このたび、新しいアカウント システムに Google Apps アカウントを移行し、Google アカウントと同様にほとんどの Google サービスにアクセスできるようになりました。アカウントの競合が発生する場合があります。これは、Google アカウントで Google 広告を管理されていた方が、Google Apps アカウントからもアクセスできるようになったためです。つまり、両アカウントへのログインに同じメール アドレスを使用されている場合、ログイン先のアカウントが区別できないという問題が生じます。この問題に対処するには、Google アカウントの Google 広告 アカウントから Google Apps の Google 広告 アカウントにデータを移動するか、Google アカウントの Google 広告 アカウントに新しいメール アドレスを設定していただく必要があります。データを移動する前に、実施とプライバシーに関していくつか考慮していただく点もございます。
Google アカウントと Google Apps アカウントの違い
Google Apps アカウントと Google アカウントは、一部の同じ Google サービスにアクセスできますが、アカウントのタイプは異なります。Google アカウントは、Gmail、Google グループ、Google Shopping List、Picasa、ウェブ履歴、iGoogle、Google Checkout など、Google が管理する無料のユーザー向け Google サービスにアクセスできる統合ログイン システムです。一方、Google Apps アカウントは、Google がホストするサービスにアクセスできますが、管理はお客様ご自身で行っていただきます。
Google Apps の移行
Google Apps の移行により、Google Apps アカウントは Google アカウント システムに組み込まれます。これにより、Google アカウントでアクセス可能な Google サービスに Google Apps アカウントからもアクセスできるようになります。Google Apps アカウントは実質的に Google アカウントと同様の機能を持つため、たとえばドメイン管理者が許可した場合は、Google Apps アカウントにログインして Blogger や Picasa などのサービスにアクセスすることができます。
競合するアカウント
Google Apps アカウントからアクセスできるサービス以外に、Blogger、Picasa、Google リーダー、Google 広告 など、以前は Google アカウントで管理していた Google サービスのご利用経験をお持ちの場合は、競合するアカウントが作成されている可能性があります。競合するアカウントとは、Google Apps アカウントと同じメール アドレスで作成され、Google アカウント システムにホストされているアカウントのことを差します。つまり、競合するアカウントがある場合は、同じメール アドレスが使われた 2 つのアカウントが、異なる 2 つの保存データベース上にホストされていることになります。
Google Apps アカウントを Google アカウント システムに移行する際に、Google アカウント名のデータベースでお使いいただけるアカウント名は 1 つのみです。したがって、このアカウント名の競合に対処するためには、個人用の Google アカウントのデータを別のアカウント名で再度関連付けていただく必要があります。移行後初めて競合するアカウントにログインする際には、競合するアカウントのデータへのアクセスを引き続き可能にするため、ログインに使用する名前の変更を促すメッセージが表示されます。
たとえば、Google Apps のメールアドレスが email@my-domain.com で、以前にこのメールアドレスで Google 広告に登録していた場合、個人用の Google アカウントが作成されています。Google Apps アカウントが Google アカウント システムに移行したことで email@my-domain.com という同じ名前を持つ 2 つのアカウントを保持できなくなり、個人用の Google アカウントのデータと新しい名前との関連付けが必要になります。このため、競合している email@my-domain.com のアカウントに初めてログインして Google 広告にアクセスすると、データを別のアカウント名に関連付けるようメッセージが表示されます。関連付け後に Google 広告にログインしてデータを使用する際には、この新しいアカウント名をお使いください。
