広告のリーチとは、ターゲット地域にいると推定されるユーザー数であり、ログイン ユーザーをベースに算出します。
この数字から、ターゲット地域でどのくらいのユーザーに広告を表示できるかを大まかに把握できます。
この記事では、広告のリーチの算出方法と、ターゲット地域で少数のユーザーにしかアプローチできない場合の影響について説明します。
仕組み
リーチを目安にすることで、たとえば神奈川県や埼玉県で広告が表示されるユーザー数を推定したり、横浜市とさいたま市で広告を目にする可能性のあるユーザー数を比較したりできます。また、ターゲット地域が適切かどうかを判断したり、一定レベルの表示回数を獲得できる別の地域を選んだりすることもできます。
地域によっては「リーチの制約」という警告が表示される場合もあります。これは、こうした地域をターゲットに設定すると、表示の対象となるユーザーがかなり少なくなる可能性があることを意味します。
ヒント
リーチのデータは、他のターゲット地域とユーザー数を比較する際のおおよその目安として使用します。
算出方法
Google 広告のリーチは、指定された地域内の Google サービスで調査したユーザー数に基づく推定値です。そのため、Google 広告のリーチデータは国勢調査やその他のソースの統計値とは大幅に異なる場合があります。差異の原因となる要素はさまざまですが、たとえば次のようなものがあります。
- ユーザーあたりの所有アカウント数
- 選択した地域を訪れる一時的な訪問者の数
- ユーザーあたりのウェブサイト滞在時間
- ログイン ユーザー数
- リーチのデータに含まれない訪問者数(検索パートナーや Google ディスプレイ ネットワークへの訪問者数)
ヒント
リーチでは、広告が表示される可能性のあるユーザー数を見積もることができますが、広告が実際に表示される回数を予測することはできません。
リーチの制約がある地域
一部の地域では、「リーチの制約」という警告が表示される場合があります。リーチの制約がある地域では、インターネット プロトコル(IP)アドレスを使用して、その地域とユーザーを関連付けることができません。この原因としては、その地域のユーザーが少ないことや、IP 情報を位置情報にマッピングする品質に問題があることなどが考えられます。