Exchange からの移行用のスコープビューとマッピングのヘッダー

Microsoft Exchange からの移行に使用するスコープビューとマッピングの CSV ファイルを作成するときは、以下のヘッダーを使用します。移行するデータによって選択するヘッダーが異なります。

CSV ファイル形式

  • 特に明記されていない限り、すべてのヘッダーとエントリでは大文字と小文字が区別されます。
  • マッピング CSV ファイルを使用する場合は、移行元の接続を表す列ヘッダーの先頭に「Source(移行元)」を付けるようにしてください。移行先の接続の列に「Target(移行先)」というヘッダーを付けます。
  • CSV ファイルの文字エンコードが UTF-8 に設定されていることを確認します。

CSV ファイルのヘッダー

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Exchange(移行元)の CSV ファイルのヘッダー
ヘッダー 使い方と例

ExchangeCalendar

先に ExchangeUser 列と値を指定しておく必要があります

ユーザーの Exchange カレンダーからデータをマッピングするには、ExchangeCalendar ヘッダーとカレンダーへのパスを使用します。


ExchangeCalendar
/Calendar/My Sub Calendar

ExchangeContactFolder

先に ExchangeUser 列と値を指定しておく必要があります

ユーザーの Exchange 連絡先フォルダからデータをマッピングするには、ExchangeContactFolder ヘッダーと連絡先フォルダへのパスを使用します。


ExchangeContactFolder
/Contacts/my contact folder

ExchangeMailFolder

先に ExchangeUser 列と値を指定しておく必要があります

ユーザーの Exchange メール フォルダからデータをマッピングするには、ExchangeMailFolder ヘッダーとフォルダへのパスを使用します。


ExchangeMailFolder
/projects/project1/

ExchangePublicFolder 特定の Exchange パブリック フォルダをマッピングするには、ExchangePublicFolder ヘッダーと Exchange パブリック フォルダのパスを使用します。 Google Workspace Migrate では、設定テンプレートを使用して除外した場合を除き、サブフォルダ内のアイテムも移行されます。詳しくは、パブリック フォルダのコンテンツをフィルタするをご覧ください。


ExchangePublicFolder
/Public/Folder/Path

ExchangeRoot すべてのパブリック フォルダをマッピングするには、ExchangeRoot ヘッダーと PublicFolders 文字列を使用します。


ExchangeRoot
PublicFolders

ExchangeService

先に ExchangeUser 列と値を指定しておく必要があります

指定した Exchange サービスからデータをマッピングするには、ExchangeService ヘッダーと以下のいずれかの文字列を使用します。

  • Calendar
  • Contacts
  • Mail
  • Mail Archive(Exchange からメール アーカイブ全体をマッピングします。特定のサブフォルダをマッピングするには、代わりに手動でマッピングを作成します。詳しくは、マッピングの作成、管理をご覧ください。
  • Tasks


ExchangeService
Mail

ExchangeTasksFolder

ExchangeUser の列と値の前に配置する必要があります

ユーザーの Exchange タスク フォルダからデータをマッピングするには、ExchangeTasksFolder ヘッダーとタスク フォルダへのパスを使用します。


ExchangeTasksFolder
/Tasks/Sub Task Folder

ExchangeUser Exchange ユーザーをマッピングするには、ExchangeUser ヘッダーと Exchange ユーザーのメールアドレスを使用します。また、このヘッダーを使用して Exchange のカレンダー リソースをマッピングします。


ExchangeUser
user@example.com
meetingroom1@example.com

移行元 CSV ファイルのその他のヘッダー
ヘッダー 使い方と例
MapChildrenOnly

これより前の列でフォルダの値を指定しておく必要があります

フォルダ自体ではなくフォルダのコンテンツをマッピングするには、MapChildrenOnly ヘッダーと「true」という文字列(大文字と小文字は区別しない)を使用します。フォルダとそのコンテンツをマッピングするには、列を省略するか、「false」という文字列(大文字と小文字は区別しない)を使用します。


MapChildrenOnly
true

Google Workspace(移行先)のCSV ファイルのヘッダー
ヘッダー 使い方と例

GCalendar

GUser の列と値を前に付ける必要があります

カレンダーの予定を予備のカレンダーにマッピングするには、GCalendar ヘッダーと Google カレンダーのカレンダー ID を使用します。


GCalendar
solarmora.com_xxx@group.calendar.google.com

詳細については、Exchange のモニタリング ポイントをご覧ください。

GCalendarResource

カレンダー リソースをマッピングするには、GCalendarResource ヘッダーとカレンダー リソースのメールアドレスを使用します。


GCalendarResource
solarmora.com_3394342430@resource.calendar.google.com

GDrive

GUser の列と値を前に付ける必要があります

ユーザーのマイドライブや共有ドライブにデータをマッピングするには、GDrive ヘッダーと次のいずれかの文字列を使用します。
  • GMyDrive
  • GSharedDrives


GDrive
GMyDrive

GFolder

GUser の列と値を前に付ける必要があります

ユーザーのマイドライブまたは共有ドライブ内のフォルダにデータをマッピングするには、GFolder ヘッダーとフォルダの ID を使用します。ID の値は、目的のフォルダに移動して URL を調べると見つけられます。たとえば、https://drive.google.com/drive/u/0/folders/BDEz25J3DzFb という URL の場合、ID の値は BDEz25J3DzFb です。


GFolder
BDEz25J3DzFb

GGroup Google グループのグループにデータをマッピングするには、GGroup ヘッダーとグループのメールアドレスを使用します。


GGroup
group1@solarmora.com

GOrgUnit 特定の組織部門にデータをマッピングするには、GOrgUnit ヘッダーと組織部門へのパスを使用します。


GOrgUnit
/Org_Unit/Sub_Org_Unit

GService

GUser の列と値を前に付ける必要があります

ユーザーの Google Workspace サービスにデータをマッピングするには、GService ヘッダーと次のいずれかの文字列を使用します。

  • GCalendarService
  • GContactService
  • GDrive
  • GMailService - メールあるいはタスクのデータの場合は、この文字列を使用します。
  • GSitesService


GService
GMailService

GSharedDrive

GUser の列と値を前に付ける必要があります

共有ドライブにデータをマッピングするには、GSharedDrive ヘッダーと共有ドライブの ID を使用します。ID の値は、共有ドライブのルートフォルダに移動して URL を調べると見つけられます。たとえば、https://drive.google.com/drive/u/0/folders/BDEz25J3DzFb という URL の場合、ID の値は BDEz25J3DzFb です。


GSharedDrive
BDEz25J3DzFb

GUser データを Google Workspace ユーザーにマッピングするには、GUser ヘッダーとユーザーのメールアドレスを使用します。


GUser
user1@solarmora.com

スコープビュー CSV ファイルの例

Exchange のスコープビュー CSV ファイル

ExchangeUser
user1@example.com
user2@example.com
user3@example.com

Exchange のマッピングの例については、マッピングの一般的な例をご覧ください。

関連トピック


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