著作権侵害による Google 検索結果の削除に関するよくある質問

 

著作権関連の削除リクエストとは何ですか?

著作権者および代理を務める申立団体は、著作権の侵害にあたると思われるコンテンツ、または著作権の侵害にあたると思われるコンテンツへのリンクの削除リクエストを提出します。

この情報はどの程度正確ですか?

このデータは、ユーザーが Google のウェブフォームから提出した著作物削除リクエストの内容に基づいています。不正確な情報が提出されるケースや、フォームの入力方法が間違っているケースもあり、削除リクエストが適切なものであるとは確認できない場合もあります。たとえば、個人が削除リクエストを提出する際に、居住する国または地域を間違えることもあります。DMCA プロセスを進めるにあたり、申立団体は、申し立てられた方法でのコンテンツの使用が、著作権者、その代理人、または法律の承認を受けていないことについて、誠意を持って明言する必要があります。また、虚偽申告罪に問われる可能性があることを理解した上で、著作権が侵害されていると疑われる著作権者から代理権限が与えられていることも表明する必要があります。

場合によっては、著作権者や申立団体のエントリが重複して表示されることもあります。これにはいくつかの理由があります。たとえば、申立団体の異なる部門から通知が提出された場合、著作権者や申立団体が名前を複数の表記で記した場合、申立団体がメンバー組織を著作権者として言及している場合などがあります。申立団体や著作権者が名前を変更する可能性もあります。

URL が除外される場合と、されない場合があるのはなぜですか?

Google では、著作権を侵害しているとする明確かつ具体的な通知を受けた場合には、それに対し適切な対応を取ることをポリシーとしています。審査の際、著作権関連の削除リクエストで指摘された 1 つ以上の URL が著作権を明らかに侵害していないと判明することがあります。こうした場合、Google は、検索結果からの URL の除外に応じません。URL の削除に応じない理由には、URL が著作権を侵害している理由についての十分な情報がないこと、リクエストで指摘されている著作権侵害コンテンツが見つからないこと、著作権の削除プロセスが不適切に利用されていると推論されること(例については、次のよくある質問を参照)、フェアユースであることなどが挙げられます。

不正確または意図的に不正な著作権関連の削除リクエストが提出されることはありますか?

著作権を侵害するコンテンツとは明らかにリンクしていない検索結果に関する不正確または不当な著作権関連の削除リクエストが提出されることもあります。2006 年には、独立したサードパーティにより、不適切な削除リクエストや不正な削除リクエストが提出される頻度に関する分析が実施されました。最新の調査では、削除手続き全般についてさらに掘り下げた分析が行われました。

Google の著作権関連の削除プロセスを通じて提出された削除リクエストの中で、明らかに不当な例をいくつかご紹介します。

  • アメリカのある大手映画制作会社は、自社の映画に関する内容を IMDb(インターネット ムービー データベース)から削除するよう依頼してきました。同社は同時に、大手オンライン メディア サービスに投稿された公式予告編の削除も依頼しています。
  • 大手映画会社の依頼を受けたアメリカのある申立団体は、主要新聞のウェブサイトに掲載された映画批評の削除を 2 度にわたり要請してきました。
  • イギリスのある自動車教習所は、競合他社がサービス提供地域のアルファベット順リストをコピーしたと主張し、その教習所のホームページを検索ネットワークから削除するよう依頼してきました。
  • 映画会社やレコード会社、スポーツ指導サービスをクライアントとするあるコンテンツ保護団体は、クライアントが提出した著作物削除依頼の掲載先とリンクする検索結果を削除するよう依頼してきました。同社は同時に、著作権を侵害していないその他の URL の削除も依頼しています。
  • アメリカ在住のある市民は、本人の氏名が出てくる公判記録は氏名の公表が著作権の侵害に当たるとして、掲載ページとリンクする検索結果の削除を要請してきました。
  • アメリカ在住のある市民(複数)は、特定のブログやウェブ フォーラムで特定の主張、地域、日付、否定的意見と結び付けて本人の氏名が記載されているとして、そうしたページとリンクする検索結果を削除するよう依頼してきました。
  • アメリカのある企業は、従業員が個人ブログで不当な処遇への不満を綴っているため、そうしたコンテンツとリンクする検索結果を削除するよう依頼してきました。

Google では、以上のリクエストのいずれにも対応しませんでした。

DMCA とは何ですか?

DMCA(デジタル ミレニアム著作権法)は米国の著作権法で、著作権侵害による金銭的損害から Google のような認定オンライン サービス プロバイダを保護するセーフハーバー条項と呼ばれる規定が設けられています。このセーフハーバー条項では、一定の要件を満たすリクエストが提出された場合、サービス プロバイダは著作権の侵害にあたると思われるコンテンツを削除するかアクセスを無効にすることを定めています。Google が著作権の削除リクエストに応じる場合は、DMCA の要件に準拠します。

DMCA 以外の著作権法にも準拠していますか?

Google では、著作権を侵害しているとする明確かつ具体的な通知を受けた場合には、それに対し適切な対応を取ることをポリシーとしています。ウェブフォームで指定されている通知形式は、DMCA の推奨フォームに沿ったもので、世界中の国や地域の著作権者が簡単かつ効率的に送信できるように配慮されています。

Lumen とは何ですか?

