確認について
確認とは、ユーザーが所有権を主張するプロパティについて、実際に所有していることを証明するプロセスです。プロパティの所有者であると確認が取れたユーザーは、Google 検索の関連データにアクセスして調節し、Google 検索で存在感を高めることができます。Google が所有権を確認する必要があるのは、そのためです。Search Console のすべてのプロパティには、確認済みの所有者が少なくとも 1 人必要です。
ウェブサイトを確認する
- 新しいプロパティを追加するか、プロパティ選択バーで未確認のプロパティを選択します。
- 下記の確認方法の中からいずれかを選択して、表示される手順を実施します。プロパティによっては使用できない確認方法があるため、確認ページには、該当のサイトで使用できるおすすめの方法が一覧表示されます。
複数のユーザーがウェブサイトのプロパティを別々に追加し、同じ方法または異なる方法で確認できます。同じ確認方法を使用する場合は、他の所有者の確認トークンを上書きしないように注意してください。
複数の確認方法を使用する
プロパティの確認設定ページで、別の確認方法を追加できます。既存の確認方法がうまくいかなかった場合(たとえば、Google アナリティクスのトラッキング コードで確認するときに、誰かがウェブサイトのテンプレートを変更してタグを除去した場合)などに、複数の確認方法を追加できます。
別の確認方法を追加するには、対象のプロパティの [設定] ページにアクセスし、[所有権の確認] をクリックします。
確認はいつまで有効か
Google は、確認が有効かどうか(HTML 確認タグがまだ存在するかどうかなど)を定期的にチェックします。確認が有効でないと見なされると、一定の猶予期間の後に、該当のプロパティに対する権限が失効します。
確認済みのすべての所有者が Search Console のプロパティに対するアクセス権を失った場合、そのプロパティの委任された所有者(確認済みの所有者が追加した所有者)、ユーザー、協力者はすべてそのプロパティにアクセスできなくなります。
データ収集はいつ開始されるか
サイトのデータは、最初にそのプロパティが Search Console プロパティとして追加されたときから収集が開始されます。確認結果が有効でない期間があっても、データ収集が途切れることは基本的にありません。
サイト所有者が存在しない場合
確認済みのサイト所有者がいなくなった場合や、確認済みの所有者が不明の場合には、別のサイト所有者の確認を行います。新しい所有者は、該当のサイトについて確認が済んでいるすべての所有者とユーザーの一覧に加え、それぞれの所有者について行われた確認方法を閲覧できるようになります。必要に応じて、過去の所有者の確認に使用された確認トークンを削除することで、その所有者を未確認の状態に戻すこともできます(たとえば、HTML タグで確認済みの所有者については、その HTML タグをサイトから削除します)。詳しくは、所有者の追加と削除をご覧ください。
確認方法の詳細
HTML ファイルのアップロードによるサイトの所有権確認 - Google Search Console のトレーニング
特別な HTML ファイルをサイトにアップロードして、そのサイトの所有権を確認できます。このファイルは特定のユーザーに関連付けられています。確認の詳細ページに記載の手順に沿って手続きします。サイトから確認ファイルを削除すると、サイトは未確認の状態になります。
HTML ファイルで所有権を確認するには、サイトの確認の詳細ページで HTML ファイルをアップロードする方法を選択し、表示される手順を実施します。
Google-Site-Verification
というユーザー エージェント トークンと、Mozilla/5.0 (compatible; Google-Site-Verification/1.0)
という完全なユーザー エージェント文字列が含まれます。発生する可能性のあるエラー:
HTML ファイルのアップロードによる確認では、次のようなエラーが発生する可能性があります。
- 確認ファイルが見つかりませんでした。
Search Console の [確認] ページで提供される確認ファイルをダウンロードしてから、変更を一切加えずに指定の場所にアップロードしてください。アップロードしたファイルの名前またはコンテンツが、提供された HTML ファイルと一致しない場合、サイトの所有権が確認されません。 - 確認ファイルのコンテンツが間違っています。
Search Console では、確認ファイルのファイル名やコンテンツが、[確認] ページで提供されるファイルと同じであるかどうかが照合されます。アップロードしたファイルの名前またはコンテンツが、提供された HTML ファイルと一致しない場合、サイトの所有権は確認できません。Search Console の [確認] ページで提供される確認ファイルをダウンロードしてから、変更を一切加えずに指定の場所にアップロードしてください。 - 確認ファイルがハッキングされています。
サイトがハッキングされている可能性があるため、サイトの所有権を確認できませんでした。詳しくは、ハッキングされたサイトの検出と修正に関する説明をご覧ください。 - 確認ファイルによって、許可されていない場所にリダイレクトされます。
Googlebot は、確認ファイルのリダイレクトには従いません。該当サイトですべてのトラフィックを別のサイトにリダイレクトしている場合は、メタタグによる確認を行うことをおすすめします。同一サイト内でのリダイレクト(たとえば、http://example.com/
からhttp://www.example.com/
へのリダイレクト)は可能です。 - その他の一般的な確認エラーを下記に示します。
