ダイナミック クリエイティブのすべてのバリエーションをプレビューしたら、次のステップとしてダイナミック クリエイティブの QA を行います。ダイナミック クリエイティブの QA には次の 2 つの方法があります。
方法 1: 確認のためにスタジオ QA チームにダイナミック クリエイティブを送信する
スタジオ QA チームがダイナミック クリエイティブを確認します。クリエイティブが承認され、入稿できるようになったら通知が届きます。
スタジオ QA チームにクリエイティブを送信する- [クリエイティブ] タブに移動します。
- クリエイティブ ワークフロー バーで [手順 5: 公開] をクリックします。
- 送信するすべてのクリエイティブのチェックボックスをオンにして選択します。
- [スタジオの QA チームに通知を送信する] チェックボックスをオンにして、レビューのためにクリエイティブを送信したことをチームに通知します。
- [通知] 欄に入稿担当者のメールアドレスを入力します。
- [CC] に、クリエイティブの承認または不承認について通知するその他の連絡先(複数の場合はカンマで区切る)を入力します。
- (省略可)[自分のメールアドレスにコピーを送信する] チェックボックスをオンにします。
- (省略可)[メッセージ] に送信相手へのメッセージを入力します。
- 仕様書へのリンクと QA プロセスに必要なその他の情報を追加します。
- 特に、クリエイティブが自動的にキャンペーン マネージャー 360 に push されないようにする場合など、特別な指示があれば指定します(以下のメッセージ コードをご覧ください)。メッセージ コードを指定しない場合、ユニットには標準の QA プロセスが適用され、関連付けられたキャンペーン マネージャー 360 広告主に自動的に push されます。
- [QA に送信] をクリックします。クリエイティブのステータスが [QA 待ち] に変わります。スタジオ QA はステータスが [QA 待ち] のクリエイティブのみを確認します。QA に送信後は、クリエイティブを変更しないでください。変更するとステータスが変わってしまいます。
スタジオ QA チームはクリエイティブを入念にテストして、クリエイティブが正常に機能し、サイト仕様に準拠していることを確認します。QA チェックリストの詳細な一覧については、クリエイティブのテストをご覧ください。記載されている項目の一部を以下に示します。
- OS とブラウザのテスト
さまざまなオペレーティング システムとブラウザでクリエイティブが機能することを確認します。QA がテストする標準の OS とブラウザについては、クリエイティブのテストをご覧ください。旧バージョンまたは最新バージョンのブラウザや OS での確認については、リクエストに応じて考慮します。 - サイト仕様の要件
QA チームはクリエイティブをスタジオの基本的な QA チェックリストに照らして確認します。サイト固有の仕様書を提供していただければ、チームでカスタム仕様の確認を行うことができます。 - カスタム トラッキング
トラッキングの具体的なチェックリストを QA チームに提供していただければ、その確認も行えます。トラッキングのチェックリストがなければ、QA では Rich Media コンポーネントに実装されている標準指標が機能することを確認します。
クリエイティブ制作会社は、特別な注意事項またはリクエストがある場合は、[QA に送信] をクリックする前に、[手順 5: 公開] の [メッセージ] 欄を使用してスタジオの QA チームに指示する必要があります。このようなリクエストには、以下のコードを使用します。
メッセージ コード | 説明 |
---|---|
Pre-QA, do not push | QA チームにクリエイティブのレビューを依頼しますが、キャンペーン マネージャー 360 への push は必要ない場合です。このコードは、スタジオでのクリエイティブ作成は完了しており、クライアント側での承認待ち状態の場合に使用してください。 |
Ignore revision X | 以前に指摘された修正点は無視して QA を通過させるよう QA チームに依頼する場合に、「X」を簡単な説明に置き換えて使用します。ある点に関してクリエイティブはスタジオ QA に合格していなくても、実際のメディアプランではサイトの仕様に適合できるとわかっている場合に、このコードを使用します。 |
