次に、MySQL データベースと CouchDB データベースをインストールします。 データベースのインストールは、手動でもコマンドラインでも行えます。
これらのデータベースは異なる用途に使用され、Google Workspace Migrate を設定する際は両方が必要となります。CouchDB データベースには、各トランザクションの詳細なログ記録が格納されます。MySQL データベースには、設定とログ記録の目的で、オブジェクト間のすべてのリンクが格納されます。移行されたオブジェクトの、移行元の環境と移行先の環境でのマッピングも格納されます。
始める前に
- 各データベースをインストールする Microsoft Windows サーバーに、前のステップでダウンロードしたデータベース インストーラをコピーします。
- Windows サーバーを最新の状態に保ちます。ただし、移行プロセスが中断されることのないように、移行中の自動更新は無効にしておくことをおすすめします。
- データ ディレクトリ ディスクに十分な空き容量があることを確認します。詳しくは、システム要件をご覧ください。
- MySQL を実行するには、専用のサーバーまたは VM インスタンスが必要です。同じサーバーで複数のデータベースを実行することはできません。
- データベースをアップグレードすると、新しいパスワードを取得できます。アップグレードが完了したら、Google Workspace Migrate のデータベース設定を新しいパスワードで更新します。
MySQL データベースをインストールする
方法 1: MySQL を手動でインストールするWindows サーバーで、次の操作を行います。
- GoogleWorkspaceMigrate_MySQL_Installer を管理者として実行します。
- 使用許諾契約に同意して [Next(次へ)] をクリックします。
- MySQL のインストール先を選択し、[Next] をクリックします。
- MySQL データ ディレクトリの場所を選択し、[Next] をクリックします。
MySQL では、すべてのデータベース情報がデータ ディレクトリに保存されます。
- (省略可)PFX ファイルを指定して TLS を設定し、[Next(次へ)] をクリックします。
この手順は省略可能です。省略する場合は、そのまま [Next(次へ)] をクリックします。
- データベースの認証情報をメモしておきます。
重要: 認証情報は必ず安全に保管してください。この認証情報はプラットフォームを設定するときに必要であるほか、デバッグのために必要になる場合もあります。
- [Next(次へ)]
[Install(インストール)] をクリックします。
- インストールが完了したら、[Finish(完了)] をクリックします。
この Windows サーバーのホスト名または内部 IP アドレスは後の手順で必要となるため、記録しておいてください。
Windows サーバーで、次の操作を行います。
- 管理者として PowerShell を実行します。
- 「GoogleWorkspaceMigrate_MySQL_Installer.exe /ROOTPASSWORD= <ルートのパスワード> /ADMINPASSWORD=<移行ユーザーのパスワード>」と入力し、必要に応じてその他のパラメータも入力します(詳しくは後述します)。
例:
GoogleWorkspaceMigrate_MySQL_Installer.exe /ROOTPASSWORD=<ルートのパスワード> /ADMINPASSWORD=<移行ユーザーのパスワード> /SP- /VERYSILENT /SUPPRESSMSGBOXES /NORESTART
- [Destination Location(宛先の場所)] で [Browse(参照)] をクリックし、MySQL をインストールするフォルダに移動して、[Next(次へ)] をクリックします。
- MySQL データ ディレクトリの場合は、[Browse(参照)] をクリックし、データ ディレクトリをインストールするフォルダに移動して、[Next(次へ)] をクリックします。
- データベースの認証情報をメモしておきます。
重要: 認証情報は必ず安全に保管してください。この認証情報はプラットフォームを設定するときに必要であるほか、デバッグのために必要になる場合もあります。
コマンドラインのパラメータ
使用できるコマンドライン パラメータについて詳しくは、Inno Setup のドキュメントをご覧ください。
パラメータ | 説明 |
---|---|
/ADMINPASSWORD | 移行ユーザーのパスワードを設定します |
/NORESTART | (省略可)インストール中にシステムを再起動しません |
/ROOTPASSWORD | MySQL の root パスワードを設定します |
/SP- | (省略可)設定開始時にプロンプトをオフにします |
/SUPPRESSMSGBOXES | (省略可)すべてのメッセージ ボックスを非表示にします |
/VERYSILENT | (省略可)インストール処理中に設定ウィザードとウィンドウをオフにします |
使用できるコマンドライン パラメータについて詳しくは、Inno Setup のドキュメントをご覧ください。
CouchDB をインストールする
方法 1: CouchDB を手動でインストールするWindows サーバーで、次の操作を行います。
- GoogleWorkspaceMigrate_CouchDB_Installer を管理者として実行します。
- 使用許諾契約に同意して [Next(次へ)] をクリックします。
- CouchDB のインストール先を選択し、[次へ]をクリックします。
- CouchDB データ ディレクトリの場所を選択し、[次へ] をクリックします。
CouchDB では、すべてのデータベース情報がデータ ディレクトリに保存されます。
- (省略可)PFX ファイルを指定して TLS を設定し、[Next(次へ)] をクリックします。
この手順は省略可能です。省略する場合は、そのまま [Next(次へ)] をクリックします。
- データベースの認証情報をメモしておきます。
重要: 認証情報は必ず安全に保管してください。この認証情報はプラットフォームを設定するときに必要であるほか、デバッグのために必要になる場合もあります。
- [Next(次へ)]
[Install(インストール)] をクリックします。
- インストールが完了したら、[Finish(完了)] をクリックします。
注: この Windows サーバーのホスト名または内部 IP アドレスは後の手順で必要となるため、記録しておいてください。
コマンドラインからインストールする場合は、CouchDB のインストール先とデータ ディレクトリとして次の場所が自動選択されます。
- C:\CouchDB
- C:\CouchDB_data
Windows サーバーで、次の操作を行います。
- 管理者として PowerShell を実行します。
- 「GoogleWorkspaceMigrate_CouchDB_Installer.exe /ADMINPASSWORD=<移行ユーザーのパスワード>」と入力し、必要に応じてその他のパラメータも入力します(詳しくは後述します)。
例:
GoogleWorkspaceMigrate_CouchDB_Installer.exe /ADMINPASSWORD=MigrateUserPassword /SP- /VERYSILENT /SUPPRESSMSGBOXES /NORESTART
- データベースの認証情報をメモしておきます。
重要: 認証情報は必ず安全に保管してください。この認証情報はプラットフォームを設定するときに必要であるほか、デバッグのために必要になる場合もあります。
コマンドラインのパラメータ
使用できるコマンドライン パラメータについて詳しくは、Inno Setup のドキュメントをご覧ください。
パラメータ | 説明 |
---|---|
/ADMINPASSWORD | 移行ユーザーのパスワードを設定します |
/SP- | (省略可)設定開始時にプロンプトをオフにします |
/NORESTART | (省略可)インストール中にシステムを再起動しません |
/SUPPRESSMSGBOXES | (省略可)すべてのメッセージ ボックスを非表示にします |
/VERYSILENT | (省略可)インストール処理中に設定ウィザードとウィンドウをオフにします。 |
次のステップ
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