Android デベロッパーは、リリースを利用して Android App Bundle(2021 年 8 月より前に作成されたアプリの場合は APK)を管理し、Google Play で特定のテストトラックまたは製品版にアップデートを公開することができます。このガイドでは、アプリのバージョンを作成、準備、公開する方法について説明します。始める前に、アプリのストアの掲載情報の設定、審査のためのアプリの準備、アプリの価格設定を完了していることをご確認ください。
ステップ 1: リリースを作成する
リリースとは、1 つまたは複数のアプリ バージョンの組み合わせであり、アプリ本体やアプリのアップデートを公開する際に準備する必要があります。3 種類のテストトラックまたは製品版向けにリリースを作成できます。
- オープンテスト版: オープンテスト版リリースは、Google Play のテスターに公開されます。ユーザーはストアの掲載情報から直接テストに参加できます。
- クローズド テスト版: クローズド テスト版リリースは、選択した限られた人数のテスターに公開されます。テスターは、プレリリース版のアプリをテストして、フィードバックを送ることができます。
- 内部テスト版: 内部テスト版リリースは、選択した最大 100 人のテスターに公開されます。
- 製品版: 製品版リリースは、選択した国 / 地域のすべての Google Play ユーザーに公開されます。
リリースを作成する際は、次の要件にご注意ください。
- 新しいリリースを作成するには、テストトラックにアプリをリリースするアカウント権限が必要です。
- 2023 年 11 月 13 日以降に個人アカウントを作成したデベロッパーが Google Play でアプリを公開するには、特定のテスト要件を満たす必要があります。詳しくは、個人アカウント向けのテスト要件をご覧ください。
- 未処理のリリースがある場合は、新しいリリースを作成できません。段階的に公開されているリリースがある場合は 100% 公開してください。または、[公開の概要] ページで変更を削除し、未公開のリリースがある場合は先に破棄してください。
リリースを開始する手順は次のとおりです。
- Google Play Console にログインし、アプリを選択して、リリースを開始するトラックに移動します。
- オープンテスト版([テストとリリース] > [テスト] > [オープンテスト])
- クローズド テスト版([テストとリリース] > [テスト] > [クローズド テスト])
注: 既存のクローズド テスト トラックでリリースを作成するには、[トラックを管理] をクリックします。新しいトラックを作成するには、[トラックを作成] をクリックします。
- 内部テスト版([テストとリリース] > [テスト] > [内部テスト])
- 製品版([テストとリリース] > [製品版])
- ページの右上にある [新しいリリースを作成] をクリックします。
注: [新しいリリースを作成] が無効になっている場合は、[ダッシュボード] ページに表示されている未完了のセットアップ タスクを完了してください。
既存のリリースを編集するには、該当するリリースのページに移動し、[リリースを編集] をクリックします。
ヒント: テスト版オプションについて詳しくは、オープンテスト版、クローズド テスト版、内部テスト版をセットアップするをご覧ください。
ステップ 2: アプリのリリースを準備する
リリースを準備する手順は次のとおりです。
- 画面上の手順に沿ってリリースを準備します。
- 今回がこのアプリの最初のリリースである場合は、手順に沿って Play アプリ署名を設定します。
- App Bundle を追加します。2021 年 8 月より前に作成されたアプリの場合は、アプリ アップデート用の App Bundle または APK を追加できます。
- 省略可: リリースを初めて作成する場合は、アプリ署名鍵を変更できます。[アプリの完全性] で、[アプリ署名鍵を変更] をクリックします。鍵を変更する際は、以下の点にご注意ください。
- すでに内部トラックやクローズド トラックでアプリをインストールしているユーザーは、アップデートを受信できなくなります。このようなユーザーがアップデートを受信するには、アプリをアンインストールして再インストールする必要があります。
- これまでにアップロードしたすべてのアプリ バージョンを使用できなくなります。各アプリ バージョンを再アップロードする必要があります。
- 省略可: Play Games Sidekick を App Bundle に追加するには、アップロードする新しい App Bundle で [Play Games Sidekick を追加] をクリックします。