Check for X | 特に確認してほしい動作がある場合に、「X」をその具体的な内容に置き換えます。たとえば、リンク先 URL の末尾に追加したマクロ、クリエイティブから発生するトラッキング ピクセル、特定のバグが発生しなくなったことの確認などです。 |
Check for media plan specs | 共通仕様(LCD)ではなく特定のメディアプラン仕様に対するチェックを QA チームに依頼する場合に使用します。メディアプラン仕様へのリンクを、Google ドキュメントの URL またはダウンロード リンクとして記載する必要があります。 |
Campaign run date is X | キャンペーンの配信開始日が決まっている場合に、その日付を記入します。QA チームでは、通常より短い時間で QA を完了させるという保証はできませんが、この配信開始日によって優先度を判断して QA を行います。 |
Urgent QA | 標準の所要時間が適用されますが、この QA リクエストを優先するよう最善を尽くします。 |
Bypass QA | QA チームでは QA レビューを一切行わずに、クリエイティブを入稿のためキャンペーン マネージャー 360 に push します。QA プロセスを省略した結果、サイトエラーや配信時の問題が発生した場合の責任はすべてクリエイティブ制作会社が負うものとします。 QA プロセスは、配信時の問題の発生と収益低下を回避するために設けられています。そのため、次のような特殊な場合を除き、このリクエストを送信することは極力控えてください。
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24 時間以内または翌営業日に、以下の情報が記載された QA レポートが届きます。
- 承認されたクリエイティブと不承認となったクリエイティブ
- プレビュー用のリンクとライブタグへのリンク(ある場合)
- クリエイティブのバグと修正が必要な箇所(クリエイティブのフォーマット、外観や機能に関連するバグとその再現手順が示されます)
- メモと推奨事項(あると便利な機能、Google の推奨ガイドラインを基準とした仕様書違反の可能性など)
承認されたクリエイティブは、メッセージ コードで別途指定した場合を除き、関連付けられたキャンペーン マネージャー 360 広告主のクリエイティブ ライブラリに入稿のために push されます。クリエイティブが不承認となった場合は、必要な修正点が QA レポートに記載されています。不承認となったクリエイティブを修正し、スタジオ QA に再度送信します。
クリエイティブがキャンペーン マネージャー 360 に push された後、クリエイティブを入稿できます。キャンペーン マネージャー 360 でのダイナミック クリエイティブの入稿に関する説明をご確認ください。
方法 2: ご自分のダイナミック クリエイティブの QA を行う
クリエイティブの品質をテストする方法に精通されている場合は、ご自分のダイナミック クリエイティブの QA を行うこともできます。クリエイティブを確認し、問題がなければ、ご自分でクリエイティブを承認してキャンペーン マネージャー 360 に push できます。
クリエイティブを承認してキャンペーン マネージャーに push する
- [クリエイティブ] タブに移動します。
- クリエイティブ ワークフロー バーで [手順 5: 公開] をクリックします。
- 承認するすべてのクリエイティブのチェックボックスをオンにして選択します。
- (省略可)[通知] 欄に入稿者のメールアドレスを入力します。
- (省略可)[CC] に、クリエイティブの承認または不承認について通知するその他の連絡先(複数の場合はカンマで区切る)を入力します。
- (省略可)[自分のメールアドレスにコピーを送信する] チェックボックスをオンにします。
- [QA オプション] プルダウンで次のいずれかのオプションを選択します。
- 承認: 選択したクリエイティブを「承認済み」に設定し、承認の通知メールを入稿担当者に送信します。
- 承認して送信: クリエイティブを承認してキャンペーン マネージャー 360 に push します。
- 承認済みを送信: 現在のキャンペーンの中で、承認済みで送信していないクリエイティブをキャンペーン マネージャー 360 に push します(クリエイティブのステータスが [QA で承認] から、送信後に [入稿済み] に変わります)。
クリエイティブが承認され、キャンペーン マネージャー 360 に push されると、クリエイティブを入稿できるようになります。