloud Storage バケットのルートフォルダをクリックします。ルートフォルダには、ユーザー フォルダのリストが含まれています。各ユーザー フォルダには、そのユーザーのデータの zip ファイルが含まれています。
    注: 一部のデータ(共有ドライブ内のファイルなど)は、ユーザーではなくサービス アカウントが所有者です。エクスポート アーカイブでは、サービス アカウントには「リソース」という名前が付けられます。
  1. zip ファイルをクリックしてユーザーのデータをダウンロードします。
  2. ファイルを解凍して、ユーザーのデータをサービスごとに確認します。

継続的エクスポートを編集する

データ エクスポート ツールを使用すると、自動化された継続的エクスポートで作成されたアーカイブに「継続的」タグが付けられます。今後のエクスポートを停止または一時停止するには、そのアーカイブの [操作] プルダウンから [継続的エクスポートを無効にする] を選択します。ラベルが [無効] に変わります。継続的エクスポートを再開する準備ができたら、[継続的エクスポートをオンにする] を選択します。

今後のエクスポートに含めるデータを変更したり、別のエクスポート先を指定したりするには、[操作] プルダウンから [エクスポートを編集] を選択します。[エクスポートを編集] ページで必要な変更を行い、[エクスポートを更新] をクリックします。今後の書き出しでは、新しい設定が適用されます。

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