2019年4月23日

[ブログ記事] Google 広告 TrueView 広告のフリークエンシー推奨設定について

このブログは、旧コミュニティにて 2017-11-30 に公開されたものです。

Google 広告キャンペーンの重要な要素の一つに、広告のフリークエンシー(一定の期間にユーザーが広告を見た平均回数)を制限するフリークエンシー キャップの設定があります。

昨今、TrueView 広告において、リーチを伸ばすことなどを目的にフリークエンシー キャップを週 1 回以下に設定するケースが多く見受けられます。しかしながら、フリークエンシー キャップの回数設定を下げることで、本当に TrueView 広告の成果を最大化できるのでしょうか。

実際、フリークエンシー キャップを週 1 回以下に設定した場合、TrueView 広告のリーチを伸ばす機会を損失し、さらに広告が与えるブランド認知などへのインパクトが低下する可能性があると言われています。
 
今回は TrueiView 広告においてフリークエンシー キャップの設定がどのように機能し、リーチやブランドリフトのパフォーマンスにどう影響するかお伝えいたします。
 
1. フリークエンシー キャップの回数設定を下げても TrueView 広告の成果は最大化されない
 


Google 広告の配信設計上、フリークエンシー キャップによるユニークリーチへの影響は小さく、またフリークエンシーを週 3 回以上に設定することで最終的にインプレッション単価( CPM)の引き下げに繋がる可能性があります。また、ブランド認知などのインパクトをより押し上げられる効果も見受けられます。
 
 2. フリークエンシー キャップの回数設定を下げると費用が高くなる

フリークエンシー キャップの回数設定を下げると少数のユーザーグループに対して入札するため、オークションプレッシャーが激しくなります。
 

フリークエンシー キャップ週 1 回と 3 回のインパクトの違い

フリークエンシー キャップを週 1 回にした場合、同じオークションに参加する他の広告主様も YouTube に訪れるライトユーザーに対して同様にリーチしようとするため、限られたユーザー インベントリーに対して入札をします。一方、フリークエンシー キャップを週 3 回にした場合、インベントリー サイズが大きくなり、オークション プレッシャーが低くなることで、結果的に低い CPM で入札することになります。
 


また、シミュレーション ツールでフリークエンシー キャップの設定を変えてコスト比較をしたところ、週 3 回の方が CPM と GRP コストがそれぞれ 18 %ずつ低くなることがわかります1。
 
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2019年4月23日
3. フリークエンシー キャップの回数設定を上げても平均フリークエンシーは増えない

TrueView 広告では、配信システムが新しいユーザーに最適化をかける仕様ため、フリークエンシー キャップを週 3 回に設定していても、すべてのユーザーに週 3 回表示されるわけではありません。キャップは目標ではなく最大値として設定されており、実際の配信量は設定値より低くなります。
 

4. フリークエンシー キャップの回数設定を上げることでより良いブランド インパクトも実現できる

フリークエンシー キャップ週 3 回以上の方がブランド インパクトが 2 倍以上になるケースも
 

ブランドリフト効果測定の過去データでフリークエンシー キャップ週 1 回と週 3 回を比較したところ、購買意向では 1.8 倍、比較検討で 3.1 倍、ブランド認知で 2 倍、また好意度では 1.9 倍の効果の違いが生まれていることがわかりました3。 
 
5. バンパー広告を併用することで更にリーチの最大化を実現できる

バンパー広告を加えることで、ユニークリーチが増える

このように既存の TrueView キャンペーンに対してリーチを最大化するのであれば、バンパー広告を加えて併用することでリーチの効果的な拡大を見込むことができます。リーチが増分したユーザーに対してのブランドリフトの影響度については Think with Googleでの事例をご参照ください。
 
以上のように、TrueView 広告におけるフリークエンシー設定の機能、フリークエンシー キャップを週 1 回から週 3 回にすることでのパフォーマンス比較、 TrueView 広告とバンパー広告の併用による効果をお伝えしました。ぜひこの機会に一度 TrueView 広告におけるフリークエンシー設定の見直しを行っていただき、リーチやブランドリフト効果の最大化を実現していただければと思います。

Posted by 岩田幸也 - ブランド ソリューション エキスパート
  1. Google 内部データ(ターゲティングなしでキャンペーン期間 7 日間設定の場合)
  2. Google 内部データ(ターゲティングなしでキャンペーン期間 7 日間設定の場合)
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最終編集: 2019年4月23日
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