カスタム ディメンションについて

カスタム ディメンションを使用すると、キャンペーン、広告グループ、商品グループ、キーワード、広告に追加情報を含めることができます。カスタム ディメンションごとに(キャンペーンや広告グループなどに関連付けられた)新しいデータ表が定義されます。表の各行には、プライマリ ディメンションの値と、必要に応じて 1 つ以上のセカンダリ ディメンションの値が含まれます。カスタム ディメンションは、最適化(例: キーワードの最適化)を自動化したり、自動化ルールの条件を作成したり、広告グループベースのレスポンシブ検索広告テンプレートを使用して広告を生成したり、レポートデータを確認したりする際に活用できます。

検索広告 360 従来版では、同様の機能は「ビジネスデータ」と呼ばれます。

カスタム ディメンションを使用する理由

次の例は、カスタム ディメンションを使用してキャンペーン、広告グループ、キーワード、または広告のカテゴリを作成し、各カテゴリのレポートデータを要約する方法を示しています。

ある小売業者は従来のデパートと同じように、部門内の商品ラインごとにマーケティング活動を行っており、商品ラインごとに、ブランド マーケティング、非ブランド マーケティング、特別なプロモーション用のキャンペーンを個別に実施しています。キャンペーン、広告グループ、キーワード単位で作成したレポートは、戦略上の決定を下す際には役立ちますが、この小売業者では商品ライン単位で掲載結果を表示、比較するための方法も必要としていました。そこで、「商品ライン」というカスタム ディメンションを作成して、「屋外家具」、「リビングルーム」、「オーディオ」などの商品ラインに各キャンペーンを関連付けることにしました。

: レポートでは、商品ラインごとに全体的な掲載結果を表示できます。

商品ライン クリック数
屋外家具 1,500
リビングルーム 1,000
パソコン 1,200
オーディオ 300


この小売業者では、より詳しく分析するため、次のように「商品ライン」レポートをキャンペーン別に分割しています。

キャンペーン 商品ライン クリック数
キャンペーン 1 屋外家具 550
キャンペーン 2 屋外家具 50
キャンペーン 3 屋外家具 400
キャンペーン 4 リビングルーム 800
キャンペーン 5 リビングルーム 200

カスタム ディメンションは何に適用できますか?

カスタム ディメンションは、検索広告 360 内の次のどのエンティティにも適用できます。

  • キャンペーン
  • 広告グループ
  • キーワード
  • 広告
  • 商品グループ(継承のみ)

セカンダリ ディメンションを追加する

セカンダリ ディメンションでは、さらに別の情報を収集できます。このディメンションは、キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告、商品グループに適用するプライマリ ディメンションに追加されます。

たとえば、個々の小売商品ラインは小売部門に属しているため、「部門」という名前のセカンダリ ディメンションを追加して「商品ライン」ディメンションを拡張することもできます。この小売業者では、各セカンダリ ディメンションに「家具」や「家電」などの値を追加しています。

商品ライン 商品ラインの部門
屋外家具 家具
リビングルーム 家具
パソコン 家電
オーディオ 家電


レポートでは、商品ラインごとに全体的な掲載結果を表示できるだけでなく、部門ごとに全体的な掲載結果を表示することもできます。

商品ラインの部門 クリック数
家具 2500
家電 1800

カスタム ディメンション値の継承

広告グループやキーワードなどの子アイテムを作成すると、親のカスタム ディメンション値が継承されます。たとえば、キャンペーンにカスタム ディメンションを適用すると、キャンペーン内のすべての広告グループ、キーワード、広告、商品グループにカスタム ディメンションの値が継承されます。

その後、子アイテムに新しい値を割り当てることで、これらの値をオーバーライドできます。ただし、カスタム ディメンションは継承されるため、作成時に子アイテムから除外することはできません。

ラベルとカスタム ディメンションの比較

ラベルの用途 カスタム ディメンションの用途

一時的な非公式の追加情報。


たとえば、最近新しいオーディエンス ターゲットが追加されたキャンペーンを把握するには、ラベルを使用します。

ビジネスまたはマーケティング戦略の主要なカテゴリを反映した長期的な追加情報。

統一された命名規則を必要としない追加情報。

たとえば、次のようなラベルを作成した場合

  • シャツ: 長袖: 青色
  • シャツ: 長袖: 赤色

単純な入力ミスがあると命名規則が崩れ、そのようなラベルを多数作成して適用するまで気付かない可能性があります。

複数の単位や階層関係を示す追加情報。

複雑な命名規則を作成する代わりに、セカンダリ ディメンションを使用して、追加情報を構造化することができます。

すべてのキャンペーン、広告グループ、キーワード、広告に適用する必要がない追加情報。

ラベルが長い場合や、多数のラベルを適用している場合は、特定のラベルがないエンティティを確認しにくいことがあります。

キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告、または商品グループに一貫して適用する必要がある追加情報。

カスタム ディメンションの列をレポート表に追加すると、フィルタを適用するか目視することで、カスタム ディメンション値に関連付けられていないエンティティを確認できます。

相互に排他的でない追加情報。複数のラベルを 1 つのエンティティ(キャンペーン、広告グループなど)に関連付けることができます。

たとえば、キャンペーンが実施されたさまざまな都市のラベルを作成した場合、それらのラベルを複数キャンペーンに関連付けることができます。

1 つのエンティティに複数のラベルを適用した場合、そのエンティティのレポートデータには各ラベルのデータが含まれます。

キャンペーン、広告グループ、キーワード、または広告のエンティティ全体に対して、単一の排他的な値を適用する追加情報。

たとえば、カスタム ディメンションが「ホテル」の場合、複数のキャンペーンに「ホテル」の値を指定できますが、各キャンペーンに設定できる「ホテル」の値は 1 つのみとなります(各キャンペーンには、複数のカスタム ディメンションの値を設定できます)。

エンティティ(キャンペーンなど)にカスタム ディメンションを適用すると、そのエンティティのレポートデータには、そのカスタム ディメンションのデータのみが含まれます。

 

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