Search Console アカウントにウェブサイト プロパティを追加する方法について説明します。ウェブサイト プロパティを Search Console アカウントに追加するには、対象のサイト(またはそのサイトの該当する部分)を所有していることを証明できる必要があります。ドメイン全体(example.com)を含むプロパティ、またはサイトの一部(example.com/clothing/)に制限されたプロパティを作成できます。
所有権を証明できない場合は、別のプロパティ所有者にプロパティへのアクセス権の付与を依頼してください。
Search Console アカウントには最大 1,000 個のプロパティを設定できます。
ウェブサイト プロパティの種類
Search Console では、次の種類のウェブサイト プロパティをサポートしています。
URL プレフィックス プロパティ | ドメイン プロパティ | |
---|---|---|
説明 |
指定したプレフィックスで始まる URL のみが含まれます(http や https などのプロトコルも対象)。 プロパティをすべてのプロトコルまたはサブドメイン(http / https / www. / m. など)に一致させる場合は、代わりにドメイン プロパティの作成を検討してください。詳しくはこちらをご覧ください。 |
すべてのサブドメイン(m、www など)と複数のプロトコル(http、https、ftp)を含むドメインレベルのプロパティ。 URL パスのセグメント(example.com/es/、example.com/en/ など)、またはプロトコル(http / https)によってデータを制限する必要がある場合は、代わりに URL プレフィックス プロパティを作成します。詳しくはこちらをご覧ください。 |
確認 | さまざまな方法が考えられます | DNS レコードの確認のみ |
例 |
プロパティ ✔ http://example.com/dresses/1234 |
プロパティ ✔ http://example.com/dresses/1234 |
新しいプロパティを追加する
他のユーザーからプロパティへのアクセス権が付与されている場合は、Search Console を開き、プロパティ セレクタを使用してプロパティを選択するだけで済みます。それ以外の場合は、以下の手順に沿って Search Console アカウントに新しいプロパティを追加する必要があります。
新しいプロパティを追加するには:
- Search Console のページでプロパティ選択プルダウンを開くか、こちらをクリックします。
- プルダウンで [+ プロパティを追加] を選択します。
- 追加するプロパティの種類を選択します。
URL プレフィックス プロパティ(https://example.com)
URL プレフィックス プロパティを使用して、URL の先頭を指定します。このプレフィックスで始まる URL はすべて、プロパティに含まれます。たとえば、URL プレフィックス プロパティが https://example.com/pets/ の場合、次の URL はすべてプロパティに含まれます。
- https://example.com/pets/puppies
- https://example.com/pets/cats?a=siamese&b=in-stock
- https://example.com/pets/supplies/food/crickets
次の URL は一致しません。
- http://example.com/pets/ [指定された URL プレフィックスは http ではなく https]
- https://m.example.com/pets/ [m.example.com などのサブドメインは、この URL プレフィックスには含まれません。]
ヒント:
- プロパティの完全な URL プレフィックスを指定します(最後の / 記号まで含む)。このプレフィックスで始まる URL はすべて、プロパティに含まれます。
- URL に http:// または https:// を含めます。サイトが複数のプロトコル(http と https)に対応している場合は、プロトコルごとに個別のプロパティを追加する必要があります。同様に、複数のサブドメイン(example.com、m.example.com、www.example.com など)に対応している場合、サブドメインごとに個別のプロパティを追加する必要があります。
- サイトで複数のサブセクションのデータを個別に追跡する必要がある場合は、追跡するドメインやサブパスごとに個別の Search Console プロパティを作成し、それらすべてを包含するプロパティも作成することをおすすめします。たとえば、旅行サイトでアイルランド、フランス、スペインをそれぞれ扱うサブフォルダがある場合には、次のような URL プレフィックス プロパティのアカウントを作成することが考えられます。
- https://www.example.com/(または example.com のドメイン プロパティ)
- https://www.example.com/france/
- https://www.example.com/ireland/
- https://www.example.com/spain/
- http://m.example.com/(モバイルサイト用)
複数の形式のドメインやプロトコル(m.example.com、http://example.com、https://example.com)に対応している場合、正規 URL を指定することを検討してください。これにより、Google がウェブサイトをより効果的にクロールできるようになります。ドメイン プロパティ(example.com)ドメイン プロパティを指定すると、そのドメインとすべてのサブドメインおよびプロトコル(http / https)からデータが取得されます。サポートされている構文、プロパティに含まれる URL の詳細については、下記をご覧ください。ドメイン プロパティを追加するには、そのプロパティが Blogger や Google サイトなどの Google サービス上にある場合を除き、DNS レコードの確認を通じて所有権を証明する必要があります。
構文
ドメイン プロパティは、サイトのルートドメインと、www 以外の任意のサブドメインのみを指定することで作成されます。
