スタジオでモバイル向けのクリエイティブをより簡単に作成していただくため、モバイルアプリ内広告のフォーマットが廃止され、バナー、エキスパンド、インタースティシャル(いずれも HTML5 形式)がどのような環境でも利用できるようになりました。すでに作成されたモバイルアプリ内クリエイティブに変更はありません。
今後、下記の 3 つのうちいずれかのモバイルアプリ内クリエイティブを作成する場合は、Studio にクリエイティブをアップロードするときに、モバイルアプリ内広告フォーマットではなく、適切な共通のフォーマットを選択してください。
モバイルアプリ内クリエイティブのタイプ | スタジオのフォーマット |
---|---|
バナー | バナー |
インタースティシャル | インタースティシャル |
エキスパンド | エキスパンド |
一度作成すればどこでも利用可能
今回フォーマットを変更したのは、クリエイティブの編集、入稿、配信を簡素化するためです。これまでは環境ごとに完全に異なるクリエイティブを作成して入稿する必要がありましたが、今後はクリエイティブを 1 つ作成してそれぞれの環境に合わせてカスタマイズするだけで済むので、時間の節約につながります。
新しいクリエイティブに伴う変更
新しいクリエイティブを作成する際、モバイル プレースメントとの互換機能に伴ういくつかの変更点があります。
- プレビューの際、それぞれの共通のフォーマット(バナー、インタースティシャル、エキスパンド)についてモバイル プレビュー コントロールを使用できます。
- キャンペーン マネージャー 360 のクリエイティブの互換機能に、それぞれのフォーマットの互換機能(下表)が取り込まれます。
スタジオのフォーマット キャンペーン マネージャー 360 の互換機能 バナー ディスプレイ エキスパンド ディスプレイ インタースティシャル ディスプレイ インタースティシャル
キャンペーン マネージャー 360 の互換機能の変更
また、キャンペーン マネージャー 360 については 2015 年 11 月から 12 月にかけて互換機能をリリースします。クリエイティブ、プレースメント、広告の互換機能において、ページ内とアプリ内の区別はなくなります。リッチメディアの互換機能は、ディスプレイとディスプレイ インタースティシャルに変更されます。
これらの新しい互換機能は順を追ってすべてのアカウントに適用されます。適用後は、キャンペーン マネージャー 360 の新たなクリエイティブ、プレースメント、広告が、デスクトップ、モバイルウェブ、アプリ内のどの環境とも互換性を持つようになります。
新しい互換機能 | 以前の互換機能 | 表示機能 |
---|---|---|
ディスプレイ | ページ内、アプリ内 | モバイルアプリ内またはウェブページ上 |
ディスプレイ インタースティシャル | ページ内インタースティシャル アプリ内インタースティシャル |
モバイルアプリ内またはウェブページ上にフルスクリーン表示 |
配信時にクリエイティブの環境を検出する
1 つのクリエイティブをすべての環境で配信できるようになったので、モバイル向けとデスクトップ向けにクリエイティブの動作をカスタマイズすることができます。たとえば、「クリックして展開」というボタンを作成するとします。パソコンで表示される場合はこの行動を促すフレーズが適しているものの、モバイルアプリ内で表示される場合は「クリック」ではなく「タップ」が適しています。その場合、モバイルでは「タップして展開」を使用することができます。
モバイルアプリで閉じるボタンが 2 つ表示されないようにする
setUseCustomClose
を使用します(以下のサンプルコードをご覧ください)。
var initAd = function() {
if (studio.common.Environment.hasType(studio.common.Environment.Type.IN_APP)) {
// アプリ内で「タップして展開」という行動を促すフレーズを表示します。
document.getElementById("cta_text").textContent = "タップして展開";
// MRAID の閉じるボタンを非表示にして、代わりにクリエイティブの閉じるボタンを使用します。
Enabler.setUseCustomClose(true);
} else {
// パソコン向けの「クリックして展開」という行動を促すフレーズを表示します。
document.getElementById("cta_text").textContent = "クリックして展開";
}
};