この記事では、Google タグにオーガニック検索フィールドを追加する方法について、詳しく説明します。オーガニック検索フィールドは、次の 2 つの方法のいずれかで実装できます。
オーガニック検索フィールドを手動で実装する
Google タグを使って Floodlight コンバージョンを記録する場合、カスタマー サポートから dc_natural_search
フィールドが送信されます。フィールドは次のようになります。
'dc_natural_search': {
'exclusion_parameters': [
'^foo[_]bar=qux$',
'^yes=no^'
],
'engines': {
'aol': '1;2;a',
'ask': '3;4;b',
'google': '5;6;c',
'msn': '7;8;d',
'yahoo': '9;0;e',
'yahoo_japan': '11;12;f'
}
}
パソコン用ページの場合
パソコンサイトのすべてのページのグローバル スニペットにこのフィールドを追加するよう、ウェブマスターに依頼してください。ウェブマスターが作業を完了すると、サイトのグローバル スニペットは次のようになります。
<!--
Start of global snippet: Please do not remove
Place this snippet between the <head> and </head> tags on every page of your site.
-->
<!-- Google tag (gtag.js) - Google Marketing Platform -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=DC-1234567"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments)};
gtag('js', new Date());
gtag(
'config', 'DC-1234567', {
'dc_natural_search': {
'exclusion_parameters': [
'^foo[_]bar=qux$',
'^yes=no^'
],
'engines': {
'aol': '1;2;a',
'ask': '3;4;b',
'google': '5;6;c',
'msn': '7;8;d',
'yahoo': '9;0;e',
'yahoo_japan': '11;12;f'
}
}
}
);
</script>
<!-- End of global snippet: Please do not remove -->
Accelerated Mobile Pages の場合
Accelerated Mobile Pages を使用する場合は、モバイルサイトのすべてのページの Google タグにこのフィールドを追加する必要があります。ウェブマスターの作業が完了すると、サイトの Google タグは次のようになります。
<!-- Google タグ(gtag) -->
<amp-analytics type="gtag" data-credentials="include">
<script type="application/json">
{
"configRewriter": {
"varGroups": {
"dns": {"enabled": true}
}
},
"vars": {
"gtag_id": "DC-1234567",
"config": {
"DC-1234567": {
"groups": "default",
"dc_natural_search": {
"exclusion_parameters": [
"^foo[_]bar=qux$",
"^yes=no^"
],
"engines": {
"aol": "1;2;a",
"ask": "3;4;b",
"google": "5;6;c",
"msn": "7;8;d",
"yahoo": "9;0;e",
"yahoo_japan": "11;12;f"
}
}
}
}
},
"triggers": {
}
}
</script>
</amp-analytics>
Google タグ マネージャーを使用してオーガニック検索タグを展開する
Google タグ マネージャーは、Google アナリティクスや Floodlight などの複数のソースから得られるタグを管理できるツールです。ご自分のサイトで Google タグ マネージャーを使用する場合、以下の手順で検索広告 360 自然検索タグを展開します。
-
google.com/tagmanager に移動してログインし、サイトのコンテナにアクセスします。
-
乱数を生成できるカスタム変数を作成済みでない場合は、乱数の組み込み変数を有効にします。
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左パネルで、[変数] をクリックします。
-
[ユーティリティ] ボックスで、[乱数] を選択します。
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-
ページが読み込まれるたびに呼び出されるタグを作成します。
-
左パネルで、[タグ] をクリックします。
-
[新規] をクリックします。
-
無題タグにわかりやすい名前を付けます。
たとえば、「オーガニック検索タグ」と入力します。 -
手順 1 [プロダクトを選択] で、[カスタム HTML タグ] をクリックします。
-
手順 2 [タグを設定] で、次のように設定します。
- 検索広告 360 カスタマー サポートから受け取ったオーガニック検索タグを [HTML] フィールドに貼り付けます。
- タグ内の ord パラメータの値に {{Random Number}} を設定するか、乱数を生成するカスタム変数の名前を設定します。
