レポートの期間を設定する

レポートの期間と比較期間を設定します。

レポートの期間を調整するには、以下の 2 つの方法があります。

  1. 1 つまたは複数のコンポーネント、現在のページ、またはレポート全体の期間プロパティを設定する
  2. 期間設定を使用する

期間プロパティは編集者のみが設定できます。期間設定は閲覧者と編集者が使用できます。

この記事の内容:

期間の仕組み

期間を使用すると、指定した期間内でデータがフィルタされます。カスタム期間は、開始日と終了日を選択することで定義できます。または、[昨日]、[直前の 7 日間(今日を含む)]、[直前の四半期]、[年初来] などの定義済みの期間のリストから選択することも可能です。

レポートの期間を設定する手順は以下のとおりです。

  • 期間のディメンションを選択します。これは、期間を指定するときに使用する日付(または日時)データを含むデータソースのディメンションです。
  • コンポーネントのデフォルトの期間を指定します。
  • コンポーネントの比較期間を指定します(省略可)。

期間のディメンション

期間のディメンションでは、選択したコンポーネント、現在のページ、またはレポート全体の期間を決定します。

期間のディメンションを設定する

Google アナリティクス コンポーネントの場合、期間ディメンションは自動的に設定され、変更できません。

他のデータソース タイプでは、有効な日付ディメンションが見つからない場合、または使用したい別のディメンションがデータソースに含まれている場合は、手動で設定する必要があります。

  1. グラフまたは表示オプションを選択します。
  2. 右側のプロパティ パネルで [設定] タブを選択します。
  3. [データソース] の [期間のディメンション] をクリックし、ディメンション選択ツールを使用して有効な日付ディメンションを選択します。

レポートまたはページの期間のディメンションを設定するには、[ファイル] > [レポート設定] メニュー、または [ページ] > [現在のページの設定] メニューを使用します。

デフォルトの期間

グラフや表示オプションのデフォルトの期間は、データソースによって異なります。デフォルトの期間プロパティを設定することで、表示されるデータの期間を変更することができます。レポート全体、特定のページ、ページのグラフ(1 つまたはグループ)や表示オプションの単位で設定することができます。

デフォルトの期間を設定する

レポート全体でデフォルトの期間を変更するには、そのレポートを編集して [ファイル] > [レポート設定] メニューを選択します。

特定のページのデフォルトの期間を変更するには、そのページを編集し、[ページ] > [現在のページ設定] メニューを選択します。

1 つ以上のグラフや表示オプションのデフォルトの期間を変更するには、変更するグラフや表示オプションを選択します。

次のステップ:

  1. 右側のプロパティ パネルで [設定] タブを選択します。
  2. 下にスクロールして、[デフォルトの期間] プロパティを表示します。
  3. [カスタム] をクリックします。
  4. 現在選択されている範囲をクリックして、期間のオプションを表示します。

期間の選択

グラフの期間プロパティを設定する、または期間設定を使用する場合、次の 4 種類の期間から選択できます。

  • 自動
  • 固定
  • 既定
  • 詳細

比較期間では、以下の項目も選択できます。

  • 前の期間
  • 前年

選択したグラフのデータソースに基づいて、自動期間がデフォルトとして設定されます。たとえば、Google アナリティクスでは、デフォルトで昨日までの 28 日間になっています。スプレッドシートのデータソースでは、デフォルトで、スプレッドシートにある全期間が選択されます。

固定期間では、開始日と終了日を具体的に指定します。たとえば、「2019 年 1 月 1 日~2019 年 1 月 31 日」などです。このような固定期間を持つグラフは常に、指定された日付のデータのみを表示します。

既定の期間では、「今日」、「先週(月曜日から始まる)」、「今年初めから今日まで」などのオプションが使用できます。既定の期間は「今日」を基準にしており、時間が経過するにつれて調整されます。

詳細期間を使用すると、柔軟なカスタムの相対期間を作成できます。詳しくは以下をご覧ください。

前の期間 - グラフで現在選択されている期間を一致する前の期間と比較します。たとえば、現在の期間が直前の 28 日間の場合、直前の 28 日間の前の 28 日間との比較になります。

前年 - 現在選択されている期間を前年の同じ期間と比較します。たとえば、現在の期間が [今週日曜日から今日まで] の場合、グラフには前年の同じ日付の期間との比較データが表示されます。

[今日を含む] チェックボックスをオンにすると、当日を含め、それまでに収集されたすべてのデータが対象となります(該当する場合)。
Looker Studio では、週の周期の始まりが日曜日にデフォルト設定されています。日付オプションのリストで [今週(月曜日から)] または [先週(月曜日から)] を選択すると、月曜日から始まるように変更できます。

詳細期間

詳細期間では、現在の期間と比較期間の両方でカスタム期間を設定できます。たとえば、「昨日までの 90 日間」や「先週までの 52 週間」などの期間を作成したり、「現在の 30 日間と直前の 30 日間(曜日を合わせて)」で比較したりすることができます。

