クロス環境での Floodlight コンバージョン
オーディエンス レポートには、クロス環境での Floodlight コンバージョンを表示する列を追加できません。
Floodlight コンバージョンのアトリビューション モデル
- 年齢
- 性別
- エンジン リマーケティング リスト
エンジンの指標
自動タグ設定を使用している Google 広告アカウント以外のアカウントのエンジン指標がレポートに含まれている場合、オーディエンス セグメントを適用したり、オーディエンス ディメンションを表示したりすることはできません。たとえば、対象範囲として Microsoft Advertising アカウントを選択したときに、[クリック数] 列がレポートに含まれていた場合、オーディエンス セグメントを適用することはできません。同様に、自動タグ設定を使用していない Google 広告アカウントを対象範囲に選択したときに、[クリック数] 列がレポートに含まれていた場合、オーディエンス セグメントを適用することはできません。
自動タグ設定を有効にしている場合でも、オーディエンス セグメントとオーディエンス ディメンションを利用できるのは、次のクリックベース エンジン指標に限られます。
-
平均 CPC
-
クリック数
-
費用
-
訪問数
インプレッションまたは掲載順位に基づく指標に、オーディエンス セグメントとオーディエンス ディメンションは利用できません。たとえば、次の列はオーディエンス レポートでは使用できません。
-
平均 CPM
-
平均掲載順位
-
クリック率
-
インプレッション
-
無効なクリック
-
ディスプレイ広告のインプレッション シェア
-
ディスプレイ広告のインプレッション シェア損失率
-
検索広告のインプレッション シェア
-
検索広告のインプレッション シェア損失率
エンジン指標の不一致
未分割レポート内のエンジン指標とオーディエンス レポート内のエンジン指標は完全に一致するとは限りません。未分割レポート内のエンジン指標が、直接 Google 広告から取得されるのに対し、オーディエンス レポート内のエンジン指標は、検索広告 360 が各オーディエンス タイプに結び付けたクリック数に基づいて計算されます。スパムフィルタ設定の違いなどにより、検索広告 360 と Google 広告とで掲載結果に関する数値が異なることがあります。
例を次に示します。
- 検索広告 360 内で [キャンペーン] タブを表示すると、総費用が 250 万円と表示されています。
このデータは、直接 Google 広告から取得されたもので、Google 広告内で表示される数値と完全に一致しているはずです。 - [キャンペーン] タブを年齢別に分割すると、総費用が 2,505,000 円に増加しました。
これは、検索広告 360 がオーディエンス データを使用して、各オーディエンスに結び付くクリック数を決定したためです。検索広告 360 は、このそれぞれのクリック数に対して Google 広告から費用データを取得します。場合によっては、検索広告 360 がリクエストした費用データの対象となるクリックが、Google 広告のスパムフィルタによって除外されていることがあります。
1 日の予算
オーディエンス レポートには [1 日の予算] 列を追加できますが、この列のデータはオーディエンス データに対応しません。つまり、表示される 1 日の予算は年齢グループや性別などのオーディエンス特性には適用されず、それぞれの行に同じ数値が繰り返し表示されます。
1 日の予算に該当するデータを表示するには、オーディエンスのディメンションやセグメントを削除します。
概要データは表示されない
必ずしも各コンバージョンが常にいずれかのオーディエンス タイプに関連付けられているわけではなく、1 つのコンバージョンが複数のオーディエンスに関連付けられていることもあるため、オーディエンス レポートを表示する際に総コンバージョン数を合計すると、誤解が生じる可能性があります。アフィニティ カテゴリや、購買意向の強いセグメント、キャンペーン マネージャー 360 リマーケティング リストのレポートを表示すると、検索広告 360 では概要データを示す集計行は自動的に削除されます。
オーディエンス データは 1 日 1 回更新される
オーディエンス データは 1 日 1 回更新されます。レポートの期間に当日が含まれていても、当日のオーディエンス データは表示されません。
ユーザー属性ターゲットのレポートを作成する場合は [ターゲット] タブを使用する
Google 広告のキャンペーンや広告グループに対してユーザー属性ターゲットを設定している場合、[ターゲット] タブを使用すると、オーディエンス レポートの代わりに、ユーザー属性ターゲットの掲載結果をレポートできます。オーディエンス レポートと Google 広告ターゲティングでは、ユーザー属性データの算出方法が異なるため、オーディエンス レポートでは、Google 広告ユーザー属性ターゲティングの掲載結果を正確に表示できない可能性があります。詳細