一括送信シートを使用して Google 広告入札戦略を適用する

Google 広告入札戦略をキャンペーンに適用する手順や、広告グループの目標コンバージョン単価や広告費用対効果の目標値をオーバーライドする手順の概要は次のとおりです。

1. 検索広告 360 内で、更新するキャンペーンまたは広告グループを含む編集可能な一括送信シートをダウンロードします。
2. ダウンロードした一括送信シートの [Engine bid strategy name] 列に Google 広告の入札戦略を指定します。
3. 検索広告 360 に一括送信シートをアップロードします。

Google 広告のキャンペーンや広告グループを含む編集可能な一括送信シートをダウンロードする

キャンペーンや広告グループを含む編集可能な一括送信シートをダウンロードします。

1. Google 広告エンジン アカウントに移動します。

   エンジン アカウントへの移動手順

   1. 左パネルで、[すべてのアカウント] をクリックします。
      左パネルが表示されていない場合

   2. ナビゲーション バーをクリックしてナビゲーション オプションを表示します。

   3. [代理店] リストで、対象の広告主を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールします。

   4. [広告主] リストで、対象のエンジン アカウントを含む広告主をクリックします。

   5. [アカウント] リストで、エンジン アカウントをクリックします。

   6. [適用] をクリックするか、Enter キーを押します。

   検索広告 360 にエンジン アカウントのページが表示されます。

2. [キャンペーン] タブまたは [広告グループ] タブをクリックします。
3. （省略可）フィルタを使用して、入札戦略を適用するキャンペーンだけを表示するようにします。
4. レポートの表の上部にあるダウンロード アイコン をクリックして、ダウンロード パネルで次のように選択します。
   • 対象: [選択したアイテム]
   • 表示項目: [編集可能な項目（再アップロード用）]
   • 含めるタイプ: [キャンペーン] と [広告グループ]
   • フィルタ: [インプレッションなしの行を含める]
5. [ダウンロード] をクリックします。

検索広告 360 によってレポートが生成されると、選択した配信オプションに応じて、ファイルがブラウザのダウンロード ディレクトリにダウンロードされるか、メールで送信されます。

レポートのダウンロードを選択した場合、レポートのサイズが非常に大きいと、レポートの生成に時間がかかることがあります。レポートの生成中も検索広告 360 は使用できます。ステータスバーにレポート生成の進行状況が表示されます。生成が終了すると、ステータスバーに [ダウンロード] が表示されます。このリンクをクリックすると、レポートがダウンロードされます。

キャンペーン向けの Google 広告入札戦略設定

ダウンロードした一括送信シートで、キャンペーンを定義している行を見つけて、以下の列に情報を入力します。

• Engine bid strategy name
  次のいずれかを入力します。
  • Google 広告内で作成し、検索広告 360 に同期したポートフォリオ入札戦略の名前
  • 拡張クリック単価（eCPC）

    • (manual; Enhanced CPC): Google 広告入札戦略を個別単価設定、入札戦略なし、個別クリック単価に設定し、キャンペーンの eCPC 機能を有効にします。広告グループやキーワードに対して個別に設定した入札単価が、eCPC 調整の基礎になります。

  • クリック数の最大化
    • (Maximize Clicks; Enhanced CPC): 「クリック数の最大化」標準入札戦略を適用し、eCPC 機能を有効にします。上限クリック単価は指定されません。
    • (Maximize Clicks; bid ceiling): 「クリック数の最大化」標準入札戦略を適用し、1 回のクリックに対して支払う上限クリック単価（入札単価の上限となる指定金額）を設定します。eCPC 機能は有効になりません。
    • (Maximize Clicks; bid ceiling; Enhanced CPC) : 「クリック数の最大化」標準入札戦略を適用し、1 回のクリックに対して支払う上限クリック単価（入札単価の上限となる指定金額）を設定し、eCPC 機能を有効にします。
  • 目標コンバージョン単価
    • (Target CPA; target CPA): 「目標コンバージョン単価」標準入札戦略を適用し、コンバージョン単価の目標（目標コンバージョン単価）を指定します。
  • 目標広告費用対効果
    • (Target ROAS; target ROAS%): 「目標広告費用対効果」標準入札戦略を適用し、広告費用対効果の目標値をパーセントで指定します。
  • remove_content: キャンペーンに現在適用されている入札戦略を削除し、個別単価設定に戻ります。キャンペーン内のすべての広告グループも個別単価設定に戻ります。
  • (manual;): Google 広告入札戦略を個別単価設定、入札戦略なし、個別クリック単価に設定します。その項目に現在適用されている入札戦略を削除し、個別に設定した入札単価だけを使用します。キャンペーン内のすべての広告グループも個別単価設定に戻ります。

• Min Bid および  Max Bid （キーワード用）
  次のいずれかを入力してください。

  • 入札戦略から最小単価と上限単価を継承するには、「(inherited)」と入力します。

  • 入札戦略の設定より優先する具体的な金額（.50 など）。

例

入札戦略をキャンペーンに適用する例を以下に示します（スペースの制約上、ここには一部の必須の列だけを表示しています）。

Row type	Action	Campaign	Engine bid strategy name
campaign	edit	Campaign #1	Portfolio CPA strategy
campaign	edit	Campaign #2	(Maximize Clicks; Enhanced CPC)
campaign	edit	Campaign #3	(manual; Enhanced CPC)
campaign	edit	Campaign #4	(Maximize Clicks; 1)
campaign	edit	Campaign #5	(Target CPA; 5)
campaign	edit	Campaign #6	(Target ROAS; 300%)

広告グループ向けの Google 広告入札戦略設定

広告グループは常に親キャンペーンから入札戦略を継承しますが、キャンペーン単位で「目標 ROAS」入札戦略や「目標 CPA」入札戦略（あるいは、ROAS や CPA を目標として指定したポートフォリオ入札戦略）を指定している場合は、広告グループ単位で独自の ROAS 目標や CPA 目標を設定できます。

キャンペーン単位で設定した ROAS 目標や CPA 目標をオーバーライドするには、広告グループを定義している行を見つけて、以下の列に情報を入力します。

• Engine bid strategy name
  次のいずれかを入力します。
  • 目標コンバージョン単価
    • (Target CPA; target CPA): 広告グループの新しい目標コンバージョン単価を指定します。この設定が有効になるのは、「目標コンバージョン単価」入札戦略や、コンバージョン単価を目標とするポートフォリオ入札戦略をキャンペーン単位で指定している場合に限られます。
  • 目標広告費用対効果
    • (Target ROAS; target ROAS%): 広告グループの新しい広告費用対効果の目標値を指定します。この設定が有効になるのは、「目標広告費用対効果」入札戦略や、広告費用対効果を目標とするポートフォリオ入札戦略をキャンペーン単位で指定している場合に限られます。
  • remove_content または (inherited): 目標のオーバーライドを削除し、キャンペーンに適用されている入札戦略設定を継承します。