Google Play Console を使用すると、アプリの売上データを確認して、販売、管理対象アイテム、定期購入について一定期間ごとの状況を調べることができます。収益データは、予想売上高（購入者が支払う税金込みの金額）に基づいています。
売上データを表示する
売上データは UTC タイムゾーンを使用しており、また、毎日更新されます。「売上データの表示」権限がある場合は、Google Play Console のウェブ版またはアプリで売上データを表示できます。
アプリの売上データを表示するには:
- Google Play Console を開き、売上データを表示するアプリを選択します。
- [売上レポートの概要] ページ（[収益化] > [売上レポート] > [概要]）に移動します。
Google Play Console で収益レポートを参照する
Google Play Console を使用すると、アプリの収益データと購入者データをさまざまな内訳で参照し、アプリのパフォーマンスを詳しく把握することができます。
概要[概要] ページには、収益源、有料ユーザーごとの平均収益（ARPPU）、購入者情報に関する概要が表示されます。
収益と購入者のデータは、下記の期間について表示されます。パーセンテージは 1 つ前の期間からの変動を表します。
- 過去 1 日間
- 過去 7 日間
- 過去 30 日間
- 全体（全期間）
現地通貨と支払い通貨で収益を表示することもできます。通貨選択ツールを表示するには、国のフィルタを適用してください。使用できる通貨の一覧については、Google Play ユーザーがサポートされている国や地域についての説明をご覧ください。
収益
収益の表には、合計収益に加算される収益源ごとに 1 つの行に表示されます。全期間で測定される収益がない収益源は表示されません。収益源には次のようなものがあります。
- 合計収益: すべての収益源からの収益を集計したものです。
- アプリ販売: Google Play のアプリの前払い料金による収益です。
- アプリ内アイテム: アプリ内アイテムによる収益です。
- 定期購入: 定期購入による収益です。
- ARPPU: 過去 30 日間の有料ユーザーごとの平均収益の概要です。
- 取引ごとの平均値: 1 取引あたりの平均収益です。
購入者
購入者の表には、新規の購入者とリピーターのデータが表示されます。購入者データの国とデバイスをすべて表示するには、国またはデバイスのリストの下部にある [すべて表示] をクリックします。
購入者の種類は次のとおりです。
- 合計: 指定の期間内に購入したすべての購入者です。
- 新規購入者: 指定の期間内に初めて購入した購入者です。
- リピーター: 以前に購入し、かつ指定の期間内にも購入した購入者です。
注: [ARPPU] タブでは、特定の期間での総収益順で国とデバイスが表示されます。また、[グラフ集計] の横で [30 日移動平均] または [日別平均] を選択し、グラフを切り替えることもできます。
[収益] ページには、一定期間に発生した収益のグラフが表示されます。
ページ上部でデータを期間別にフィルタできます。複数の国または購入元からの収入がある場合は、[フィルタを追加] を選択して国や購入元でフィルタすることもできます。
次のフィルタ オプションを使用できます。
- 期間: 過去 30 日間、過去 6 か月間、過去 1 年間、全期間
- 該当する期間のデータのみが表示されるため、利用できるオプションが異なる場合があります。
- 国: アプリが収益を上げた国
注: 利用できるフィルタはアプリの収益データによって異なるため、利用できないフィルタの組み合わせもあります。
また、フィルタの右側にある選択ツールを使用して、各国の収益を現地通貨で表示することもできます。現地通貨を選択するには、フィルタで該当する国を 1 つだけに絞り込んでください。
アイテムごとの収益
アプリで管理対象アイテムと定期購入を提供している場合、[商品ごとの収益の内訳] の下にあるアプリの収益データの表で、個別のアイテムごとに以下のデータを確認できます。
- 収益
- 注文
- 払い戻し
- 一部払い戻し
個別のアイテムの詳細
[収益] ページで個別のアイテムの詳細なグラフを確認するには、管理対象アイテムまたは定期購入の名前をクリックします。
アイテムの収益データがグラフに表示されます。画面の上部にあるタブやフィルタをクリックすると、他の分割項目を表示できます。
グラフの左下では次の分割項目を選択できます。