- [続行] をクリックします。
-
手順 3 [配信するタイミング] で、[すべてのページ] をクリックします。
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[タグを保存] をクリックして新しいタグを保存します。
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Google タグ マネージャーの標準の公開プロセスどおりに操作します。
-
コンテナ バージョンを作成します。
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バージョンのプレビューとデバッグを行います。
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新しいバージョンを公開します。
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ページが読み込まれるたびに、リファラーがオーガニック検索の検索結果であるか、タグが判断します。オーガニック検索の検索結果をクリックした結果としてページへのアクセスがあった場合、タグがトリガーされ、オーガニック検索の検索結果がレポートされます。
Google タグ マネージャーを使用して導入したタグをテストする
Google タグ マネージャーを使用してタグを導入した場合は、次の手順でテストします。
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Chrome ウェブブラウザで Chrome ウェブストアにアクセスし、Google Tag Assistant をインストールします。
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オーガニック検索結果からご自分のサイトにアクセスします。
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Tag Assistant を使用して、オーガニック検索タグが起動したことを確認します。
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検索結果をクリックせずに、サイトの別のページにアクセスします。
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Tag Assistant を使用して、オーガニック検索タグが起動しなかったことを確認します。
このよくある質問は、Floodlight iframe タグとオーガニック検索タグを使用する場合にのみ適用されます。
このタグは Floodlight タグに代わるものですか。
検索広告 360 自然検索のタグ自体は Floodlight タグではなく、検索エンジンからのアクセスをトラッキングするためのタグであるため、検索広告 360 自然検索のトラッキングに欠かせない部分です。
ページのどこにタグを配置すればよいですか。
ページが読み込まれるたびにタグが呼び出される必要があります。HTML body タグの内側の、なるべくページの上部に近い場所にタグを配置します。これにより、トラッキングが最も正確に行われるようになります。
キャッシュ無効化にサーバーサイド インクルードや Perl などの他の言語を使用できますか。
はい、十分にランダムで動的な文字列がタグに含まれる限り、どのような方法でもご使用いただけます。Google マーケティング プラットフォームが提供する JavaScript ラッパーは実装を容易にするためのもので、ご提案にすぎません。なお、サーバーサイドよりもクライアント サイドでのキャッシュ無効化をおすすめします。
タグはサイト上にいつまで配置しておけばよいですか。
検索広告 360 自然検索のトラッキングを行う限り、タグは残しておいてください。タグの配置、削除、再配置を繰り返さないようにしてください。タグは例外なくページに記述する必要があります。
タグの影響でページの読み込み時間が長くなっています。タグを削除してもよいですか。
タグのサイズは約 2.4 KB と非常に小さく、ページの読み込みへの影響は最小限に抑えるよう設計されています。タグを配置していないと検索広告 360 自然検索のトラッキングは行われません。
Google マーケティング プラットフォームの広告タグをホームページに挿入したくありません。どうすればよいですか?
ユーザーはほとんどの場合、検索エンジンからホームページにアクセスします。そのため、タグの配置先として最も重要な場所はホームページになります。タグが存在しないと、検索広告 360 自然検索のトラッキングは行われません。
ページを動的に生成しています。タグはどこに配置すればよいですか。
タグはページ コンテンツと一緒に表示され、ページ リクエストのたびに読み込まれる必要があります。
他にはどのページにタグを配置すればよいですか。
オーガニック検索のアクセスのランディング ページとなるすべてのページにタグを配置してください。バニティページや一時的なページなど、トラッキングする必要があるすべての関連ページが対象です。たとえば、クライアントによっては会社案内のページも該当します。
除外パラメータはどのページに追加すればよいですか。
有料検索キャンペーンを実行している場合は、タグが使用されている各ページに除外パラメータを追加します。除外パラメータが追加されていないと、オーガニック検索でのアクセスをカウントできません。他のクエリ文字列値と同様に除外パラメータを追加します。クエリ文字列がない場合は、新しいクエリ文字列を追加してください。サーバーでページ URL の任意の除外パラメータをサポートしていない場合は、代わりの方法について実装担当者にご相談ください。