アセット ライブラリでの動画のトランスコード

スタジオでは現在のところ、標準のリッチメディア クリエイティブのトランスコードのみがサポートされています。VPAID や VAST はサポートされていません。

スタジオ クリエイティブ内で動画をトランスコードする方法

スタジオの [アセット] タブに 1 つの動画ファイルをアップロードすると、サポートされている動画出力形式ごとに 4 種類の解像度に自動的にエンコードされます。これをコード変換と呼びます。スタジオでは、1 つの動画ファイルが、MP4 形式と WEBM 形式の HD 1080p、HD 720p、480p、360p にトランスコードされます。iOS 端末の場合、動画は自動的に HLS(HTTP Live Streaming)形式で配信されます。

トランスコードは既定では配信されません。動画ごとに有効にする必要があります。
  1. 動画をアセット ライブラリにアップロードします。ソースファイルのサイズに応じて、自動的に 11 種類のバージョンにトランスコードされます。300x200 のようにサイズが小さい場合は 360p にのみトランスコードされます。詳しくは、以下のファイルの仕様と制限をご覧ください。
  2. トランスコードを有効にして動画を配信できるようにします。そのためには、アセット ライブラリで動画を選択し、[詳細] パネルでトランスコードのスイッチをオンに切り替えます。
  3. 動画をクリエイティブに追加します。[クリエイティブ] タブでクリエイティブに移動して [追加] をクリックします。[追加] をクリックすると、動画をアセット ライブラリから直接選択できるようになります。動画は [タイプ] 列に動画のバンドル(Picture of a video play button and the word "video" to its right.)として表示されます。
    これはすべてのトランスコードを 1 つのアセットとして示します。
  4. スタジオ イネーブラーを使用して、クリエイティブに動画のソースファイルを設定します。
    スタジオでは、トランスコードされた動画(または音声)のソースファイルを動画タグで直接使用することができません。MP3、WAV、WMA、MP4、M4V、WEBM の各ファイルタイプでは、必ずイネーブラーを使ってソースファイルを設定してください。

配信中に、適切な動画がスタジオから配信されます。たとえば、Chrome には WEBM ファイル、Safari には MP4 が配信されます。デフォルトではできるだけ解像度の高い動画が配信されますが、動画のファイルサイズを小さくする必要がある場合は、アセット ライブラリの [詳細] パネルで別の解像度を選択できます。

ファイルの仕様と制限

トランスコードと配信に対応可能な形式

スタジオでは、次の形式でアップロードされたソースファイルがトランスコードされ、配信されます。

  • MP4
  • M4V
  • WEBM

トランスコード専用の形式

次の形式もトランスコードできますが、配信には使用できません。

  • AVI
  • MOV
  • MPEG
  • MPG
  • WMV
  • OGG
  • OGV

各トランスコード形式のソースの最小サイズ

  • *360p: 640x360
  • 480p: 854x480
  • HD 720p: 1280x720
  • HD 1080p: 1920x1080

*360p の最小サイズは推奨値です。アップロードされたファイルのサイズがこの最小サイズを下回っている場合でも、360p のトランスコードが生成されます。480p、720p、1080p の最小サイズは必須条件です。これらのサイズを下回るファイルをアップロードするとそのトランスコードは生成されません。

アップロード ファイルのサイズの上限

最大 60 MB のファイルをアップロードできますが、パブリッシャーからそれよりも小さいサイズのファイルを要求される場合もあります。

出力されるトランスコードのサイズ

フォーマット 640 x 360 854 x 480 1,280 x 720 1,920 x 1,080
MP4 ○ ○ ○ ○
WEBM ○ ○ ○ ○
iOS 端末用の HLS トランスコード

アセット ライブラリに動画をアップロードすると、HLS(HTTP Live Streaming)形式のトランスコードが自動的に生成されます。HLS では、iPhone や iPad でのみ、再生する動画の品質が有線または無線のネットワーク速度に合わせて動的に調整されます。

iOS 端末では、HLS 形式の動画再生が自動的に有効になります。HLS 形式での動画再生を無効にするには、スタジオの [アセット] タブで、動画の [詳細] パネルの [HLS] チェックボックスをオフにします。

トランスコードの一覧を表示する

トランスコードの一覧は、[アセット] タブのアセットの [詳細] パネルで表示できます。このパネルでは、トランスコードを有効にして配信できるようにする、トランスコードをプレビューする、個別にダウンロードする、すべてのトランスコードを zip ファイルとしてダウンロードする、などが可能です。

スタジオで作成されないトランスコード

スタジオで自動的に作成されないトランスコードが必要な場合は、ファイルをご自分でトランスコードして、[アセット] タブにアップロードする必要があります。

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