概要
注: この記事は、会社所有デバイスを管理している IT 管理者を対象としています。個人所有デバイスを探す方法については、デバイスを探すをご覧ください。
紛失モードは、組織のデータの保護や紛失した資産の復元に役立つ、新しい管理機能です。この機能を使うと、デバイスへのアクセスを無効にして、デバイスの位置情報を IT 管理者に知らせることができます。紛失モードをリモートで有効にして、会社所有デバイスをロックして位置を特定できます。
注: この機能は、Android 13 以降を搭載した会社所有デバイスと Android 11 以降を搭載した完全管理対象デバイスの仕事用プロファイルで利用できます。また、この機能は Android Management API を使用する EMM 専用となっています。この機能がコンソールで利用できるかどうかを確認するには、EMM にお問い合わせください。
会社所有デバイスで紛失モードを有効にする
紛失モードを有効にすると、デバイスのデータへの不正アクセスを防ぐためにデバイスがロックされます。デバイスの位置を追跡するとともに、従業員がデバイスを探せるように音声アラートを鳴らすことができます。
デバイスを紛失モードにするには- EMM の IT 管理コンソールで [紛失モード] を有効にします。
- 選択したデバイスがロックされ、次のような状態になります。
- ロック画面以外のアクセスが禁止され、通知は削除またはブロックされてロック画面に表示されなくなります。
- 組織の名前、電話番号、メールアドレス、住所などの連絡先情報を記載したカスタム メッセージを表示できます。
- 従業員が復元するまで、デバイスはロックされたままになります。
- 音声アラートが最大音量で鳴り(サイレント モードでも鳴ります)、アラートが解除されるか 5 分間経過するまで鳴り続けます。
- 緊急通報などの緊急時情報は有効のままになります。
- デバイスで着信を受けたり緊急通報番号に発信したりすることはできます。IT 管理者によって連絡先電話番号が設定されている場合は、その番号にかけることもできます。
- 5 分間経過したときに、従業員によってデバイスのロックが解除されていない場合や、IT 管理者によって紛失モードが解除されている場合は、デバイスの位置情報が EMM に送信されます。
- 選択したデバイスがロックされ、次のような状態になります。
- IT 管理者が設定したカスタム メッセージがロック画面に表示されています。
- パスコードなしでデバイスにアクセスすることはできなくなっています。
- 音声アラートはミュートされています。
- デバイスが紛失モードになっている場合、IT 管理者がデバイスに設定した連絡先の電話番号に、そのデバイスから直接かけることができます。
- 緊急通報などの緊急時情報は有効のままになります。
- デバイスで着信を受けることはできます。
- IT 管理者は EMM コンソールから紛失モードを終了できます。
- 従業員は [デバイスのロックを解除] をクリックして、ロック画面でパスコードを入力することで、紛失モードを終了できます。