HTML タグによるサイトの所有権確認 - Google Search Console のトレーニング
特定のページの HTML に <meta> タグを追加することにより、サイトの所有権を確認できます。メタタグが正しい位置に挿入されているかどうかが確認されます。タグを検出できない場合は、発生したエラーに関する情報が表示されます。このタグは特定のユーザーに関連付けられています。
HTML タグで所有権を確認するには、サイトの確認の詳細ページで HTML タグを使用する方法を選択し、表示される手順を実施します。
Google-Site-Verification
というユーザー エージェント トークンと、Mozilla/5.0 (compatible; Google-Site-Verification/1.0)
という完全なユーザー エージェント文字列が含まれます。
発生する可能性のあるエラー:
HTML タグによる確認では、次のような確認エラーが発生する可能性があります。
- メタタグがないか、間違った場所にあります。確認用のメタタグは、ページの <head> セクション内に存在する必要があります。このエラーが表示された場合は、次の点を確認してください。
-
メタタグが正しいページにあるか。メタタグは、サイトのホームページに配置します。ホームページは、サイトがリクエストされたときにサーバーが返すページです(例: http://www.example.com/)。このページの名前は、多くの場合 index.html か index.htm ですが、サーバーの構成によっては別の名前になっていることもあります。
- メタタグがページの正しい場所にあるか。メタタグは、ページの
<head>
セクションに配置します。正しい配置は、たとえば次のようになります。<html> <head> <title>ページタイト</title> <meta name="google-site-verification" content="確認用の文字列"> </head> <body> ...
- ページの編集にウェブエディタや WYSIWYG エディタを使用する場合は必ず、「HTML の編集」オプションを選択するか、ページのソースコードを編集してください。
-
- メタタグが正しくありません。
確認用のメタタグが見つかりましたが、コンテンツが不適切です。エラーを回避するには、Search Console の [確認] ページで提供されるメタタグをコピーして貼り付けてください。 - その他の一般的な確認エラーを下記に示します。
DNS レコードによるサイトの所有権確認 - Google Search Console のトレーニング
ドメイン名プロバイダに DNS レコードを追加すると、ドメインレベルでプロパティの所有権を確認できます。Search Console では、DNS の確認について、TXT DNS 形式と CNAME 形式の両方をサポートしています。
この方法を使用するには、ドメイン名プロバイダ(GoDaddy.com や networksolutions.com など)にログインして、下記のように DNS レコードを追加する必要があります。これは固有のレコードが存在し、ユーザーのドメインに割り当てられていることを Google が確認するためです。DNS レコードは、それぞれ特定のユーザーを特定のドメインに関連付けています。
使用するレコードタイプ
- それ自体が CNAME レコードで定義されたドメインレベルまたはサブドメイン レベルのプロパティ(example.com や en.example.com など)を確認する場合は、CNAME レコードを使用します。
- それ以外の場合は TXT レコードを使用します。
CNAME レコードの手順
それ自体が CNAME レコードで定義されたドメインレベルまたはサブドメイン レベルのプロパティ(example.com や en.example.com など)を確認する場合は、CNAME レコードを使用します。
- Google で生成された DNS レコードを取得する
プロパティの確認を求められたら、ドメイン名プロバイダの確認方法を選択(またはドメイン プロパティを作成)します。それにより、次のステップで使用する文字列値を取得できます。 - DNS レコードを生成する
- ウェブマスター セントラルを開きます。
- プロパティの基本的な URL(http://example.com ではなく example.com)を入力し、[続行] をクリックします。
- [別の方法] > [ドメイン名プロバイダ] を選択します。
- リストからプロバイダを選択するか、[その他] を選択します。
- [CNAME レコードを追加] をクリックして、使用する CNAME レコードを生成します。
- DNS レコードをドメイン プロバイダに追加する
- プロバイダの G Suite ドキュメントを探します。
- G Suite のステップ 1(一意の確認レコードを取得する)を無視します。これは、上記のステップ 2 で CNAME レコードをすでに生成しているためです。
- G Suite のステップ 2(ドメインホストにログインする)を実行します。
- G Suite のステップ 3(確認レコードをプロバイダの DNS レコードに追加する)を実行します。
- G Suite のステップ 4(確認ステップ)を無視します。これについては、次の手順を参照してください。
- Search Console でプロパティを確認する: Search Console で未確認のプロパティを開きます(または、プロパティ選択バーで未確認のプロパティに切り替えます)。メッセージが表示されたら、[確認] をクリックします。エラーが発生した場合は、下にある「発生する可能性のあるエラー」のリストをご覧ください。注: DNS を変更すると、確認に時間がかかることがあります。Google によってレコードがすぐに認識されない場合は、1 日待ってからもう一度ステップ 3 をお試しください。
