ショッピング キャンペーンを一括編集する

この記事では、通常のショッピング キャンペーンについて説明します。Google 広告の AI を最大限に活用し、すべての Google サービスで広告を配信するには、代わりに P-MAX キャンペーンをお試しください。

ショッピング キャンペーンで、商品グループの入札単価、トラッキング テンプレート、またはカスタム パラメータを多数変更する場合、一括アップロードを使用すると時間が短縮できます。一括アップロードを使用するには、編集可能なレポートをダウンロードし、それに直接変更を加えたうえでアカウントにアップロードします。新しく加えた変更内容は、プレビュー可能で、アップロードした時点でアカウントに適用されます。

トラッキング テンプレートとカスタム パラメータについては、「除外」されたものを除き、分類されていないすべての商品グループに変更を加えることができます。

はじめに

一括編集を行うには、まずショッピング キャンペーンを設定する必要があります。

手順

注: 以下の手順は、Google 広告のユーザー エクスペリエンスの新しいデザインのものです。以前のデザインを使用するには、[デザイン] アイコンをクリックして [以前のデザインを使用する] を選択してください。Google 広告の以前のバージョンを現在もご使用の場合は、機能早見表を確認するか、Google 広告の上部にあるナビゲーション パネルの検索バーを使って、お探しのページを検索してください。
ステップ 1: 商品グループ レポートをダウンロードします

一括アップロードを使用して商品グループや入札単価、トラッキング テンプレート、カスタム パラメータに変更を加えるには、まず編集可能な商品グループ レポートをダウンロードする必要があります。

注意点: レポートは [商品グループ] タブでもダウンロードできます。このタブでは、デバイス、クリックタイプ、曜日などでデータを分割できますが、分割項目を使ったレポートは編集できません。詳しくは、ショッピング キャンペーン レポートについてご覧ください。

商品グループ レポートをダウンロードするには:

  1. Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン Campaigns Icon をクリックします。
  2. セクション メニューで [コンバージョン ] プルダウンをクリックします。
  3. [キャンペーン] をクリックします。
  4. 変更を加えるショッピング キャンペーンを選択します。
  5. そのキャンペーンで広告グループを選択します。
  6. 編集するすべての列が表に表示されていることを確認します。
  7. [ダウンロード] ボタンをクリックします。
  8. 使用するファイル形式を選択します。
  9. [ダウンロード] をクリックします。

おすすめの方法: ダウンロードした元の状態のレポートを残す

一括アップロードを送信した後は、自動的に変更内容をキャンセルしたり、元に戻したりすることはできません。そこで、一括アップロードでの変更前の設定を後から確認できるよう、ダウンロードした元の状態のレポートを必ず残しておくことをおすすめします。

ステップ 2: 商品グループ レポートを編集します

ダウンロードした商品グループ レポートを使用して、広告グループ全体の商品グループを確認し、分類されていない商品グループの上限クリック単価、トラッキング テンプレート、またはカスタム パラメータ、およびリンク先 URL を編集することができます。

レポートを編集する際には、変更内容が正しく適用されるよう、一般的なルールに従う必要があります。

商品グループ レポートの編集に関する一般ルール

  • 不要な列や合計行を削除する必要はありません。レポート全体をそのままアップロードすれば、不要な列や行は無視されます。
  • スプレッドシートはサポートされた形式(.xlsx、.tsv、または .csv)で保存してください。

下記は、編集可能な商品グループ レポートに表示される列とその変更方法です。レポートのダウンロード時に [商品グループ] タブに表示されている列によっては、この他にも列が表示される場合がありますが、これらの列は編集できません。

列名 説明 編集方法
Campaign(キャンペーン) キャンペーンに指定した名前が表示されます。 編集可能(キャンペーン ID も変更が必要)
キャンペーン ID AdWords で各キャンペーンに割り当てられた固有 ID が表示されます。 編集可能(キャンペーン名も変更が必要)
広告グループ ID AdWords で各広告グループに割り当てられた固有 ID が表示されます。 編集可能(広告グループ名も変更が必要)
Ad group(広告グループ) 広告グループに指定した名前が表示されます。 編集可能(広告グループ ID も変更が必要)
Criterion ID(条件 ID) AdWords で各商品グループに割り当てられた固有 ID が表示されます。 編集不可
Product group(商品グループ) 商品グループ階層での商品グループのフルパスが表示されます。詳細については、商品グループの分類をご覧ください。 編集可能
Partition type(パーティション タイプ) 行が分類または単位のどちらを表すかが表示されます。 編集可能
MaxCPC(上限クリック単価) 商品グループに現在設定されている上限クリック単価が表示されます。商品グループが分類されている場合、値は表示されません。 入札単価を変更するには、列の値を編集します。
Clicks(クリック数) 商品グループにある商品広告のクリック数が表示されます。この情報を使用して入札単価を調整します。 編集不可
Tracking template(トラッキング テンプレート) トラッキング テンプレートが表示されます。 列のテンプレートを編集します。トラッキングの詳細
Custom parameter(カスタム パラメータ) カスタム パラメータが表示されます。 列のパラメータ名と値を編集します。カスタム パラメータの詳細
商品グループの構成を編集する際のヒント

