Box のモニタリング ポイント

まだご覧になっていない場合は、まず Google Workspace Migrate のベスト プラクティスをご確認ください。

Box のコンテンツを移行する前に、次の点をご確認ください。

Google Workspace Migrate のバージョン
2.1.8.1 より前のバージョンの Google Workspace Migrate をご使用の場合は、Box からデータを移行する前に、プラットフォームとノードを更新する必要があります。新しいバージョンの Google Workspace Migrate に更新しても、既存の設定がワイプされることはありません。詳しくは、ソフトウェアをアップグレードするをご覧ください。
ファイルのバージョン履歴
Box 用のデフォルトの設定テンプレートには移行するファイルの履歴情報が含まれているため、移行サイズが大幅に増加する可能性があります。Box の標準の API レート制限は低く設定されているため、負荷が上がると移行スケジュールに影響することが懸念されます。 

履歴の移行を無効にするには、設定テンプレートの [Migrate versions(複数バージョンを移行)] チェックボックスをオフにします。詳しくは、Box のコンテンツを移行するをご覧ください。

大量データを保有するユーザー アカウント
Box API の制限により、1 日に Google Workspace Migrate で処理できるオブジェクト数は、ユーザーあたり約 25 万個です。1 人のユーザーが 25 万個を超えるファイルまたはファイル バージョンを所有している場合は、処理に時間がかかることがあります。そのような場合は、データを移行する前に、ファイルの所有権を他のユーザーと分けることをご検討ください。
1 人のユーザーへの大量データの移行
1 人のユーザーの Google ドライブ アカウントに 40 万個以上のファイルを移行するには、より綿密な計画が必要です。移行負荷を多数のユーザー アカウントに分散するために、シャーディング ユーザーリストを使用します。

リストに追加するユーザー アカウントの数は、次のうち大きい方の値にします。

  • ドライブに移行するファイル 40 万個ごとに 1 アカウント
  • ノードあたり 10 アカウント

シャーディング ユーザーリストには仮の Google Workspace ユーザーを設定することをおすすめします。移行が完了したら、ユーザーを削除します。詳しくは、シャーディング ユーザーリストを作成するをご覧ください。

管理対象ユーザー アカウントの移行
Google Workspace Migrate では、単一の管理対象ユーザー アカウントからのデータ移行はサポートされていません。企業の管理者による単一の移行ですべてのアカウントを移行できるように計画してください。
共有ドライブへの移行
  • 一度にマイドライブと共有ドライブの両方にコンテンツを移行することはできないため、別々に移行する必要があります。
  • 共有ドライブに移行する場合は、共有ドライブの設定テンプレートを使用する必要があります。詳しくは、設定テンプレートについての記事をご覧ください。
制限付きの権限
制限付きの権限(親よりも少ない権限が子ファイルまたは子フォルダに割り当てられている状態)は、共有ドライブではサポートされません。移行元のアカウントで子ファイルまたは子フォルダの権限が親よりも少ない場合、権限は移行されません。
共有フォルダと共有ファイルの移行

共有フォルダと共有ファイルは、オーナーの Google Workspace にのみ移行されます。

たとえば、ユーザー 1 が作成した Box フォルダをユーザー 2 と共有している場合、このフォルダは Box では両方のユーザーの [すべてのファイル] に表示されます。ただし、このフォルダが移行されるのはユーザー 1 のドライブのみです。ユーザー 2 は、移行先アカウントのドライブで [共有アイテム] をクリックすると、ファイルにアクセスできます。詳しくは、ドライブで自分と共有されているファイルを確認するをご覧ください。

ドライブのアクセスレベル
ドライブにコンテンツを移行する場合は、移行先のユーザーに適切なアクセスレベルがあることを確認してから移行を実施してください。
  • 共有ドライブにデータを移行する場合は、ユーザーが共有ドライブのコンテンツ管理者または管理者である必要があります。詳しくは、共有ドライブのアクセスレベルをご覧ください。
  • ユーザーのマイドライブ内のフォルダにデータを移行する場合は、ユーザーがフォルダのオーナーである必要があります。
ドライブへの移行テストの実行
移行をテストした後に、移行先のドライブ アカウント内のフォルダやファイルを削除した場合は、移行前にゴミ箱を空にしてください。Google Workspace Migrate では ID に基づいてアイテムが追跡されるため、移行を再度実行すると、移行先のアカウントのゴミ箱からアイテムが復元されます。

ゴミ箱を空にするとこの問題は回避され、新たに移行できるようになります。

グループ

Google グループの場合は、まず移行先アカウントにグループを作成する必要があります。グループは移行処理で自動的には作成されません。

グループを移行する場合:

  • ID マッピングを使用して、移行元アカウントのグループを移行先アカウントの既存のグループにマッピングします。マッピングでの指定事項について詳しくは、ID マッピングを作成、管理するをご覧ください。
  • 新しいグループが移行先アカウントに表示されるまで、最長で 24 時間ほどかかることがあります。それまでは、スコープビューやマッピングのツリービューには表示されません。また、グループのマッピングが無効と表示される場合があります。
ドライブ内の複数の場所へのファイルとフォルダの移行
以下の条件を満たす場合は、Google Workspace Migrate によってドライブ内の新しい場所へのファイルまたはフォルダの再移行が試みられます。
  • ドライブから移行中で、移行元のアイテムに複数の親がある場合。
  • 移行元または移行先のアカウントでアイテムが移動された後で、そのアイテムが再移行された場合。
  • アイテムの移行先がマッピングで変更された後で、そのアイテムが再移行された場合。

再移行の結果は、アイテムの現行の場所と新しい場所に応じて異なります。両方の場所がマイドライブ内または同じ共有ドライブ内である場合、アイテムは新しい場所に移行されます。その他の場合はアイテムは移行されず、トランザクションが失敗します(エラーコード 1081344)。

移行先アカウントの共有ドライブへのアクセス
元のコンテンツ作成者が移行先アカウントの共有ドライブにアクセスできない場合、マッピングで指定された移行先の GUser アカウントを使用してファイルが移行されます。このような移行では、ボトルネックが発生し、移行が遅くなる可能性があります。

次のようにご対応いただくことをおすすめします。

  • 設定テンプレートで、[Migrate folder permissions(フォルダ権限を移行する)] の設定がオンになっていることを確認する。Box を共有ドライブに移行するをご覧ください。
  • 負荷を分散するために、移行先 GUser アカウントを追加する。アクティブなノードサーバーごとに、少なくとも 1 つの移行先 GUser アカウントを使用します。

次のステップ

次に、Box の接続を設定します。設定するには、Box の接続を追加、編集するをご覧ください。


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