TXT レコードの手順
- Google で生成された DNS レコードを取得する:
プロパティの確認を求められたら、ドメイン名プロバイダの確認方法を選択(またはドメイン プロパティを作成)します。それにより、次のステップで使用する文字列値を取得できます。 - DNS レコードをドメイン プロバイダに追加する:
次の手順に沿って、ステップ 1 で取得した TXT レコードをドメイン プロバイダのレコードに追加します。- プロバイダの G Suite ドキュメントを探します。
- G Suite のステップ 1(一意の確認レコードを取得する)を無視します。これは、上記のステップ 1 で TXT レコードをすでに生成しているためです。
- G Suite のステップ 2(ドメインホストにログインする)を実行します。
- G Suite のステップ 3(確認レコードをプロバイダの DNS レコードに追加する)を実行します。
- G Suite のステップ 4(確認ステップ)を無視します。Search Console には独自の確認手順(以下に説明)があるためです。
- Search Console でプロパティを確認する: Search Console で未確認のプロパティを開きます(または、プロパティ選択バーで未確認のプロパティに切り替えます)。メッセージが表示されたら、[確認] をクリックします。エラーが発生した場合は、下にある「発生する可能性のあるエラー」のリストをご覧ください。注: DNS を変更すると、確認に時間がかかることがあります。Google によってレコードがすぐに認識されない場合は、1 日待ってからもう一度ステップ 3 をお試しください。
発生する可能性のあるエラー:
DNS レコードによる確認では、次のような確認エラーが発生する可能性があります。
- 確認用の DNS TXT レコードが見つかりませんでした
確認用の TXT レコードが見つかりませんでした。追加したレコードが Google に認識されるまで数分かかる場合があります。しばらく待ってからもう一度お試しください。 - 確認レコードが一致しませんでした
Search Console で提供される値に一致する確認用レコードが DNS プロバイダにありませんでした。必ず確認ページで取得したレコードを使用してください。 - その他の一般的な確認エラーを下記に示します。
Google アナリティクスによるサイトの所有権確認 - Google Search Console のトレーニング
Google アナリティクスを使用してサイトのトラフィックをトラッキングしている場合、プロパティに関連付けられた Google アナリティクス トラッキング コードを使用してサイトを確認できます。この操作を行うには、該当ページでトラッキング コードが使用されているアイテムの「編集」権限が必要になります。また、トラッキング コードで analytics.js または gtag.js スニペットを使用する必要があります。
Google アナリティクスを使用して所有権を確認する手順は、次のとおりです。
- サイトの確認の詳細ページで Google アナリティクスを使用する方法を選択し、表示される手順を実施します。
- トラッキング コードをページの
<head>
セクション(<body>
セクションではありません)に追加します。そうしないと、確認手続きが正しく完了しません。 - コードは変更を加えずそのまま使用します。変更してしまうと、確認手続きが正しく完了しません。
- 同じ Google アナリティクス アカウントの他の管理者も、Search Console でサイトのデータにアクセスできるようになります。
Google アナリティクス トラッキング コードはサイトの所有権を確認する目的にのみ使用されます。Google アナリティクスのデータにはアクセスしません。
Google-Site-Verification
というユーザー エージェント トークンと、Mozilla/5.0 (compatible; Google-Site-Verification/1.0)
という完全なユーザー エージェント文字列が含まれます。
発生する可能性のあるエラー:
Google アナリティクス トラッキング コードによる確認では、次のような確認エラーが発生する可能性があります。
- スニペットが見つかりません
スニペットをホームページの正しい場所に配置したかどうかをチェックしてください。 - スニペットの形式が不正です
提供されたスニペットを変更せずそのまま使用してください。 - 間違ったスニペットが見つかりました(古い Google アナリティクス スニペット)
Search Console は、最新バージョンの Google アナリティクス スニペットのみサポートします。 - スニペットのタイプが間違っています(タグ マネージャー / サードパーティのタグ マネージャー)
提供された Google アナリティクス スニペットを使用してください。 - スニペットが間違った場所にあります
スニペットは、ホームページの<head>
セクションに配置する必要があります。 - ユーザーが Google アナリティクス アカウントを持っていません / 権限が不十分です
有効な Google アナリティクス アカウントを持ち、そのアカウントに編集権限があることが必要です。 - その他の一般的な確認エラーを下記に示します。