レポートでは、各商品グループは個別の行に表示され、パーティション タイプとその商品グループでの分類のパスを含みます。パーティション タイプと商品グループ パスを使用して、商品グループ構成を追加、削除、編集します。

  • 「単位」パーティション タイプ: 入札が可能な商品グループを示します。レポートの行に「単位」パーティション タイプを使用していると、商品グループの入札単価と設定を調整することができます。
  • 「分類」パーティション タイプ: 他の商品グループを含む商品グループを示します。分類された商品グループに入札することはできませんが、それらを使用して在庫に入札単価を設定することができます。
  • 「商品グループ」パス: その商品グループを作成するために行われたデータの分類の順序を示します。パスは常に * で始まり、/ は分類を表します。商品グループは属性 = 値で表現され、「その他すべて」の商品グループは属性 = * で示されます。
パーティション タイプと商品グループ パスの例
 
AdWords に表示される商品グループ パーティション タイプ ダウンロード可能なレポートの商品グループ名
▾ すべての商品 分類 * /
    ブランド a 単位 * / ブランド = "ブランド a"
    ▾ 自社ブランド b 分類 * / ブランド = "ブランド b" /
        新品 単位 * / ブランド = "ブランド b" / 状態 = "新品"
        「ブランド b」のその他すべて 単位 * / ブランド = "ブランド b" / 状態 = *
    「すべての商品」のその他すべて 単位 * / ブランド = *

商品グループの追加

新規の商品グループの単位を追加する

次のような商品グループの例を考えてみましょう。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて

新しい商品グループの単位を追加するには、表示したい商品グループに対応する新しい行を挿入します。以下では、「中古品」の商品グループがレポートに追加されています。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" 単位 0.45     中古品
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて
 

新規の商品グループの分類を追加する

既存の行の値を変更し、いくつかの新しい商品グループを追加することにより、商品グループを分類することができます。以下では、「中古品」の商品グループの分類が追加され、「中古品」の下に 2 つの新しい単位が追加されています。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" 分類 --     ▾ 中古品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" 単位 0.50         電化製品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = * 単位 0.40         「中古品」のその他すべて
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて
 

編集内容をアップロードする

商品グループの分類を除外して、単位のみをレポートでアップロードすると、以下のような処理が自動的に行われます。

  • 新しく追加された商品グループの分類が作成される(商品グループの単位が分類へ変換される処理も含む)
  • これらの商品で以前使用された入札単価を使って「その他すべて」の商品グループが作成される(以前の単価がない場合は、デフォルトの広告グループ入札単価を使用)

以下に、以前に使用した商品グループの商品グループ単位の例を示します。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド A" / カスタムラベル 0 = "利益率の高い商品" 単位 0.60 利益率の高い商品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド A" / カスタムラベル 0 = "利益率の低い商品" 単位 0.30 利益率の低い商品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド B" 単位 0.45 ブランド B

商品グループの単位だけを含むスプレッドシートをアップロードすると、AdWords は自動的に商品グループと分類を作成します(以下に太字で表示)。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / condition = "used" / 分類 --     ▾ 中古品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" 分類 --         ▾ 電化製品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド A" 分類 --             ▾ ブランド A
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド A" / カスタムラベル 0 = "利益率の高い商品" 単位 0.60                 利益率の高い商品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド A" / カスタムラベル 0 = "利益率の低い商品" 単位 0.30                 利益率の低い商品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド A" / カスタムラベル 0 = * 単位 0.50                 「ブランド A」のその他すべて
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = "ブランド B" 単位 0.45         ブランド B
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" / ブランド = * 単位 0.50             「電化製品」のその他すべて
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = * 単位 0.40         「中古品」のその他すべて
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて
商品グループの削除