- ゲームの App Bundle をアップロードするには、[アップロード] をクリックします。
- 以前にアップロードしたアプリ バージョンを使用するには、[ライブラリから追加] をクリックします。
- リリースに名前を付けます。
- ローカライズされたリリースノートを入力します。
- 各データ項目について詳しくは、以下のセクションで該当するセクションの見出しを選択してください。
- リリースの変更を保存するには、[未公開として保存] をクリックします。
- リリースの準備が完了したら、[次へ] をクリックします。
リリース オプションを設定する
リリース オプションを設定する場合は、以下のセクションの説明をご覧ください。
App Bundle の拡張機能ここでは、Play アプリ署名、自動保護、Play Games Sidekickなど、App Bundle のさまざまな拡張機能を管理、設定できます。
新しい App Bundle をアップロードするか、ライブラリから App Bundle を追加することができます。以下の操作を行うには、[ その他] クリックしてください。
- ReTrace マッピング ファイル(.txt)をアップロードする
- ネイティブ デバッグ シンボル(.zip)をアップロードする
- 拡張ファイル(.obb)をアップロードする
- App Bundle を削除する
ReTrace マッピング ファイルとネイティブ デバッグ シンボルについて詳しくは、クラッシュのスタック トレースの難読化を解除する、シンボリケートするをご覧ください。
このリリースに含まれる以前のリリースの App Bundle の詳細が表示されます。
現在のリリースから App Bundle を削除するには、[削除] をクリックします。削除した App Bundle や APK は、[すべての App Bundle] 内で再度見つけることができます。
このリリースに含まれない以前のリリースの App Bundle の詳細が表示されます。
除外した App Bundle をこのリリースに追加し直すには、[追加] をクリックします。
権限をリクエストした場合、APK または App Bundle を追加した後、リリース プロセスの間に審査が行われます。アプリが、SMS のログや通話履歴など、リスクが高い権限や機密情報に関わる権限をリクエストする場合は、権限申告フォームに入力して、Google Play から承認を得ることが必要になる可能性があります。
Google Play Console でのみ使用される名前で、ユーザーには表示されません。
Google Play Console では、リリースに追加した最初の App Bundle または APK のバージョン名がここに自動的に入力されます。
各リリースを識別しやすくするために、ビルド バージョン(「3.2.5-RC2」)や内部用コードネーム(「Banana」)など、わかりやすい名前に変更することもできます。
概要
リリースで行われた最近の更新内容をユーザーに伝えることができます。プロモーション目的やユーザーに対応を求める目的には、リリースノートを使用しないでください。
リリースノートを追加し、翻訳を管理する
関連する言語タグの間にリリースの説明を追加します。言語タグは、アプリでサポートされている言語ごとにテキスト ボックスに表示されます。
アプリのサポート対象言語を変更するには、まず翻訳を追加する必要があります。[リリースの準備] ページに戻ると、最新の言語セットが表示されます。
言語タグは、次の形式でリリースノートとは別の行に記述します。
<en-US>
リリースノートの説明は複数行に入力できます。
</en-US>
以前のリリースからコピーする
以前のリリースからリリースノートをコピーするには、[以前のリリースからコピー] をクリックします。リリースを選択すると、リリースノートと翻訳がテキスト ボックスにコピーされ、編集できるようになります。既存のエントリは置き換えられます。
ステップ 3: リリースを確認して公開する
リリースを準備する際には、変更の審査が必要かどうかに応じて、[保存] または [公開] が表示されます。[公開] をクリックすると、変更内容は直ちに公開されます。[保存] をクリックすると、変更内容が [公開の概要] ページの [変更箇所を審査に送信する準備ができました] セクションに追加されます。ここで、変更を送信するタイミングを指定できます。詳しくは、変更を公開するタイミングを管理する方法についての説明をご覧ください。
アプリを公開する手順は次のとおりです。
