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スマートホームを Matter 対応にするための準備

Matter は、互換性に関する問題の解消、デバイスのセットアップと接続の簡素化、セキュリティと信頼性の向上を目的とする、スマートホームの業界標準です。

スマートホームを Matter 対応にするメリット

  • セットアップの改善: すべての Matter 対応スマートホーム デバイス向けの迅速かつ一貫したセットアップ フロー。
  • 互換性の向上: Matter 対応デバイスはすべて相互運用可能で Google Home に対応。
  • 応答時間の短縮、信頼性の向上: Matter 対応デバイスは、インターネット経由の通信ではなく、既存のホーム ネットワーク経由でコマンドを実行。
  • クロス プラットフォームの操作性: Matter 対応デバイスは、Google Home、Apple Homekit、Amazon Alexa など、Matter 認定の複数のスマートホーム アプリで同時に操作可能。

Matter 対応デバイスの仕組み

Matter 標準規格以前のスマートホーム デバイスは、電球のオン / オフなどのコマンドを実行するために、ホーム Wi-Fi ネットワークからインターネットに接続していましたが、デバイスが常に正常にすばやく動作するとは限らず、コマンドを完了できないこともありました。この状況を改善するため、Matter 対応デバイスは、既存のホーム ワイヤレス ネットワークを介してローカルで動作でき、インターネット経由でクラウドに接続する必要がありません。

たとえば、Matter 対応にセットアップしていないスマートホームで、Google Nest Mini に対し、「Works with Google Home」対応のスマートライトをオンにするよう求めると、そのリクエストは従来、インターネット経由で Google Nest クラウド サービスに送信されます。その後、照明メーカーのパートナー クラウドにリレーされ、そこからインターネット経由で家に送り戻されて、ライトがオンになります。

一方、Matter 対応のスマートホーム デバイスでは、コマンドはホーム ワイヤレス ネットワーク経由でスマートライトに直接送信されます。このため、コマンドを Google Nest クラウドやデバイス メーカーのクラウドに転送する必要がなくなり、よりすばやく安全に操作を完了できます。

始めに Google Home のハブをセットアップする

Matter 対応デバイスを Google Home に追加するには、次の操作を行えるよう、Matter 対応ハブデバイスをホーム ワイヤレス ネットワークにセットアップしておく必要があります。

  • Matter 対応デバイスをスマートホームに追加する
  • Matter 対応デバイスをインターネット上のクラウド経由ではなくローカルで操作する
  • 外出時にリモートでスマート デバイスを操作する

Google Home のハブの役割を果たすデバイスの種類はいくつかあります。

必要な Google Home のハブの種類を選ぶ

家に合った Google Home のハブの種類を判断するには、Matter 対応デバイスの通信手段を把握する必要があります。Matter 対応デバイスはコマンドを実行する際に、通信手段として Wi-Fi の既存のホーム ワイヤレス ネットワークか、Thread を使用します。

Thread はスマートホーム向けの最新の接続テクノロジーです。Wi-Fi に類似していますが、スマート デバイスが今までよりも速く、離れた距離からコマンドを実行できるようにすることを目的としたテクノロジーです。スマートホームで Thread を通信手段とする Matter 対応デバイスを選択した場合は、次のような多くのメリットがあります。

  • 通信速度の向上: Thread を使用するスマート デバイスは、Wi-Fi を使用するデバイスよりも通信速度が高速です。
  • 信頼性の向上: 家に Thread デバイスを追加すればするほど、強力なメッシュ ネットワークが構築されて家全体に広がります。いずれかのデバイスが停止しても、信号はネットワーク内の別のデバイスを介してスマートに転送されるため、スマートホームはスムーズに稼働し続けます。
  • 通信範囲の拡大: メッシュ構造により、Wi-Fi が届きにくい場所でも、家全体をカバーするようにネットワークを拡張できます。
  • エネルギー効率の改善: バッテリー式の Thread スマート デバイスは、バッテリー式の Wi-Fi を通信手段とするデバイスよりも駆動時間が長くなります。

Thread を通信手段とする Google Home の Matter 対応デバイスを使用するメリットは他にもあります。詳しくは、Google 製品による Thread の使用をご覧ください。

Google Home のハブの役割を果たすデバイス

Google Home のハブ(Wi-Fi のみ)

家にある Matter 対応スマートデバイスが Wi-Fi のみを通信手段としている場合: Wi-Fi 経由の Matter に対応しているハブデバイスは次のとおりです。

  • スピーカー: Google Home、Google Home Mini、Google Nest Mini、Google Nest Audio

  • ディスプレイ: Google Nest Hub(第 1 世代)、Google Nest Hub(第 2 世代)、Google Nest Hub Max

  • Wi-Fi ルーター: Google Nest Wifi Pro (Wi-Fi 6E)

  • ストリーミング デバイス: Google TV Streamer(4K)

Google Home のハブ(Wi-Fi と Thread)