商品グループの単位を削除する

次のような商品グループの例を考えてみましょう。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" 分類 --     ▾ 中古品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" 単位 0.50         電化製品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "家具" 単位 0.50         家具
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = * 単位 0.40         「中古品」のその他すべて
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて

商品グループの単位を削除するには、該当する行のパーティション タイプ列に「Remove」と入力します。以下の例では、「家具」の商品グループが削除されます。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" 分類 --     ▾ 中古品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" 単位 0.50         電化製品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "家具" Remove --         家具
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = * 単位 0.40         「中古品」のその他すべて
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて

レポートをアップロードすると、AdWords に以下の商品グループが表示されます。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" 分類 --     ▾ 中古品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" 単位 0.50         電化製品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = * 単位 0.40         「中古品」のその他すべて
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて
 

商品グループの分類を削除する

商品グループの分類を削除するには、該当する行のパーティション タイプ列に「Remove」と入力します。分類を削除すると、その分類に属するすべての商品グループも削除されます。以下では、「中古品」の分類が削除されます。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" Remove --     ▾ 中古品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = "電化製品" 単位 0.50         電化製品
* / 状態 = "中古品" / カテゴリ = * 単位 0.40         「中古品」のその他すべて
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて

レポートをアップロードすると、AdWords に以下の商品グループが表示されます。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて

そすべての商品グループ(単位および分類)は、親分類を削除することによってのみ削除できます。

既存の商品グループを編集する

次のような商品グループの例を考えてみましょう。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" 単位 0.55     新品
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて

既存の商品グループを別のグループに変更するには、以下の 2 つの手順に従います。

  1. 置き換えたい商品グループの行のパーティション タイプ列に「Remove」と入力します。分類を削除すると、その分類に属するすべての商品グループが削除されますのでご注意ください。
  2. 必要に応じて新しい商品グループの行を追加します。

以下の例では、「中古品」の商品グループが新しい商品グループに置き換えられます。

商品グループ パーティション タイプ 上限クリック単価 AdWords での商品グループ名
* / 分類 -- ▾ すべての商品
* / 状態 = "新品" Remove 0.55     新品
* / 状態 = "中古品" 単位 0.45     中古品
* / 状態 = * 単位 0.35     「すべての商品」のその他すべて
ステップ 3: レポートをアップロードします
スプレッドシートをアップロードするには:
  1. Google 広告の管理画面で [ツール] アイコン Tools Icon をクリックします。
  2. セクション メニューの [一括操作] プルダウンをクリックします。
  3. [アップロード] をクリックします。
  4. プラスボタン をクリックします。
  5. [ソースを選択] プルダウンをクリックし、[Google スプレッドシート] を選択して、編集して保存したスプレッドシートを見つけます。
  6. [プレビュー] をクリックしてファイルを確認してから、[適用] をクリックします。
  7. アップロードが完了すると、変更内容のプレビューが表示されます。変更後の状態が確認できるため、エラーがあればスプレッドシートを修正して再度アップロードします。エラーを無視して [変更を適用] をクリックすることも可能です。
アップロードの結果を確認する
ファイルのアップロードが完了すると、[一括処理] セクションの表の上部に、アップロードしたファイルの新しい項目が表示されます。変更の詳細を表示するには、[結果] 列をクリックします。アップロードしたスプレッドシートをまだ適用していない場合は、[プレビュー]、[適用]、[削除] の中から操作を選択できます。
エラー発生時の対処方法
  1. Google 広告の管理画面でツールアイコン Tools Icon をクリックします。
  2. セクション メニューの [一括操作] プルダウンをクリックします。
  3. [すべての一括操作] をクリックします。
  4. [一括操作] の表で、エラーが発生したレポート(スプレッドシート)を特定します。
  5. そのレポートがある行で [エラーをダウンロード] をクリックするか、エラーの数をクリックして [詳細] 画面を表示します。
  6. スプレッドシートの [結果] 列で、各行の問題を見つけて解消します。
  7. ファイルを保存したうえで、[一括操作] からアップロードします。

ヒント

一括アップロードを使用すると、テキスト広告の新規作成、キーワードの追加と編集、広告アセットの作成などを、あらゆるタイプのキャンペーンに対して一括で効率的に実施できます。一括アップロードでできることの詳細

関連リンク

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