限定公開アプリは、公開されると、同じ Google Workspace アカウントまたは Cloud Identity アカウントに関連付けられているすべての EMM バインディングを介した配信が自動的に承認されます。配布方法は一般公開アプリの場合と同じです。企業向けモバイル管理コンソールを使用して、リモートでユーザーのデバイスにインストールするか、ユーザーの managed Play ストア アプリに表示します。
限定公開アプリを配布するための高度なオプション
Play Console では、より高度な配布オプションを設定できます。
限定公開アプリを複数の組織に配布する
限定公開アプリは最大で 1,000 の組織に向けて配布できます。たとえば、複数の環境(テスト、ステージング、本番など)を別の組織として管理する場合、各組織に同じ限定公開アプリを配布できます。
ステップ 1: 組織 ID を取得する
限定公開アプリをその他の組織で利用可能にするには、各組織の ID が必要です。
- EMM iframe を開きます。
アイコンをクリックします。
- [組織の詳細] 欄から組織 ID の文字列をコピーし、デベロッパーに送信します。
ステップ 2. 組織 ID をアプリのターゲットの配布リストに追加する
アプリの公開先を特定の組織に制限すると、アプリは限定公開となり、公開先の組織だけが利用できるようになります。アプリを一般公開したい場合は、別のパッケージ名を使用して新しいアプリとして公開する必要があります。
Google Play Console で次の操作を行います。
- 編集する限定公開アプリを選択します。
- [リリース ] > [設定] > [詳細設定] に移動します。
- [managed Google Play] タブを選択します。
- [組織] で [組織を追加] をクリックします。
- アプリを公開する組織ごとに、組織 ID と説明(または名前)を入力して、[追加] をクリックします。アプリごとに最大 1,000 件の組織を入力できます。
- [変更を保存] をクリックします。
テスト用に限定公開アプリを配布する
限定公開アプリを公開すると、追加のテストトラックを作成してさまざまなバージョンのアプリをテストできます。たとえば、機能によってバグに対処する開発チームが異なる場合などに有効です。チームごとにテストトラックがあれば、同時にさまざまな機能に対応できます。
テストトラックの作成方法については、オープンテスト版、クローズド テスト版、内部テスト版をセットアップするをご覧ください。
注: デバイスに複数のトラック(クローズド テスト、製品版など)が割り当てられている場合は、バージョンが最も高いトラックからアプリが配信されます。