検索の利用実態
キーワードを入力するだけという検索エンジンのシンプルな機能は、仕事、遊び、日常生活のあらゆる場面での行動に大きな変化をもたらしました。消費者は今やわざわざオンラインに接続するのではなく、常時オンラインの状態で暮らしています。そして、雑学からお得情報、流行りのブランドまであらゆる情報をいつも検索しています。Google のデータによると、ユーザーが行っている検索の回数は毎月 1000 億回を超えています(出典)。
ユーザーが求めているもの
商品、休暇、家族のためのアクティビティ、ちょっとした情報など、何かに関心を持った場合や何かが必要となった場合、ユーザーは無意識に検索を実行しています。ユーザーは 1 日を通して、「知りたい」、「行きたい」、「やりたい」、「買いたい」と思った瞬間のマイクロモーメントに検索を行っています。検索は家庭のパソコンで行う場合もあれば、外出時にスマートフォンやタブレットで行う場合もあります。
消費者の意思決定や好みに影響を与えたいマーティング担当者にとっては、こうした多数の検索の一つ一つがチャンスになります。自分の提供する製品やサービスを探している消費者がいるときに、その消費者の目に触れることができれば、販売が可能になります。消費者に製品やサービスを効果的にアピールし、マイクロモーメントにおけるニーズを満たすことができる会社やブランドは、優位に立つことができるでしょう。
次に、検索の傾向とその機会について見ていきます。