コンバージョン数、収益、詳細ターゲティングの入札戦略を、掲載結果の履歴がない新しい単価調整可能な項目に適用すると、入札戦略によってその項目に「コールド スタート」が適用されます(表に青いアイコン で示されますが、このアイコンが表示されるまでには数時間ほどかかります)。コールド スタートの動作は、単価調整可能な項目が十分なクリック数を獲得するか、2 週間以上経過すると、停止します(アイコンが消えます)。
コールド スタートの期間中、検索広告 360 入札戦略は一時的な掲載順位の範囲内に項目を収めることで、掲載結果の確認に十分なトラフィックを獲得することと、効果が不明の単価調整可能な項目にかける費用を適切な額にすることのバランスを取ろうとします。
データ収集期間中に行われるコールド スタートの動作は次のとおりです。
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入札戦略のメインの目標(CPA、ERS、ROAS、掲載順位など)とその入札戦略で設定された 1 か月の費用目標をオーバーライドします。
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最小単価 / 上限単価やキャンペーン予算をオーバーライドすることはありません。
単価調整可能な項目の一時的な掲載順位の範囲を調整する
コールド スタートの際、キーワードのデフォルトの掲載順位は 3~5 位です。必要に応じて、デフォルトの掲載順位を変更することでコールド スタートの動作を調整できます。たとえば、新たに追加する単価調整可能な項目の費用を抑えたい場合は、最高掲載順位と最低掲載順位を下げることができます。ただし、コールド スタートの期間中にデフォルトの掲載順位を変更すると、必要以上に費用がかかったり、新しい単価調整可能な項目に適切な入札単価が設定されるまでの時間が長くなったりする場合があります。
入札戦略レベルで単価調整可能な項目のコールド スタートの動作を変更する場合は、以下の点に注意してください。
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データ収集の段階で、最高掲載順位を高く設定する(例: 最高掲載順位を 1 位にする)ことは避けてください。必要以上に費用がかかる恐れがあります。
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また、掲載順位の制限を厳しくする(例: 最低掲載順位を 3 位または 4 位にする)ことも避けてください。短期間に入札戦略の第 1 目標から大きく逸脱する恐れがあります。
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最高掲載順位と最低掲載順位を下げる(例: デフォルトの範囲を 3~5 位から 6~8 位に変更する)と、新しい項目の追加にかかる費用を抑えることができますが、同時に新しい単価調整可能な項目がコンバージョン データを取得する速度も遅くなります。一部の項目で、効果的に入札されるのに十分なクリック数を 2 週間で獲得できない可能性があります。
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入札戦略は、新しい単価調整可能な項目を追加してから最長 2 週間は、真の性能レベルで機能しないことがあります。多くの新しい項目を一度に追加した場合、初期の掲載結果は、一時的な制限が解除された後の掲載結果と大幅に異なる可能性があります。
新しい単価調整可能な項目のコールド スタートの動作を変更する手順は次のとおりです。
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検索広告 360 の入札戦略に移動します。
入札戦略への移動手順-
広告主に移動します。
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左側のナビゲーション パネルで、[入札戦略] をクリックします。
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レポート表で入札戦略名をクリックします。
または、次の方法もあります。
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ナビゲーション バーの端にあるその他アイコン をクリックしてナビゲーション オプションを表示します。
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[代理店] のリストで、該当する入札戦略を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールするかします。
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[広告主] のリストで、該当する入札戦略を含む広告主をクリックします。
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[入札戦略] のリストで、入札戦略をクリックします。
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[適用] をクリックするか、Enter キーを押します。
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検索広告 360 に入札戦略のページが表示されます。
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入札戦略名の下にある入札戦略の設定アイコン をクリックします。
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入札戦略の設定パネルで、[詳細設定] をクリックします。
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[最新キーワードの一時的な掲載順位制限] で、掲載順位の範囲を更新して [入札戦略を保存] をクリックします。
一時的な掲載順位制限が新しいキーワードと単価調整可能な項目に適用されます。