広告を表示したユーザーがどのターゲティング条件にも該当しない場合は、デフォルト行のコンテンツが配信されます。残りのキャンペーン ターゲット設定にはこのコンテンツを作成することをおすすめします。フィードにデフォルトのコンテンツを追加して代替を適切に設定する手順は次のとおりです。
デフォルトのコンテンツを配信する最も一般的な理由になるのは、欧州経済領域(EEA)内のユーザーに適用される GDPR(一般データ保護規則)です。Google の EU ユーザーの同意ポリシーでは、パーソナライズド広告を配信する際、エンドユーザーの同意を取得することが要件として定められています。欧州経済領域(EEA)のエンドユーザーがパーソナライズド広告の配信に同意しなかった場合、Floodlight、オーディエンス リスト、またはリマーケティング リストに依存するターゲティング条件は適用されず、配信できるのはパーソナライズされていないデフォルトのコンテンツのみとなります。これは、地域ターゲティング、サイト運営者のコンテンツ、予定日、クリエイティブ サイズのフィルタリングなど、パーソナライズされていないターゲティング条件には影響しません。
ステップ 1: フィード設定
- フィードに列を追加します(通常は、「Default」という名前にします)。
- デフォルト列の各セルには、TRUE または FALSE の値を指定できます。デフォルトとして配信したいコンテンツの行を探し、そのセルに TRUE と入力します。
- デフォルト コンテンツ行のターゲティング列は空白にしておくことをおすすめします。デフォルトのターゲティング列は無視されるので、空白のままにしておくと、そのフィードの値が使用されないことが明確になります。
- (任意)フィード内の複数の行をデフォルトとして設定することもできます。複数の行をデフォルト設定として指定した場合、ダイナミック ワークフローの [手順 3: ルールの管理] で適用したローテーション設定に基づいて、デフォルト行が選択されます。
デフォルトとして指定する列の名前として「default」(d は小文字)を使用することはできません。「default」は、JavaScript で使用される値です。デフォルト列の名前には「
Default
」または「is_default
」を使うことをおすすめします。ステップ 2: プロフィール設定
ダイナミック ワークフローの [手順 2: データの管理] でフィードを Studio にアップロードした後、[デフォルト] プルダウンでデフォルト列として指定した列の名前を選択します。
ターゲティング条件が満たされない場合、デフォルトのコンテンツが代わりに配信されます。
[ステップ 3: ルールの管理] でデフォルト ルールを設定する必要はありません。デフォルトの配信に必要な手順は次のとおりです。
- デフォルト列をフィードに含める
- 少なくとも 1 つの行を TRUE に設定する
- [手順 2: データの管理] でデフォルト列を選択する