Search Console アカウントにウェブサイト プロパティを追加する方法について説明します。ウェブサイト プロパティを Search Console アカウントに追加するには、対象のサイト(またはそのサイトの該当する部分)を所有していることを証明できる必要があります。ドメイン全体(example.com)を含むプロパティ、またはサイトの一部(example.com/clothing/)に制限されたプロパティを作成できます。
ウェブサイト プロパティの種類
Search Console では、次の種類のウェブサイト プロパティをサポートしています。
URL プレフィックス プロパティ | ドメイン プロパティ | |
---|---|---|
説明 |
指定したプレフィックスで始まる URL のみが含まれます(http や https などのプロトコルも対象)。プロパティをすべてのプロトコルまたはサブドメイン(http / https / www. / m. など)に一致させる場合は、代わりにドメイン プロパティの追加を検討してください。詳しくはこちらをご覧ください。 |
すべてのサブドメイン(m、www など)と複数のプロトコル(http、https、ftp)を含むドメインレベルのプロパティ。詳しくはこちらをご覧ください。 |
検証 | 複数あり | DNS レコードの確認のみ |
例 |
プロパティ ✔ http://example.com/dresses/1234 |
プロパティ ✔ http://example.com/dresses/1234 |
新しいプロパティを追加する
新しいプロパティを追加するには:
- Search Console のページでプロパティ選択プルダウンを開きます。
- プルダウンで [+ プロパティを追加] を選択します。
- 追加するプロパティの種類を選択します。
-
URL プレフィックス プロパティ
- プロパティの URL は最後の / 記号まで含めて、ブラウザのバーに表示されるのとまったく同じように指定します。このプレフィックスで始まる URL はすべて、プロパティに含まれます。
- サイトが複数のプロトコル(http と https)に対応している場合は、プロトコルごとに個別のプロパティを追加する必要があります。同様に、複数のサブドメイン(example.com、m.example.com、www.example.com など)に対応している場合、サブドメインごとに個別のプロパティを追加する必要があります。
- 他の形式のドメインやプロトコル(m.example.com、http://example.com、https://example.com)に対応している場合、正規の URL を Google に知らせることを検討してください。
- サイトで複数のサブセクションのデータを個別に追跡する必要がある場合は、個別に追跡するドメインやサブパスごとに Search Console プロパティを作成し、それらすべてを包含するプロパティも作成することをおすすめします。例えば、旅行サイトでアイルランド、フランス、スペインをそれぞれ扱うサブフォルダがある場合には、次のような URL プレフィックス プロパティのアカウントを作成することが考えられます。
- https://www.example.com/(または example.com のドメイン プロパティ)
- https://www.example.com/france/
- https://www.example.com/ireland/
- https://www.example.com/spain/
- http://m.example.com/(モバイルサイト用)
-
ドメイン プロパティ
対象とするドメインを指定します。サポートされている URL 構文、プロパティに含まれる URL の詳細については、下記をご覧ください。ドメイン プロパティを追加するには、そのプロパティが Blogger や Google サイトなどの Google サービス上にある場合を除き、DNS レコードの確認を通じて所有権を証明する必要があります。
構文
ドメイン プロパティ URL は、プロトコル(http / https)またはディレクトリ部分(/some/path/)を含まない URL です。パブリック サフィックス(.org、.com など)はプロパティ名の一部であるため、ドメイン プロパティの「example.com」には「example.org」や「example.il.com」は含まれません。
次の URL はすべて有効なドメイン プロパティ定義です。
- m.example.com
- example.com
- support.m.example.org
- support.m.example.co.es
www は無視されます。 プロパティ名に www を追加しても www は無視されます。たとえば、プロパティ URL として www.example.com を指定すると、example.com というプロパティが作成されます。
対象範囲
ドメイン プロパティでは、すべてのサブドメイン、プロトコル、サブパスのデータが集計されます。ドメイン プロパティを「example.com」として定義した場合、そのデータには、example.com、および example.com のすべてのサブドメイン(m.example.com、support.m.example.com、www.example.com など)、それらすべてのドメインのすべてのサブパスが含まれます(すべて http、https、ftp を含む)。
ドメイン プロパティと対象 URL について、以下に例を示します。
ドメイン 対象となる URL example.com - http://example.com
- https://example.com
- http://m.example.com
- http://a.b.c.example.com
- https://m.example.com/any/path/here
- …
fish.example.com - http://fish.example.com
- https://fish.example.com
- https://support.fish.example.com
- https://support.fish.example.com/any/path/here
- …
- example.com でないもの
example.co.cn - http://example.co.cn
- https://example.co.cn
- https://support.example.co.cn
- https://support.example.co.cn/any/path/here
- …
- example.co でないもの
ドメイン プロパティのデータをサブドメイン、パス、プロトコルで分割するには、次のいずれかの方法を使用します。
- 特定のプロトコルやサブドメインのデータを確認するには、検索パフォーマンス レポートにページフィルタを追加します。
- ドメイン プロパティのデータを分割するには、URL プレフィックス プロパティを追加で作成します。たとえば、ドメイン プロパティが example.com の場合、m.example.com、http://example.com、https://example.com/spain/ などのプロパティを追加で作成します。
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Google がホストするプロパティ
Google サイト、Blogger サイト、G Suite アカウントなど、Google がホストするプロパティを所有している場合は、ドメインを所有しているのか、ドメイン下のサブパスのみを所有しているのかに応じて適切に、URL プレフィックス プロパティまたはドメイン プロパティを作成できます。Google がホストするプロパティと同じアカウントでログインしている場合は自動的に確認プロセスが実施されます。
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- プロパティを使用する際は、確認方法を選択できます。Search Console で確認方法を選択すると、その方法に必要な確認手順が表示されます。すぐに確認することも、設定を保存して後で再開することもできます。
- すぐに確認するには、ポップアップ ウィンドウを閉じずに、表示された確認手順を完了して、ポップアップ ウィンドウで [確認] をクリックします。手順を完了するのに時間がかかる場合は、次のように、いつでも設定を保存して後で再開できます。
- 中断して後で再開するには、[後で確認] をクリックして現在の状態を保存し、ポップアップを閉じます。その後、いつでもサイトを確認できます。確認手順を実施した後、ナビゲーション バーのプロパティ セレクタで保存済み(ただし未確認)のプロパティを選択して [確認] を選択し、確認作業を完了します。
- データは数日後にプロパティに表示されるようになります。Search Console アカウントにプロパティが追加されるとすぐに、そのプロパティが確認される前でも、データ収集が開始されます。アカウントにそのプロパティを追加したユーザーがいる限り、確認済みの所有者がいるかどうかにかかわらず、データ収集は継続されます。確認後、数日が経過してもプロパティにデータが表示されない場合は、Google 検索でサイトが表示されていないか、間違った URL を指定したことが原因である可能性があります(URL プレフィックス プロパティに https ではなく http を指定したなど)。
削除したプロパティを再度追加する
プロパティに確認済みの所有者がいる限り、確認を行わずに削除したプロパティを再度追加できます。
プロパティを再度追加するには、手順 1~3 に沿ってプロパティを追加するだけです。再確認は自動的に行われます。