- Google Play Console にログインし、アプリを選択して、適切なトラック([オープンテスト] または [クローズド テスト])に移動します。
- [リリース] タブを選択して、公開するリリースの下にある [編集] をクリックします。
- 未公開のリリースを確認し、必要に応じて変更を加えて、[次へ] をクリックし、[プレビューして確認する] の画面に進みます。
- ページの上部に [エラーの概要] と表示されている場合は、[もっと見る] をクリックして詳細を確認し、問題があれば解決します。
注: エラーを解決するまでアプリを公開することはできません。警告や軽微な問題があっても公開することは可能ですが、事前に対応することをおすすめします。
- 既存のアプリを更新する場合は、公開の割合を選択します。
- 最初のリリースでは、公開の割合のオプションは利用できません。
- 段階的な公開の対象を特定の国 / 地域に設定する方法について詳しくは、段階的な公開を利用したアプリのアップデートのリリースをご覧ください。
- [公開を開始] をクリックします。
- 最初の製品版リリースを公開する場合、[製品版として公開を開始] をクリックすると、選択した国 / 地域のすべての Google Play ユーザーにアプリが公開されます。
ステップ 4: リリースの詳細を確認する
リリースを作成したら、[最新のリリースとバンドル] ページ([テストとリリース] > [最新のリリースとバンドル])の [最新リリース] でリリース情報を確認します。
- リリース: Google Play Console でリリースを識別するための名前(内部用コードネームやビルド バージョンなど)。
- トラック: リリースが公開されたトラック。
- リリースのステータス: リリースの現在のステータス。
- 最終更新日: 最新の公開イベントを示す日付とタイムスタンプ。
- 国 / 地域: 対象となる国と地域の数。製品版、オープンテスト版、クローズド テスト版に公開した後、特定の国を対象に設定できます。詳しくは、特定の国にアプリのリリースを配信するをご覧ください。
詳細な分析情報を確認するには、右矢印をクリックして [リリースの詳細] ページを開きます。
- リリースの概要: 以前のリリースと比較した、インストール数、アップデート、パフォーマンスの問題、評価に関する指標。
- App Bundle と APK: リリースに関連付けられている、新規の App Bundle と APK、保持された App Bundle と APK、無効にされた App Bundle と APK のリスト。
- リリースノート: 以前のリリースノートのリスト。
- 公開の履歴: リリースの中止、再開、または新たなユーザー割合で配信が行われた各時点のタイムスタンプを示すタイムライン。
省略可: リリースを破棄する
セットアップ中にリリースを破棄する場合は、リリースのステータスに対応する手順を使用してください。
- 未公開: ページの右上にある [未公開のリリースの破棄] をクリックします。リリースで行われた変更が削除されます。
- 審査のために送信する準備ができました: リリースの概要で [リリースの破棄] をクリックします。[公開の概要] ページからリリースが削除され、審査への送信から除外されます。
- 審査中または公開の準備完了: [公開の概要] ページで変更を削除してから、リリースの概要で [リリースの破棄] をクリックします。
- 否承認: 否承認となったリリースの概要で [リリースの破棄] をクリックします。
[最新のリリースとバンドル] ページでリリースを管理する
複数のリリースを公開している場合は、アプリの [最新のリリースとバンドル] ページ([テストとリリース] > [最新のリリースとバンドル])で一元管理できます。このページでは、トラック全体のアプリの公開状況や国 / 地域での公開状況を確認できます。また、個々のリリースを選択して詳細を確認することもできます。
[公開の概要] ページでアプリの変更を管理する
[公開の概要] ページでは、変更を審査のために送信して公開するタイミングを管理できます。詳しくは、変更を公開するタイミングを管理する方法についての説明をご覧ください。
関連コンテンツ
- 製品版、オープンテスト版、クローズド テスト版のリリースの国 / 地域での公開状況を管理する方法について詳しくは、特定の国にアプリのリリースを配信するをご覧ください。
- テスト版オプションについて詳しくは、オープンテスト版、クローズド テスト版、内部テスト版をセットアップするをご覧ください。
- 段階的な公開を利用してアップデートを段階的にリリースする方法について詳しくは、アプリ アカデミーのトレーニング モジュールをご覧ください。