プロパティの定義にプロトコル(http / https)またはパス(/some/path/)を含めないでください。プロトコルまたはパスを指定する必要がある場合は、URL プレフィックス プロパティを作成する必要があります。
次の URL はすべて有効なドメイン プロパティ定義です。
- m.example.com
- example.com
- support.m.example.org
- support.m.example.co.es
www プレフィックスは含めないでください。ドメイン プロパティには、www プレフィックスと www なしのプレフィックスの両方が自動的に含まれます。つまり、プロパティの URL として www.example.com を指定した場合、プロパティは example.com として作成され、www.example.com と example.com の両方のデータが含まれます。
パブリック サフィックスに関するドメイン プロパティの確認はサポートされていません。
対象範囲
ドメイン プロパティでは、すべてのサブドメイン、プロトコル、サブパスのデータが集計されます。ドメイン プロパティを「example.com」として定義した場合、そのデータには、example.com、および example.com のすべてのサブドメイン(m.example.com、support.m.example.com、www.example.com など)、それらすべてのドメインのすべてのサブパスが含まれます(すべて http、https、ftp を含む)。
ドメイン プロパティと対象 URL について、以下に例を示します。
ドメイン定義 含まれる URL example.com - http://example.com
- https://example.com
- http://m.example.com
- http://a.b.c.example.com
- https://m.example.com/any/path/here
- ...
- http://example.org でないもの - パブリック サフィックス(.org、.com など)はプロパティ名の一部であるため、ドメイン プロパティの「example.com」には「example.org」や「example.il.com」は含まれません。
fish.example.com - http://fish.example.com
- https://fish.example.com
- https://support.fish.example.com
- https://support.fish.example.com/any/path/here
- ...
- example.com でないもの - fish.example.com は example.com の子であり、子ドメインには親ドメインに関するデータは含まれません。
example.co.cn - http://example.co.cn
- https://example.co.cn
- https://support.example.co.cn
- https://support.example.co.cn/any/path/here
- ...
- example.co.de でないもの - パブリック サフィックス(.cn、.de)はプロパティ名の一部であり、サフィックスが異なれば、プロパティも異なります。
ドメイン プロパティのデータをサブドメイン、パス、プロトコルで分割するには、次のいずれかの方法を使用します。
- 特定のプロトコルやサブドメインのデータを確認するには、検索パフォーマンス レポートにページフィルタを追加します。
- ドメイン プロパティのデータを分割するには、URL プレフィックス プロパティを追加で作成します。たとえば、ドメイン プロパティが example.com の場合、m.example.com、http://example.com、https://example.com/spain/ などのプロパティを追加で作成します。
Google がホストするプロパティ(Google サイト、Blogger、Workspace)
Google サイト、Blogger サイト、Google Workspace アカウントなど、Google がホストするサイトを追加する場合は、URL プレフィックス プロパティまたはドメイン プロパティを作成できます。Google がホストするプロパティの管理に使用するアカウントと同じアカウントでログインしている場合は、自動的に確認プロセスが実施されます。 - 確認方法を選択するよう求められます。選択すると、選択した方法に必要な確認手順が表示されます。すぐに確認することも、設定を保存して後で再開することもできます。
- すぐに確認するには、ポップアップ ウィンドウを閉じずに、表示された確認手順を完了して、ポップアップ ウィンドウで [確認] をクリックします。手順を完了するのに時間がかかる場合は、次のように、いつでも設定を保存して後で再開できます。
- 中断して後で再開するには、[後で確認] をクリックして現在の状態を保存し、ポップアップを閉じます。その後、いつでもサイトを確認できます。確認手順を実施した後、ナビゲーション バーのプロパティ セレクタで保存済み(ただし未確認)のプロパティを選択して [確認] を選択し、確認作業を完了します。
- データは数日後にプロパティに表示されるようになります。Search Console アカウントにプロパティが追加されるとすぐに、そのプロパティが確認される前でも、データ収集が開始されます。アカウントにそのプロパティを追加したユーザーがいる限り、確認済みの所有者がいるかどうかにかかわらず、データ収集は継続されます。確認後、数日が経過してもプロパティにデータが表示されない場合は、Google 検索でサイトが表示されていないか、間違った URL を指定したことが原因である可能性があります(URL プレフィックス プロパティに https ではなく http を指定したなど)。
削除したプロパティを再度追加する
プロパティに確認済みの所有者がいる限り、確認を行わずに削除したプロパティを再度追加できます。
プロパティを再度追加するには、手順 1~3 に沿ってプロパティを追加するだけです。再確認は自動的に行われます。