Lumen とは、ハーバード大学バークマン センター(Berkman Center for Internet & Society)によるプロジェクトで、さまざまな国際調査機関と連携して、世界中のオンライン コンテンツ削除リクエストに関する情報を提供しています。著作権侵害の申し立てに基づくリクエストなど、さまざまなオンライン コンテンツ削除リクエストを掲載し、分析します。リクエストの提出元は、参加企業から個人までさまざまです。法的に認められる場合は、Google 検索結果に、削除されたコンテンツの代わりに Lumen で公開されたリクエストへのリンクを掲載します。

Google 検索のデータのみを提供するのはなぜですか?

透明性レポートは進化し続けており、Google は追加のデータを提供する機会を常に探しています。Google の著作権に関する統計情報について詳しくは、2016 年のレポート「How Google Fights Piracy」をご覧ください。

データは包括的ですか?

このデータは、著作権侵害が疑われるコンテンツにリンクする検索結果を削除するために、ウェブフォームを通じて著作権者から提出されたリクエストで指定されている情報を示します。これは 2011 年 7 月以降、Google 検索について提出された著作権関連の全削除リクエストの 95% 以上を含む部分的な履歴データです。ただし、次のようなリクエストは対象外となります。

  • FAX や手紙など、ウェブフォーム以外の手段で提出されたリクエスト
  • Google 検索以外のサービスに関するリクエスト(YouTube や Blogger に対するリクエストなど)
  • 他の Google サービスに表示されるコンテンツについて Google 検索に送信されたリクエスト(Google 検索に関するリクエストであるものの、YouTube や Blogger の URL が指定されている場合など)

著作権関連の削除リクエストの対象に指定されているドメインの割合(%)は、どのようにして算出されていますか?

Google では、削除リクエストが提出された URL の数をドメイン内のインデックス登録済みページの概数で除算し、特定のドメインが著作権関連の削除リクエストの対象に指定されている割合を算出しています。この概算値は、以前の削除実績によって変わることがあります。インデックス登録済みページの数は正確な数字ではないため、評価も 1% 未満や 10% 未満など大まかな数字で公開するようにしています。ドメイン内のインデックス登録済みページの数を測定するのは、簡単な作業ではありません。たとえば、「次へ」リンクが埋め込まれているカレンダー ページの場合は、その 1 ページが無限のページ数に評価されてしまうこともあり、正確なページ数を割り出すのは事実上、不可能となっています。さらに、Googlebot などウェブクローラの特性やクロールとインデックス登録を管理する手法が原因で、Google が把握しているドメインの範囲が実際の規模と一致していないケースもあります。この方法はまだテスト段階であり、今後の結果次第では変更になる可能性もあります。

リクエストが行われてから、検索結果が削除されるまでの時間はどれくらいですか?

Google 検索で著作権を侵害するコンテンツとリンクしていると判明した検索結果は早急に削除されます。著作権関連の削除リクエストの処理にかかる時間は、Google 検索のウェブフォームを使用して送信された場合で平均 6 時間程度です。ただし、配信方法、言語、送信情報の不備など、さまざまな要因によって処理時間は変わってきます。

著作権者と申立団体の違いを教えてください。

著作権者とは、著作権関連の削除リクエストの対象となるコンテンツの独占的な使用権を主張する個人または団体のことを指します。申立団体は著作権者の代理として、著作権侵害が疑われるコンテンツへのリンクを検索結果から削除するよう Google に要請する場合があります。申立団体は、自身が著作権侵害を申し立てた著作物の独占的権利の所有者である場合と、そうではない場合があります。

リクエストを処理する前に、ユーザーに通知していますか?

法的に可能な場合は、著作権関連の削除リクエストに異議申し立てができるよう、当事者であるユーザーにはなるべく通知するよう努めています。ただし、Google 検索の場合、著作権関連の削除リクエストが出ているページのウェブマスターは身元を確認できない場合があり、連絡を取る効果的な手段もないため、有益な形で通知するのは極めて困難です。該当するユーザーがウェブサイトの所有者として Google の Search Console に登録されている場合は、このサービスを通じて通知を送信します。また、表現の自由に関する公的サイト Lumen はウェブマスターも利用する可能性があるため、著作権関連の削除リクエストのコピーを送信し、サイトで公開してもらうようにしています。

対策を行わなかった URL をすべて表示しないのはなぜですか。

一部の URL は別の削除リクエストで審査され、すでに削除されている可能性があります。

著作権関連の削除リクエストに対する申し立てを行うことはできますか?

ご自分に対するリクエストに基づき、ご自分のサイトへのリンクが誤って削除されたとお考えの場合、ウェブマスターは、DMCA 第 512(g)項(2)号および(3)号に基づく異議申し立て通知フォームを提出できます。Google は、申し立ての内容を審査した上で、リンクを元に戻すことができます。

「インデックスに登録されていない URL の割合(%)」の数値は何を意味しますか?

Google の検索インデックスに現在登録されていない URL に対するリクエストを受け取ることがあります。Google では、ポリシーの規定に沿って、Google の検索インデックスに登録されていないものも含め、すべての URL に対する DMCA 通知を受理し、処理します。Google では、後でこのページをクロールする可能性があるため、インデックスに登録されていない URL を処理することで、DMCA 通知が提出されたページが以降、検索結果に表示されないようにしています。