Google Play Console におけるトラックの今後の変更について
2023 年 3 月、Google Play Console に、デフォルトのトラックとは別個に管理される Wear 専用リリース トラックが導入されました。
これまで、Wear のデベロッパーは Wear OS 向けリリースの管理にデフォルトのトラックを使用していました。Google Play Console での Wear OS 向けリリースの準備と管理は、主に次の 3 つのコンポーネントで構成されていました。
- [詳細設定] ページ([リリース] > [設定] > [詳細設定])で Wear OS のフォーム ファクタを追加する。
- Wear OS アプリの品質に関するガイドラインに沿ってリリースを準備し、配信と利用規約にオプトインする。
- デフォルトのトラックで Wear OS 向けリリースを管理する。
パート 1 とパート 2 は変わりませんが、パート 3 を変更して Wear OS 専用トラックを追加しました。Wear OS 専用トラックの導入には、次のようなメリットがあります。
- Google Play Console で Wear OS 向けリリースを他のフォーム ファクタとは別個に表示、管理しやすくなる。
- 専用のトラックでテスターの設定、管理を行うことで、Wear OS のテストを簡素化しやすくなる。
新しい Wear OS アプリの場合、Google Play Console は Wear OS 専用トラックから新しい Wear OS 向けリリースを自動的に配信するようになります。Wear OS 向けリリースを作成すると、[製品版] ページと [テスト] ページの右上にあるリリース プルダウン リストに [Wear OS のみ] が表示されます。
注: 現時点では、既存の Wear OS 向けリリースはデフォルトのトラックに残ります。すでに Wear OS 向けリリースをお持ちの場合は、特にご対応いただく必要はありません。
新しい Wear OS 向けリリースを準備する
アプリに Wear OS の機能が含まれている場合は、Google Play の Wear OS コレクションへの追加にオプトインできます。
重要: Wear OS 向けリリースを初めて作成する場合は、Wear 対応の App Bundle を使用してアプリをビルドする必要があります。Wear 対応の App Bundle を使用すると、1 つのアーティファクトのビルド、署名、アップロードを 1 回行うだけで、アプリのインストール バージョンや Wear エクスペリエンスがサポートされます。
Wear OS 向けリリースを作成し、Wear OS での配信に備えるには:
- Google Play Console を開いて [詳細設定] ページ([リリース] > [設定] > [詳細設定])に移動します。
- [フォーム ファクタ] タブを選択し、[新しいフォーム ファクタを追加] をクリックします。
- [Wear OS] を選択します。
- 画面上の手順に沿って次の操作を行います。
- Wear OS のスクリーンショットをアップロードします。
- テストトラックに Wear OS の App Bundle をアップロードします。
- [詳細設定] ページに戻り、[Wear OS で管理] をクリックします。
- 配信と利用規約にオプトインします。
アプリをオプトインして公開すると、担当チームがアプリを審査し、Wear OS アプリの品質に関するガイドラインに準拠しているかどうかを確認します。後でオプトアウトすることもできます。