Google Web Designer でダイナミック クリエイティブを作成する

ダイナミック クリエイティブを使用すると、広告主は各ユーザーに最も関連性の高い広告内容を表示できます。ダイナミック広告を作成するには、まず広告を表示しているユーザーに基づいて広告のどの要素(テキスト、画像、URL など)を変更するのかを決める必要があります。こうした要素は、手動のほか、事前に定義したターゲティング ルールに基づいて自動的に変更することができます。

Google Web Designer は、スタジオ ダイナミック要素のデータ バインディングを、完全に統合する形でサポートしています。このため、スタジオ プロフィールとクリエイティブを連携させるためにスタジオで生成したダイナミック コードをコピーして貼り付ける必要はありません。代わりにスタジオ プロフィールをデータスキーマとして使用します。

Google Web Designer でダイナミック クリエイティブを作成する場合、要素の属性と特定のタイプのデータとの間のデータ バインディングは、[ダイナミック プロパティ] パネルで作成します。[ダイナミック プロパティ] パネルは対話形式のダイアログで、このダイアログを通じて、要素、動的に変化させる要素属性、要素をバインドするデータスキーマ オブジェクトを選択できます。

スタジオ ダイナミック プロフィールと Google Web Designer クリエイティブを連携させる

  1. Google Web Designer でクリエイティブを開きます。スタジオ向けにクリエイティブを作成する場合、環境として [ディスプレイ&ビデオ 360] を選択してください。
  2. [イベント] パネルで [ダイナミック] タブをクリックします。
  3. [追加] をクリックして、ダイナミック バインディングを追加します。[ダイナミック プロパティ] ダイアログが開きます。
  4. データスキーマ タイプとして [カスタム スキーマ] を選択します。
  5. スタジオで使用するアカウントにログインします。
  6. 使用するプロフィールを含むアカウント名を入力します。
  7. 広告主の名前を入力します。既存の広告主を選択しても、新しい広告主を作成してもかまいません。
  8. 使用するスタジオ プロフィールを選択します。これにより、スタジオ プロフィール内のデータが Google Web Designer に接続され、クリエイティブの要素にデータをバインドできるようになります。
Google Web Designer には既成のテンプレートが用意されており、それを使えばダイナミック広告を簡単に作成できます。ダイナミック広告のテンプレートは、テンプレート ギャラリーにおいて「ダイナミック」機能でフィルタをかけると見つかります。

データ バインディングを作成する

要素のバインディングを始める前に、使用する各要素に一意の ID を割り当てておくことをおすすめします。一意の ID は、各要素の [プロパティ] パネルで設定できます。

広告の要素にデータをバインドするには:

  1. [ダイナミック プロパティ] ダイアログの [バインディング] タブをクリックします。
  2. 省略可 - 表示する要素を絞り込むには、[表示] プルダウンで [現在のページ] か [選択範囲] を選びます。
  3. ダイアログ上部の [バインディングを追加] ボタンをクリックします。
  4. [要素] 列で、フィードデータをバインドする要素を選択します。
  5. [要素の属性] 列で、フィードデータをバインドする要素属性を選択します。選択した要素に応じて、バインド可能なすべての要素属性(スタイル属性や各要素タイプに固有の属性など)がプルダウン リストに表示されます。
  6. [データスキーマ オブジェクト] 列で、データ オブジェクトを選択します。
  7. 広告内の他の要素にデータをバインドする場合は [バインディングを追加] をクリックします。終了する場合は [OK] をクリックします。

広告内の要素のバインディングを編集するには:

  1. [ダイナミック] パネルで、リスト内のバインディングを 1 つ選んでダブルクリックし、そのバインディングの [ダイナミック プロパティ] パネルを開きます。
  2. 要素、要素の属性、データスキーマ オブジェクトの設定を変更します。
  3. [OK] をクリックします。

タップ領域コンポーネントを使用して動的な行動を促すフレーズを作成する

タップ領域コンポーネントを使うと、ほとんどの操作をタップやクリックで始められるようになります。このコンポーネントは、行動を促すフレーズの作成時によく使われます。通常、行動を促すフレーズはウェブサイトへの静的なリンクになりますが、ダイナミック広告を作成する場合はダイナミック リンクにすることもできます。

タップ領域コンポーネントには動的要素の属性である exit オーバーライド URL が含まれています。これには [ダイナミック プロパティ] パネルの [データ バインディング] 欄からアクセスできます。exit オーバーライド URL を使用すると、個々の商品 URL が含まれるデータスキーマを利用できるとともに、商品 URL をクリエイティブ内の一致するタップ領域にバインドできます。

フィードを使ってダイナミック プレビューを作成する

広告をプレビューすると、当初は自分がデザインしたとおりに、プレースホルダ要素のみが表示されます。それが動的広告としてどのように機能するかを確認するには、プロジェクトの「feeds」フォルダにサンプル フィード(複数可)を追加します。

サンプル フィードとして使用できるのは、デザインや商品に固有のテキストや画像などのフィード情報を格納した JSON ドキュメントです。サンプル フィード(複数可)をプロジェクトの「feeds」フォルダに格納すると、プレビュー ページの下部にあるポップアップ リストから使用するサンプル フィードを選んでプレビューできるようになります。

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