Google タグ マネージャーによるサイトの所有権確認 - Google Search Console のトレーニング
Google タグ マネージャーのアカウントをお持ちの場合は、Google タグ マネージャー コンテナ スニペット コードを使用して、サイトの所有権を確認できます。
Google タグ マネージャーを使用して所有権を確認する手順は、次のとおりです。
- サイトの確認の詳細ページで Google タグ マネージャーを使用する方法を選択し、表示される手順を実施します。
- ページ上の Google タグ マネージャー コンテナの公開権限が必要です。
- タグ マネージャーの
<noscript>
の部分は、ページの<body>
開始タグのすぐ後に配置してください。そうしないと、確認手続きが正しく完了しません。 <body>
タグとタグ マネージャーのコードの間に、データレイヤー(または HTML コメント以外のもの)を挿入することはできません。許可されていないものを挿入すると、確認手続きが正しく完了しません。- コードは変更を加えずそのまま使用します。変更してしまうと、確認手続きが正しく完了しません。
Google-Site-Verification
というユーザー エージェント トークンと、Mozilla/5.0 (compatible; Google-Site-Verification/1.0)
という完全なユーザー エージェント文字列が含まれます。
発生する可能性のあるエラー:
Google タグ マネージャーによる確認では、次のような確認エラーが発生する可能性があります。
- 権限が不十分です
Google タグ マネージャー コンテナに対する公開権限が必要です。 - タグが間違っています
Search Console へのログインに使用したアカウントに関連付けられている適切なタグを使用してください。 - タグ マネージャー コンテナがありません
タグ マネージャー アカウントにコンテナが作成されていません。 - タグがないか、間違った場所にあります
上記のように、正しいページの正しい場所にタグを配置してください。 - その他の一般的な確認エラーを下記に示します。
Google サイトの所有権確認 - Google Search Console のトレーニング
新しいスタイルの Google サイトを確認するには、Google アナリティクス トラッキング コードによる確認方法を使用する必要があります。
古いスタイルの Google サイトや、カスタム ドメイン URL を使用しているサイトについては、HTML タグによる確認方法を使用します。
Google サイトでは、Search Console と同じ Google アカウントを使用してサイトを作成する必要があります。
Google サイトの管理に使用しているのと同じアカウントで Search Console にログインしていることを確認してください。
Blogger によるサイトの所有権確認 - Google Search Console トレーニング
Blogger で作成した新しいブログは、Search Console アカウントに自動的に追加され、確認されます。ブログが Search Console のホームページに自動的に表示されない場合は、プロパティとして追加すると、自動的に確認されます。
古いブログは自動的には確認されないため、HTML タグによる方法で確認する必要があります。
ブログの管理に使用しているのと同じアカウントで Search Console にログインしていることを確認します。
一般的な確認エラー
それぞれの確認方法に特有のエラー以外に、ほとんどの確認方法で、次のような確認エラーが発生する可能性があります。
- 正しくないタグ / スニペット / ファイルによるエラー
確認を行うにあたっては、提供されたタグ、コード スニペット、ファイルを変更せずにそのまま使用してください。 - サーバーへの接続がタイムアウトしました。
サーバーがタイムアウトしたため、ファイルを確認できませんでした。サーバーが停止しているか、ビジー状態で応答が遅くなっていることが原因と考えられます。サーバーが応答していることを確認してから、もう一度お試しください。 - サイトのドメイン名の検索でエラーが発生しました。
確認ファイルにアクセスしようとしましたが、DNS エラーによりドメインにアクセスできませんでした。サーバーが停止しているか、ドメインへの DNS ルーティングに問題があることが原因と考えられます。ドメイン名が正しく解決されることを確認してから、もう一度お試しください。 - ダウンロード リクエストのリダイレクト回数が多すぎます。
URL に潜在的な問題(無限ループなど)がないかどうかをチェックしてください。 - サーバーから無効なレスポンスが返されました。
このエラーは、サイトでパスワード認証を要求している場合や、その他の理由で Google がサイトにアクセスできない場合に、発生する可能性があります。 - サーバーに接続できませんでした。
サーバーが停止していないことと、ドメイン名が正しく解決されていることを確認してから、もう一度お試しください。 - 内部エラーが発生しました。
この問題が解決しない場合は、ウェブマスター セントラルのヘルプ フォーラムで最新情報をご確認ください。 - タイムアウト
サイトまたはドメイン サーバーが Google のリクエストに対する応答を停止しました(使用している確認方法によって異なります)。サイトが応答していることを確認してから、もう一度お試しください。 - ドメインを検出できませんでした。
指定されたサイト URL を解決しようとしましたが、この URL は DNS サービスに認識されていません。プロパティの正しい URL を指定していることをご確認ください。