- デバイス: ユーザーのデバイスのマーケティング名とデバイス名（Google Nexus 7（Flo）など）
- 国: 購入者の国（国データは定期購入の収益と統計情報の間で異なる場合があります）
他のデータ分割項目をグラフに追加するには、グラフの下にある各行のオフになっているチェックボックスをオンにします。
収益データの書き出し
アプリの収益レポートはアプリの予想販売レポートから作成できます。予想販売レポートは売上レポートのページから書き出すことができます。一括書き出しを行うと、収益が発生したすべてのアプリの取引データが CSV 形式で書き出されます。売上レポートのページでは、月次収益レポートを書き出すこともできます。
[購入者] ページでは、購入者と、有料ユーザーごとの平均収益（ARPPU）について詳しく調べることができます。画面の中ほどで、表示するレポートのタブをクリックします。
[購入者] または [ ARPPU ] を選択すると、データがグラフに表示され、期間や SKU でフィルタリングできます。
- デバイス: 購入者のデバイスのマーケティング名とデバイス名（Google Nexus 7（Flo）など）
- 国: 購入者の居住国
- [その他] プロパティは、必要なプライバシー基準を満たしていない国のデータを分類します。
他のデータ分割項目をグラフに追加するには、画面の下部にある個々の行のオフになっているチェックボックスをオンにします。
期間のフィルタ
画面の右上にあるフィルタを使って、下記の期間のデータをレポートに表示できます。パーセンテージは 1 つ前の期間からの変動を表します。
- 過去 1 日間
- 過去 7 日間
- 過去 30 日間
- 全期間
[コンバージョン数] ページのデータを確認することで、一定期間ごとのアプリに対するユーザーの支出傾向を把握できます。
各グラフの上部で、週次コホートまたは月次コホートでデータを表示するよう選択できます。コホートデータを使用して、さまざまな期間でアプリをインストールしたユーザーの支出傾向を比較できます。
画面の右上にあるフィルタを使って、下記の期間のデータを表示できます。
- 過去 30 日間
- 過去 6 か月
- 過去 1 年間
注: コホート グループは、インストール日（太平洋標準時）に基づいて定義されます。支出データは毎日更新されます。
コンバージョン率
[コンバージョン率] 表では、アプリ内アイテムを購入したユーザーや定期購入を行ったユーザーの推定割合を確認できます。このデータを使用して、アプリでアイテムを購入しているユーザーの割合や、最近行った変更がユーザーから有料ユーザーへの移行にどれほど影響を及ぼしているかを把握できます。
注: [0 日] は、アプリをインストールした日にアイテムを購入したユーザーを表します。コンバージョンの割合は累積値です。
購入者ごとの支出
[購入者ごとの支出] 表では、アプリでの初回購入からの累積的な支出の平均概算額を確認できます。このデータにはアプリ販売は含まれません。このデータを使用して、ユーザーの支出傾向の時間経過に伴う変化や、有料ユーザーのライフタイム バリューを把握できます。
アプリの払い戻しが購入数と比較して相当数に上る場合は、購入者ごとの支出データの金額が下がることがあります。この状況は、購入者数に制限のある新しいコホートでよく発生することがあります。
ヒント: アプリの定期購入を提供していて、コホートの増分支出が時間とともに減少している場合、ユーザーが定期購入を解約している可能性があります。
注: [0 日] は、ユーザーがアプリで最初に購入した日を表します。週末や月末に達していない場合は、データは不完全になり、月末になる前に変更される可能性があります。購入者ごとの支出金額は累積値です。
Google Play Console アプリの [収益] カード
Google Play Console アプリを使えば、アプリのパフォーマンスに関するデータを簡単に入手できます。
アプリの収益を確認するには:
- Google Play Console アプリ
を開きます。
- アプリを選択します。
- [KPI] で、[収益] と [1 日のアクティブ ユーザーあたりの平均収益] を選択します。
を開きます。データを分析するには、利用可能な分割項目のいずれか（国、アプリのバージョン、Android のバージョンなど）を選択します。
データの表示で問題が発生した場合や追加情報が必要な場合
- 「売上データの表示」権限があることを確認してください。
-
総収益に対する個々の収益源の割合を確認するには、Google Play Console のウェブ版で詳細をご確認ください。