検索広告 360 入札戦略における入札単価調整について

入札単価調整は、ユーザーが検索に使用した端末や、リマーケティング リストのメンバーシップ、場所などに基づいて入札単価を引き上げたり、引き下げたりする機能です。各シナリオや入札単価調整への対応状況は、検索エンジンによって異なります。

一部のエンジンタイプでは、コンバージョン数や収益、詳細設定の目標に基づいてスマート自動入札戦略を設定すると、入札単価調整を自動的に最適化できます。自分自身で実践して習得するアプローチを希望する場合は、入札戦略で、入札単価調整の推奨値を提示するだけにとどめておくように設定できます。定期的に推奨値を確認して、必要に応じて推奨値を適用してください。

Google 広告など、一部の検索エンジンでは、特定のタイプの端末（モバイルなど）やターゲット（リマーケティング ターゲットなど）を対象に、指定した入札単価を増減することができます。

スマート自動入札戦略を利用すると、同一の掲載結果履歴データを使用して、基本単価の設定と、特定の端末タイプやターゲットの入札単価調整を行うため、コンバージョン数や収益の目標に向けて最適な入札単価調整を実現できます。入札単価調整の最適化だけに焦点を絞った入札戦略を設定することもできます。このタイプの検索広告 360 入札戦略では、入札単価を手動で設定すると、入札単価調整が自動的に設定されます。

検索広告 360 入札戦略で入札単価調整を設定したり推奨値を提示したりできるのは、ポートフォリオ内のキャンペーン、広告グループ、単価調整可能な項目に限られます。  
 

入札戦略を一時停止した場合でも、入札単価調整比の変更が行われているように見える

入札戦略が一時停止された後も、入札戦略が入札単価調整の設定や推奨値の提示を続けているように見えることがあります。この場合、実際には広告グループまたはキーワードに適用された別の有効な入札戦略により、入札単価調整の設定や推奨値の提示が行われています。 

[広告グループ] タブまたは [キーワード] タブに[入札戦略] 列を追加すれば、項目が入札戦略を継承しているか、別の入札戦略で管理されているかを確認できます。

入札単価調整のオプション

入札戦略を作成する際、[目標] ページには、サポートされている検索エンジンのすべての入札単価調整がリスト表示されます。選択した入札単価調整が適用されるのは、その入札単価調整に対応しているエンジンタイプに限られます（下記の表を参照）。

オプション	適用されるエンジンタイプ	説明
キーワードとその他の単価調整可能な項目	サポートされているすべての検索エンジン	キーワードと商品グループの入札単価を自動的に調整します。 このチェックボックスをオフにした場合: 入札戦略は入札単価調整の最適化だけに焦点を絞るようになります（該当する場合）。 すべてのエンジン アカウントで、手動で入札単価を設定する必要があります。
デバイスの入札単価調整	Google 広告 Microsoft Advertising Yahoo! Japan	パソコン、モバイル、タブレットのデバイス入札単価調整を最適な値に自動設定します。 このチェックボックスがオフの場合でも、各端末タイプを対象とする入札単価調整の推奨値が入札戦略によって提示され、その推奨値を手動で適用できます。 デバイス入札単価調整の詳細についてご確認ください。
リマーケティング ターゲットの入札単価調整	Google 広告 Microsoft Advertising	Google 広告の入札単価調整と Microsoft Advertising リマーケティング ターゲットの入札単価調整を最適な値に自動設定します。 このチェックボックスがオフの場合でも、設定した Google 広告または Microsoft Advertising リマーケティング ターゲットを対象とする入札単価調整の推奨値が予算入札戦略によって提示され、その推奨値を手動で適用できます。 詳しくは、Google 広告のリマーケティング ターゲットの入札単価調整および Microsoft Advertising のリマーケティング ターゲットの入札単価調整をご覧ください。
地域ターゲットの入札単価調整	Google 広告	地域ターゲット、近隣地域ターゲット、住所表示オプション ターゲットの入札単価調整を最適な値に自動設定します。 このチェックボックスがオフの場合でも、設定した地域ターゲットを対象とする入札単価調整の推奨値が入札戦略によって提示され、その推奨値を手動で適用できます。 詳しくは、地域ターゲットの入札単価調整についてをご覧ください。

設定を変更する

入札戦略を作成した後も、入札単価調整のほとんどの設定を変更できます。たとえば、最初に入札戦略を作成する際に、デバイス入札単価調整の推奨値の提示だけを行うように設定した場合でも、入札単価調整を自動適用するように後で入札戦略を変更することができます。同様に、入札戦略を最初に作成する際に、入札単価調整を自動適用するように設定した場合は、入札単価調整の推奨値の提示だけを行うように後で変更できます。

ただし、入札戦略を作成する際、入札単価を自動的に設定する（つまり、デバイス入札単価調整など、入札単価調整を設定するだけでなく、基本単価そのものを自動的に設定する）ように指定した場合は、入札単価調整の最適化だけを対象とするように入札戦略を変更することはできません。