Android Device Policy は、組み込みの Device Policy Controller であり、Android Management API を使用する企業向けモバイル管理(EMM)プロバイダ経由で IT 管理者が Android デバイスを直接管理できるようにします。
Android Device Policy を利用することで、仕事用プロファイルや完全管理対象デバイスを設定できるだけでなく、IT 管理者が強制的に適用したポリシーを従業員に開示し、従業員が対応する必要があるポリシー要件(パスワードの設定、Android の最新版への更新など)を遵守できるようにします。
IT 管理者に効果的な管理ツールとトラブルシューティング ツールを提供するため、Android Device Policy は、デバイスから特定の情報を収集します。収集される情報の内容と IT 管理者との共有方法は、デバイスで設定されている管理セットだけでなく、個人と組織のどちらがそのデバイスを所有しているかによって異なります。
仕事用プロファイルが設定されたデバイス
デバイスに仕事用プロファイルが設定されている場合、組織は仕事用のアプリやデータを確認、管理できます。個人用のアプリ、データ、使用状況の詳細については、組織は確認することもアクセスすることもできません。Android Device Policy が仕事用プロファイルに関して IT 管理者のために収集するデータについて、詳細をご確認ください。
完全管理対象デバイス
デバイスを完全に管理する場合、組織がデバイス内のすべてのアプリやデータを表示して管理できます。Android Device Policy で IT 管理者に開示される完全管理対象デバイスのデータについて、詳細をご確認ください。
Android Device Policy は分析の集約とトラブルシューティングのために、Android Device Policy アプリに関するクラッシュ診断、一時的なリモートのセッションレベルのログ、その他のパフォーマンスに関するデータも収集します(使用されている管理セットには関係ありません)。
Android Device Policy で収集されるデータはすべて、Google への返送時と組織の EMM への返送時の両方において暗号化されます。