家の中で、通信手段として Thread と Wi-Fi のホーム ワイヤレス ネットワークを使用する Matter 対応スマートデバイスが混在している場合: Thread ボーダー ルーターとしての役割も果たすハブデバイスが必要です。Thread ボーダー ルーターは、ワイヤレスの Thread ネットワークを構築することですべての Thread デバイスを接続する専用ハブの役割を果たすデバイスです。

Google Home のハブの多くには、他のハブデバイスを追加する必要がないよう Thread ボーダー ルーターが搭載されています。Wi-Fi 経由と Thread 経由の両方の Matter に対応しているハブは次のとおりです。

  • ディスプレイ: Google Nest Hub(第 2 世代)、Google Nest Hub Max

  • Wi-Fi ルーター: Google Nest Wifi Pro (Wi-Fi 6E)

  • ストリーミング デバイス: Google TV Streamer(4K)

Google Home のハブの役割を果たすデバイスをセットアップする

Google Home のハブの役割を果たす Google デバイスについては、特別なセットアップは必要ありません。ハブデバイスをスマート デバイスの既存のホーム Wi-Fi ネットワークまたは Thread ネットワークに接続するだけです。セットアップが完了したら、Google Home アプリでハブデバイスを Google Home に追加します。ハブデバイスは最新のアップデートを自動的に受信するようになり、Google Home のハブとして動作します。

ホーム ワイヤレス ネットワークで IPv6 が有効になっていることを確認する

Matter 対応デバイスをスマートホームに追加するには、次の操作を行えるようホーム ワイヤレス ネットワークで IPv6 を有効にしておく必要があります。

  • Wi-Fi と Thread の両方で Matter が正常に動作するようにする
  • Thread を使用する Matter 対応デバイス間で適切な通信とハンドオフが行われるようにする

IPv4 で動作する Matter 対応デバイスもありますが、Matter 認定のすべてのスマートホーム アプリとスマートホーム デバイスとの通信を確立するには、IPv6 接続が必要です。

: ホーム ワイヤレス ネットワークで IPv6 が有効ではなくても、最初はセットアップ プロセスが成功したように思えるかもしれませんが、Matter テクノロジーが正常に機能するために必要な IPv6 がサポートされていないため、最終的には操作やその他の機能を実行できません。

Matter に IPv6 が必要な理由:

  • セキュリティの強化: IPv6 では、ネットワーク トラフィックの認証と暗号化を提供する組み込みのセキュリティ機能により、Matter 対応デバイスで通信のセキュリティが強化されます。
  • ネットワーク管理の簡素化: IPv6 の自動設定機能により、スマートホームにおけるネットワーク管理の複雑さが軽減され、スマート デバイスに一意のアドレスを効率よく割り当てることができます。
  • Thread ネットワークと Wi-Fi ネットワークのブリッジをサポート: IPv6(Wi-Fi ネットワーク上)により、Thread ネットワークと Wi-Fi ネットワークが混在するスマートホームで、Matter 対応の Thread デバイスと Wi-Fi デバイスとのシームレスな通信を可能にします。
  • 長期的な信頼性: IPv4 は、処理できるネットワーク アドレス数が限られているため、将来的には非推奨となります。IPv6 上の Matter は、存続性、互換性、ネットワーク環境の変化への適応性を備えています。
: ホーム ネットワークが IPv6 に対応しているかどうかは、ネットワーク ルーターのマニュアルをご覧になるか、インターネット サービス プロバイダにお問い合わせください。Google Wifi での詳細については、IPv6 をご覧ください。

Google Home と Matter に対応したデバイスを選択する方法

Google Home では、80,000 を超える Works with Google Home 対応のデバイスの中からお気に入りのブランドの製品をお選びいただけます。次のような Works with Google Home 対応のロゴをご確認ください。

新しいスマートホーム テクノロジーが導入された場合は、Google Home が既存のスマートホーム デバイスと新しいスマートホーム デバイス(Matter 対応デバイスなど)との連携をサポートします。Matter 対応のエンドデバイスはすべて、Google Home に対応していて、デバイス同士も連携して動作します。

: アップデートを重ねることで、Matter 対応のスマートホーム デバイスの種類は今後さらに増えていきます。Matter 認定のスマートホーム プラットフォームやアプリは、サポートする Matter 対応デバイスの種類やカテゴリが異なるため、更新される時期もそれぞれ異なります。Google Home で現在サポートされている Matter 対応デバイスの種類については、サポートされているデバイスの種類をご覧ください。

Google Home に追加するスマート デバイスを選択する際は、デバイスのパッケージまたはウェブサイト上の次のような Matter 対応のロゴで、そのデバイスが Matter に対応しているかどうかをご確認ください。

Google Home に追加するスマート デバイスを選択する際は、デバイスのパッケージまたはウェブサイト上の次のような接続プロトコルのロゴで、そのデバイスがホーム ネットワークの通信手段として Wi-Fi と Thread のどちらを使用しているかをご確認ください。

Matter 対応デバイスを Google Home に追加して接続する方法

Google Home のハブの役割を果たすデバイスをセットアップしてスマートホームで動作することを確認したら、Google Home で Matter 対応デバイスをセットアップして管理することで、すべてのスマートホーム デバイスを 1 つのアプリでまとめて操作できます。

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