対象地域の設定

ビジネスに関連する地域にいるユーザーや、その地域を定期的に訪れるユーザー、そうした地域に関心を示したユーザーを広告の対象に設定しましょう。ユーザーのいる場所または関心・関連のある場所、あるいはその両方を広告の対象に設定できます。対象地域を設定すると、関連性の高い地域のユーザーに広告を表示できるようになり、キャンペーンの価値を高めることにつながります。

ユーザーの所在地、またはユーザーが頻繁に訪れている地域（所在地）

Google 広告システムでは、複数の要素に基づいてユーザーの所在地が判断され、お客様の広告を表示するかどうかが決まります。可能な場合は、ユーザーのパソコンやモバイルデバイスの位置情報、またはその他の方法に基づいて所在地を特定します。

IP アドレス:
一般に、ユーザーの所在地はインターネットプロトコル（IP）アドレスに基づいて判断されます。IP アドレスは、インターネットサービスプロバイダにより、インターネットに接続する各コンピュータに割り当てられる固有の番号です。

デバイスが Wi-Fi ネットワークに接続されている場合は、そのデバイスの IP アドレスを検出して所在地を判断します。また、モバイルデバイスが携帯通信会社のプロキシサーバーに接続されている場合は、その会社の IP からモバイルデバイスの場所を特定します。
デバイスの位置情報:
デバイスの位置情報の設定によっては、正確な位置情報を取得して広告掲載に活用できる場合があります。
- GPS: GPS 信号と接続状況によって精度が変わります。
- Wi-Fi: 精度は通常の Wi-Fi ルーターのアクセス範囲と同程度です。
- Bluetooth: Bluetooth や Bluetooth スキャンが有効になっているデバイスでは、公開された Bluetooth 発信信号により、正確な位置情報を取得できます。
- Google のセル ID（基地局）による位置情報データベース: Wi-Fi や GPS がない場合に使用されます。精度は地域内の基地局の数と利用可能なデータ量に依存します。また、セル ID 位置情報をサポートしていないデバイスもあります。

ユーザーが関心を示している地域（関心対象地域）

ユーザーが関心を示している地域を Google 広告システムが検出すると、その地域またはその周辺地域（関心対象地域）を対象とする広告が表示されます。

ユーザーの関心対象地域は、次のような情報などに基づいて検出されます。

地域を特定できる検索語句。
関心対象地域を特定できる過去の検索履歴。
ユーザーの過去の所在地。
広告が表示されているウェブサイトの内容。ただし、ページ内に地域情報があったとしても、ユーザーがその地域に関心を持っているとは限りません。
Google マップまたはモバイル Google マップで検索している地域。
Google の検索結果に特定の地域を設定している場合。

Google ディスプレイネットワークでは、特定の地域に関するページやサイトを閲覧しているユーザーを、その地域に関心があるとみなすことがあります。ただし、閲覧しているページに地域情報があったとしても、ユーザーがその地域に関心を持っているとは限りません。たとえば、札幌に関するニュースを閲覧しているユーザーが、札幌の花屋の広告に関心があるとは限りません。同様に、ページにその地域名が特に記載されていなくても、サイト全体が特定の地域への関心を示唆している場合、ユーザーがその地域に関心があるとみなす場合があります。

関心対象地域は、ユーザーが在住している国や Google 検索で使用しているドメインの国に限られません。たとえば、フランスのパリ在住のユーザーが google.fr（フランス）で「大阪貸切バス」を検索した場合は、「大阪」がそのユーザーの関心対象地域とみなされます。

対象地域の詳細設定

Google 広告の対象地域のデフォルトの詳細設定では、所在地（ユーザーの所在地あるいはユーザーが定期的に訪れる地域）と関心対象地域のいずれか、またはその両方に基づいて広告が掲載されます。対象地域の詳細設定はいつでも変更できます。

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