詳細期間を設定する

  1. コンポーネントを選択します。
  2. 右側のプロパティ パネルで [設定] タブを選択します。
  3. 右側の [デフォルトの期間] で [カスタム] をクリックしてから、カレンダー アイコン 期間選択アイコン をクリックします
    (期間設定の場合、コントロールを選択してから、右側のカレンダー アイコン 期間選択アイコン をクリックします)。
  4. 既定期間のオプションのリストの一番下までスクロールします。
  5. [詳細設定] をクリックします。
  6. [開始] 日を設定します。
    1. 開始日を相対日付にするには、[今日] を選択します。
    2. 開始日を特定の暦日にするには、[固定] を選択します。
  7. 開始日を過去の日付にするには [マイナス] を選択し、開始日を未来の日付にするには [プラス] を選択します。
  8. 日付単位の [] を入力します。
  9. 使用する [日付単位] を指定します。
  10. 終了日に対して手順 4〜7 を繰り返します。
  11. [適用] をクリックします。

昨日までの 90 日間

開始日 終了日
今日 今日
マイナス マイナス
90 1

 

今日までの 30 日間

開始日 終了日
今日 今日
マイナス マイナス
29 0

 

今四半期から次の 2 四半期

開始日 終了日
今日 今日
マイナス プラス
0 2
四半期 四半期
他の例を見るには、まず既定の期間を選択し、その期間がどのようにしてカスタム周期として設定されているかを確認します。たとえば、既定の期間「先週(月曜日から)」を使用するようにグラフを設定します。次に、詳細設定ダイアログを開き、カスタム周期としてどのように設定されているかを確認します。

グラフで日付を視覚化する

Looker Studio では、どのグラフでも日付ディメンションを表示できますが、時系列と面グラフは日付ベースの情報を表示するのに最適です。これらのグラフでは、選択した日付タイプに応じてデータをどのように集計するかを指定するディメンション(時間ディメンション)と、時間の経過とともに測定するデータの内訳ディメンションを指定します。

たとえば、[日付] タイプを持つ時間ディメンションを使用すると、グラフには年、月、日ごとに集計されたデータが表示されます。[年、月] タイプを持つ時間ディメンションを選択した場合、データは年と月ごとに集計されます。また、時系列グラフと面グラフは自動的に日付順に並べ替えられますが、他のグラフでは任意のディメンションまたは指標で並べ替えができます。

比較期間

一部のグラフでは、現在の期間を過去の別の期間と比較できます。たとえば、時系列では、比較データは現在のデータとは異なる色の線として表示されます。表内の比較データは現在のデータからのデルタで示され、増減を表すインジケータが付いています。

閲覧者は期間設定を使用してグラフの現在の期間を設定できますが、比較期間を設定できるのはレポート編集者だけです。

比較期間を設定する

  1. 時系列グラフ、表グラフ、面グラフ、またはスコアカードを選択します。
  2. 右側のプロパティ パネルで [設定] タブを選択します。
  3. 下にスクロールして、[デフォルトの期間] セクションを表示します。
  4. [比較期間] で比較期間を選択します。
  5. [適用] をクリックします。

前の期間 / 前年

今日の日付が 2019 年 1 月 1 日で、グラフに現在選択されている期間が直前の 7 日間であるとします。

比較期間 現在の日付 比較対象の日付
前の期間 2018 年 12 月 25 日〜2018 年 12 月 31 日 2018 年 12 月 18 日〜2018 年 12 月 24 日
前年 2018 年 12 月 25 日〜2018 年 12 月 31 日 2017 年 12 月 25 日~2017 年 12 月 31 日

固定

2018 年 6 月 1 日~2018 年 6 月 7 日

2018 年 12 月 25 日〜2018 年 12 月 31 日 2018 年 6 月 1 日~2018 年 6 月 7 日

 

次に、今日の日付が 2019 年 1 月 2 日の場合の例です。

比較期間 現在の日付 比較対象の日付
前の期間 2018 年 12 月 26 日~2019 年 1 月 1 日 2018 年 12 月 19 日〜2018 年 12 月 25 日
前年 2018 年 12 月 26 日~2019 年 1 月 1 日 2017 年 12 月 26 日~2018 年 1 月 1 日

固定

2018 年 6 月 1 日~2018 年 6 月 7 日

2018 年 12 月 26 日~2019 年 1 月 1 日 2018 年 6 月 1 日~2018 年 6 月 7 日

 

期間の比較の詳細設定

期間の開始日の曜日(月曜日など)を揃えて、昨日までの 30 日間とその前の 30 日間を比較します。

現在の期間 比較期間
直前の 30 日間(今日を除く)
開始日 終了日
今日 今日
マイナス マイナス
58 29

 

今年初めから今日までを 2 年前と比較します。

現在の期間 比較期間
今年(今日を除く)
開始日 終了日
今日 今日
マイナス マイナス
2 730
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