キャンペーンを成功させるには、どの地域で広告を掲載するかが重要ですが、同時にどの地域で掲載しないかも重要です。除外地域を指定すると、広告を掲載する地域の一部のエリア(国内の一部の地域、県内の一都市など)で広告を表示しないように設定できます。提供する商品やサービスが購入できないユーザーに広告を表示しないことによって、予算を有効に活用できます。
広告を掲載する地域を厳密に指定したい場合は、場所を個別に除外できます。また、地域の一括指定機能を使用して、複数の地域を一度に除外することもできます。
メリット
次のような場合、ターゲット地域内の特定のエリアを除外すると効果的です。
- 商品やサービスの出荷や提供を行う対象地域内に、対象外となる都市や地域が存在する場合
- 特別プロモーションの対象地域内に、対象外となる複数の地域が存在する場合
例
北海道の不動産仲介業者を対象に広告キャンペーンを実施する際に、釧路市に拠点がない場合は、北海道全体を掲載対象に設定したうえで、釧路市のみを除外地域に設定します。
手順
個々の地域を除外する方法
除外地域を設定する場合は、ターゲット地域を設定する場合と同様に、地域の名前を入力します。
選択した地域から特定のエリアを除外する手順は次のとおりです。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [キャンペーン] をクリックします。
- [設定] をクリックします。
- 設定メニューから [地域] 欄を開きます。
- 次のいずれかの方法で地域を除外します。
- 検索ボックスで除外する地域を検索し、[除外] をクリックします。
- [検索オプション] をクリックし、除外する地域を検索して、[除外] をクリックします。除外する地域の指定が完了したら、[保存] をクリックします。
- [保存] をクリックして設定を保存します。[除外した地域] の項目に、設定した除外地域が表示されます。
[地図上で場所を表示] を選択すると、地図上にも除外した地域が赤い輪郭で表示されます。
地域を一括で除外する方法
複数の地域を一括で除外する場合は、一地域ずつ追加するのではなく、最大 1,000 件の除外地域を指定するリストを使って一度に追加することができます。
選択した地域から複数のエリアを除外する手順は次のとおりです。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [キャンペーン] をクリックします。
- [設定] をクリックします。
- 設定メニューから [地域] 欄を開き、[検索オプション] をクリックします。
- [場所を一括で追加] の横にあるチェックボックスをオンにします。
- ボックスに、除外する地域の名前(最大 1,000 個)を貼り付けるか入力します。一度に追加する地域は同じ国の地域である必要があります。ターゲットに設定できる地域のリストもあわせてご確認ください。
- [国や地域を指定してターゲットを絞る] を選択することもできます。
- 地域を入力したら、[検索] をクリックします。
- 検索条件に一致したすべての地域が確認パネルに表示されます。結果を確認し、[すべて除外] をクリックします。[除外した地域] に、指定した除外地域が表示されます。
- [保存] をクリックします。
- 変更を確認したら、[設定] ページで [保存] をクリックします。
ヒント
[一致した地域をすべて削除] オプションを選択すると、確認パネル内だけでなく、既存のターゲット地域設定や除外地域設定からもすべての地域が削除されますのでご注意ください。
除外設定の矛盾
ある地域がターゲット地域と除外地域の両方に設定されている場合は、除外が優先されます。たとえば、東京都を除外地域に設定して新宿区をターゲット地域に設定すると、新宿区は東京都内に位置するためターゲットから除外されます。新宿区をターゲット地域と除外地域の両方に設定している場合、新宿区は除外地域となりトラフィックは発生しません。
ヒント
広告の掲載対象に設定していない地域を除外する必要はありません。明示的に掲載対象に設定していない地域では、広告は表示されません。
ただし、ユーザーが検索したエリアや関心を示したエリアを掲載対象に設定し、ユーザーの所在地に基づいて除外地域を指定する場合はこの限りではありません。この設定はやや複雑です。詳しくは、ターゲット地域の詳細設定の記事をご覧ください。