フィード内の情報によって、Google ニュースのパブリケーションが形成されます。
フィードを改善する
読者が全コンテンツにアクセスできるようにするには、記事やメディアのアセットをすべて提供してください。また、エラー、不承認、削除を防ぐために、フィードを適切に設定してください。
フィードを改善するには:
- フィード コンテンツのガイドラインを確認する。
- よくある設定ミスがないように、RSS フィードまたは Atom フィードの設定を確認する。
- パブリケーションを作成する前に、フィード検証ツールを使用して、フィードを検証し、推奨事項に沿って問題を修正する。
- 「ニュース」がフィードをクロールできることを確認する。
フィードの技術仕様
標準の RSS フィードと Atom フィードのどちらも利用できます。Google ニュースのフィードは以下のパラメータに準拠しています。
- 更新の頻度: 各フィードは 30 分ごとに読み込まれます(WebSub を使用して Google ニュースに変更を通知する場合を除く)。詳しくは、フィード コンテンツの更新の頻度についての説明をご覧ください。
- サイズ制限: 記事 1 件あたり 1 MB、フィード 1 件あたり 2 MB。
- 読みやすさ: 1 回の読み込みごとに最大 60 件の新しい記事が読み込まれます(以前に読み込まれた記事は含まれません)。
ヒント: すべてのコンテンツが取得されるように、読み込みやファイルの制限を超えないように注意してください。
記事の更新
RSS の <guid>
タグと Atom の <id>
タグは、記事を一意に識別するために必要となります。記事のタイトルは変更される可能性があるため、<guid>
/ <id>
タグとして使用することをおすすめします。
重要: <pubDate>
タグに基づいて、記事が変更されたかどうかが判断されます。
isPermaLink を使用する場面と使用方法
元の記事の完全な URL を <guid>
/ <id>
タグ内で指定する場合、isPermaLink の使用は任意です。完全な URL を指定しない場合は、isPermaLink
属性を false
に設定する必要があります。
完全な URL を使用する場合 |
|
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完全な URL を使用しない場合 |
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|
記事のコンテンツとマークアップ
Google ニュースでは、フィードから取得した記事のコンテンツがユーザーに表示されなくなりますが、Google アシスタントなどの他の Google サービスでは引き続きフィードから取得した記事のコンテンツが使用される場合があります。
重要: Google ニュースで削除される要素:
<script>
タグ- インライン スタイル(
<style> タグまたは style=""
)属性
以下のガイドラインに準拠してください。
- すべての記事のあらゆるコンテンツを含めるには、
<content:encoded>
を使用してください。<content:encoded>
タグを使用しない場合、Google ニュースはデフォルトで<description>
タグ内のコンテンツを表示します。 - フィードに
<content:encoded>
タグと<description>
タグの両方が含まれている場合、Google ニュースでは文字数が少ないほうのタグが削除されます。 <content:encoded>
では、名前空間xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/
を使用します。HTML はエスケープするか、できれば CDATA セクションに含める必要があります(例:<content:encoded><![CDATA[<b>This is some HTML text.</b>]]></content:encoded>
)。
おすすめの方法
- コンテンツをセマンティックな HTML タグ(
<p>
、<h1>
、<ul>
など)でマークアップする。 - 可能であれば、
<br>
は使用しない。 - ブロックレベルの要素を使用して、0 ピクセル境界の問題を回避する。
- スマート クォートは使用しない。
- 文字エンコードを指定する必要がある場合は、UTF-8 を使用する。
メディア アセット
Atom フィードでも RSS フィードでも、Media RSS タグを使ってマルチメディア コンテンツを指定することをおすすめします。詳しくは、Media RSS タグについての説明をご覧ください。
重要: Media RSS を使用するには、名前空間を指定する必要があります(例: xmlns:media="http://search.yahoo.com/mrss/"
)。
動画
RSS タグの場合、動画のパフォーマンスを高めるとともに、スムーズなユーザー インターフェース(UI)要素やミュート自動再生を使用できます。MP4、WebM、DASH、SmoothStreaming、HLS など、ニュース メディアがホストする動画にはさまざまなフォーマットを使用できます。フィードに動画を直接追加するには、Media RSS タグを使用します。
例:
<media:content url="https://ia600806.us.archive.org/17/items/VintageCartoonsSet2MP4/052750AnEggScrambleMmBr.mp4" medium="video" height="768" width="1024">
<media:title>Sample MP4 Video</media:title>
<media:description>
<![CDATA[This is a sample MP4 video]]>
</media:description>
<media:credit role="author" scheme="urn:ebu">
<![CDATA[Warner Brothers]]>
</media:credit>
</media:content>
動画を複数のビットレートで提供するには、<media:group> 内に複数の <media:content> オブジェクトを指定してください。
例:
<media:group>
<media:content url="https://ia600806.us.archive.org/17/items/VintageCartoonsSet2MP4/052750AnEggScrambleMmBr_1280.mp4" medium="video" height="768" width="1024" bitrate=”1280”>
<media:title>Sample MP4 Video</media:title>
<media:description>
<![CDATA[This is a sample MP4 video]]>
</media:description>
<media:credit role="author" scheme="urn:ebu">
<![CDATA[Warner Brothers]]>
</media:credit>
</media:content>
<media:content url="https://ia600806.us.archive.org/17/items/VintageCartoonsSet2MP4/052750AnEggScrambleMmBr_4080.mp4" medium="video" height="768" width="1024" bitrate=”4080”>
<media:title>Sample MP4 Video</media:title>
<media:description>
<![CDATA[This is a sample MP4 video]]>
</media:description>
<media:credit role="author" scheme="urn:ebu">
<![CDATA[Warner Brothers]]>
</media:credit>
</media:content>
</media:group>
動画コンテンツの内容を Google がより理解しやすくなるよう、ニュース メディアがホストする動画を対応する YouTube 動画に関連付けてください。YouTube 動画は <media:group> 要素に追加できます。
例:
<media:group>
<media:content url="https://archive.org/download/Fleischer_The_Tantalizing_Fly_1919/Tantalizing_Fly_1919_512kb.mp4" medium="video" type="video/mp4" height="240" width="360">
<media:title>The Tantalizing Fly</media:title>
<media:thumbnail url="https://archive.org/download/Fly_1/RIMG0019.JPG"/>
</media:content>
<media:content url="https://www.youtube.com/watch?v=_dlP0nXMKXA" medium="video" type="video/3gpp">
<media:title>The Tantalizing Fly</media:title>
</media:content>
</media:group>