検索広告 360 の入札戦略の成果を評価するには、通常、次の 2 つの一般的な質問に答える必要があります。
- 掲載結果が個別単価設定（または他の自動入札システム）よりも優れているかどうか。
- さまざまな設定で結果が向上するかどうか（CPA を高くした場合、最小単価と上限単価の範囲を広くした場合など）。
評価するときは、最初に、入札戦略の掲載結果を手動入札と比較したくなるかもしれません。しかし、おすすめの方法は、まず、現在の設定が掲載結果にどのような影響を与えているか理解し、必要に応じて調整を加え、調整の効果が出るまで待つことです。そうしないと、入札戦略に公平な機会を与えられません。
検索広告 360 の予算入札戦略は、広告のパフォーマンスを学習し、最適化します。予算入札戦略の作成は、キャンペーン開始の 2～3 日前に行うことをおすすめします。入札戦略で最適な結果を表示するには、3～4 週間分以上の費用データが必要です。
したがって、入札戦略の掲載結果を実際的に理解するには、少なくとも数週間はかかると考えてください。
おすすめのタイムライン
入札戦略を評価するときのタイムラインとおすすめの手順の概要を以下に示します。
| 1 週目 |
検索広告 360 入札戦略の運用を開始してから 1 週間は何も行わないでください。 最初の 2 週間は、検索広告 360 がパフォーマンスをモニタリングして入札単価を調整し、その調整に対応するための時間が必要です。また、入札戦略にパフォーマンスの履歴がない新しいキーワードが含まれている場合、検索広告 360 はそのキーワードについて開始時の学習動作を行います。 |
| 2 週目 |
指定した入札戦略の制約（最小単価や上限単価など）が最適化のスピードを遅らせていないか確認します。ビジネス目標の許容する範囲で、制約を調整してください。 この時点では、目標金額（CPA の額など）の変更は避けてください。制約から生じる問題に対処するだけにしてください。 |
| 4 週目 |
検索広告 360 のレポートと入札戦略の予測を使用して、設定やキーワードを変更することでさらに優れた成果が得られるかどうかを判断します。 必要に応じて、目標金額を微調整し、数日後に再び予測を確認します。週 1～2 回のペースで小さな変更を加え、費用とコンバージョンの理想的なバランスを探ってください。 詳しくは、パフォーマンス プランの結果の予測をご覧ください。 |
検索広告 360 入札戦略が良好なパフォーマンスを示しており、マーケティング目標、キーワード、ビジネス上の制約に合っていると判断した場合、同じ戦略を継続し、その後も同様のキャンペーンに使用することができます。または、テストを実施して、どの入札戦略がキャンペーンに最適かを特定することもできます。
自動入札によってパフォーマンスが向上する仕組み
自動入札は、オークションごとの最適な入札単価の設定という難しい課題を解決する、シンプルで効果的なソリューションとなり得ます。お客様のアカウントにぜひ導入してみてはいかがでしょうか。入札戦略の設定を手動で変更すると、新しい設定に合わせて入札戦略が調整されるため、パフォーマンスが変動する可能性があります。
導入するにあたり、まずビジネスの目標に合った入札戦略を選んでから、効果をテストします。うまくいけば、キャンペーンの成果を向上させつつ、管理にかける時間を節約し、長期的には何日分もの時間を他の作業に回すことができるでしょう。
最終的な目標は、希望のクリック数、コンバージョン数、収益や利益を適正な入札単価で手に入れることです。