- 2022 年 6 月 30 日より、拡張テキスト広告の広告カスタマイザの作成と編集はできなくなります。これは、新しい拡張テキスト広告の作成がサポートされなくなるためです。
- また、拡張テキスト広告のビジネスデータのアップロードと編集もできなくなります。
- 拡張テキスト広告の既存の広告カスタマイザは、2024 年 5 月 31 日まで引き続き提供されます。
- Google では、レスポンシブ検索広告への移行を強くおすすめしています。
- 詳しくは、Google 検索で適切なメッセージをより簡単に表示できるようにするをご覧ください。
広告カスタマイザを使うと、検索広告のテキストを自動的にカスタマイズできます。広告文はキーワードに応じて調整することが可能です。
この記事では、広告カスタマイザのメリットとその仕組みについて説明します。
メリット
- メッセージのカスタマイズ: 検索や閲覧されているウェブページごとに、広告文面をカスタマイズできます。
- 少ない手間でさまざまなバリエーションに対応: 1 つのテキスト広告に何百ものパターンを用意し、見込み顧客ごとに最適な広告を表示することができます。
- レポート機能: 掲載結果データをリセットすることなく、広告の文面を自動的に更新できます。
仕組み
広告カスタマイザは、キーワードの挿入やカウントダウン タイマーのように、動的コンテンツを広告に直接追加する機能です。カスタマイザはテキスト広告とレスポンシブ検索広告で利用でき、広告文の全要素(URL を除く)をカスタマイズできます。表示 URL パスのカスタマイズは、レスポンシブ検索広告のビジネスデータと地域によるカスタマイザの両方でサポートされていますが、レスポンシブ検索広告のカウントダウンではサポートされていません。
カスタマイザを設定するには、まずビジネスデータにカスタマイザの詳細を追加します。これらの詳細はスプレッドシートからアップロードすることも、手動で追加することもできます。
次に、テキストをカスタマイズする位置を広告文で指定します。カスタマイズするコンテンツを示すために、カスタマイザの名前を中かっこ「{}」に含めて広告文内に追加します。
詳しくは、レスポンシブ検索広告とテキスト広告のカスタマイザを作成する方法をご覧ください。
カスタマイザの用途
広告カスタマイザを活用すると、ユーザーが探している商品がお客様のサイトで提供されていることを伝え、購入を促すことができます。
- セールを展開する: 広告カスタマイザでは、定期的に内容が更新されるセールや期間限定のセール向けに割引情報などを宣伝することができます。
- 大量の在庫を管理する: 広告カスタマイザでは、ブランド名関連のキーワードに対し、その商品の詳細情報を表示することができます。例:
- キーワード ターゲティングを使うと、キーワードの挿入をカスタマイズできます。
- キャンペーンと広告グループのターゲット設定を使うと、構造に基づいてデータをすばやく更新できます(たとえば、商品で広告グループがターゲティングされている場合は、商品ごとの価格)。
- アカウント ターゲティングを使うと、現在の年利や継続中の割引など、グローバル変数の更新に使用できます。
例
キーワードによるターゲット設定ターゲット キーワードを使用すると、見込み顧客が探している商品についての詳細を広告に盛り込むことができます。これは、大規模な商品の在庫を持ち、商品情報を強力なセールス ポイントにしている広告主様に適しています。
例
鈴木さんのキッチン用品店では、数百種類のミキサーを販売しています。鈴木さんは、各ミキサーのモデルの詳細と最新の販売価格を広告に表示したいと考えています。
広告カスタマイザを利用すれば、1 つの広告ですべてのミキサーの詳細や価格などの情報を提供することができます。レスポンシブ検索広告では、まずアカウント全体で使用できる属性を定義してカスタマイザを作成します。各ミキサーの詳細を含む広告カスタマイザ データファイルをアップロードするだけで、希望通りの広告を作成できます。このファイルには次のような行を含めます。
キーワード | カスタマイザ: モデル | カスタマイザ: 容量 | カスタマイザ: タイプ | カスタマイザ: 開始価格 | カスタマイザ: セール終了日 |
---|---|---|---|---|---|
プロウィップ 300 | プロウィップ 300 | 5 | チルトヘッド | 199 米ドル | 2015/05/15 20:00:00 |
[キーワード] 列には、他の列の詳細をトリガーするキーワードが表示されます。
鈴木さんは広告を作成する際、各モデルの詳細情報を記入する代わりに広告カスタマイザを使用し、各列を参照して文面が自動的に変わるようにしました。カスタマイザの前半(「ミキサー」)は、データ セットの名前で、後半(「モデル」など)は列の名前です。
{=ミキサー.モデル}
スタンド ミキサーwww.example.com
{=ミキサー.容量}
quart {=ミキサー.タイプ}
スタンド ミキサー。{=ミキサー.開始価格}
- セール終了まで {=COUNTDOWN(ミキサー.セール終了日)}
。
ユーザーが 2015 年 5 月 10 日に「購入 プロウィップ 300」と検索した場合、「プロウィップ 300」というキーワードに従って、この広告の文面は以下のように変わります。
プロウィップ 300 ミキサー
広告 www.example.com
5 L チルトヘッド スタンド ミキサー。
199 ドル - セール終了まで 5 日。
この広告を見たユーザーは、探している商品(容量 5 リットルのチルトヘッド型スタンド ミキサー)があることを知り、それを鈴木さんの店から購入する際の特典(セール価格)を獲得できます。
例
鈴木さんのアカウントでは、キッチン用品カテゴリ(ミキサー、ブレンダー、パン焼き機など)ごとにキャンペーンを、ブランドごとに広告グループを作成しています。特定のモデルについて検索したユーザーは、最終的にそのモデルと同じブランドの別のモデルを購入することが多いという傾向に気づいた鈴木さんは、どのブランドのモデルも豊富に取り揃えていることをアピールしたいと考えました。これは、「Target campaign」と「Target ad group」列を追加し、広告グループによって広告をカスタマイズすることで実現できます。広告カスタマイザ データには次のような行を含めます。
キャンペーン | 広告グループ | カスタマイザ: ブランド | カスタマイザ: モデルの数 | カスタマイザ: 開始価格 |
---|---|---|---|---|
スタンド ミキサー | プロウィップ | プロウィップ | 9 | 150 USD |
鈴木さんは、各広告グループで次のような広告を作成しました。
{=ミキサー.ブランド}
スタンド ミキサーwww.example.com
{=ミキサー.モデルの数}
種類のモデルがあります。{=ミキサー.開始価格}
からご用意。
ユーザーが「プロウィップ 300」と検索した場合、以下の広告が表示されます。
プロウィップ ミキサー
広告 www.example.com
9 種類のモデルがあります。
価格は 150 米ドルから