本日は、検索結果ページの下部に表示される検索広告の関連性を高めるために最近行った変更について、詳しくお知らせします。Google でユーザーが検索を行うと、検索広告が掲載される位置(プレースメント)ごとに別々のオークションが実施されます。たとえば、上部広告は、他のプレースメントに表示される広告とは別の検索広告オークションで選ばれます。これまで、個々の広告主様の検索広告のプレースメントは、通常、所定のページ上の 1 つの場所だけに限定されていました。
先ごろ Google がページ下部に表示される広告のユーザー エクスペリエンスを詳しく調査したところ、興味深い事実が確認されました。ユーザーは多くの場合、上位に表示される検索結果からページを下にスクロールしてコンテンツを確認しますが、下部にあるコンテンツよりも上位の検索結果の方が関連性が高いと判断した場合には、上までスクロールし直しているのです。
こうした不便さを軽減し、ページ下部に表示される広告の関連性を高めるために、このたび、上部広告を掲載した広告主様については、下部広告のオークションにも関連性の高い検索広告の入札を行なっていただけるようになりました。これにより、ページを下までスクロールしたユーザーに、上部広告と同じ広告主様の関連性の高い広告が表示される場合があります。ただし、その内容は上部広告とまったく同じになるとは限りません。
この変更について数か月間テストした結果、上部広告を掲載した広告主様が下部広告のオークションにも入札できるようにすると、極めて関連性の高い広告の掲載率が約 10%1上昇し、下部広告のコンバージョン数も約 14%2 増加することがわかりました。ページ下部におけるユーザー エクスペリエンスと広告主様にとっての価値の両方の向上が見込めることになります。
この変更に際し、キャンペーンへの影響などについてご不明な点もあると思われます。広告主様から寄せられた主な質問への回答を以下に示します。
1. Google 広告は、検索広告の重複配信に関するポリシーを変更するのですか?
いいえ。検索広告の不当な手段による利益の獲得に関するポリシーは、1 つのプレースメントでの広告表示を巡って競合する広告に適用されるものです。この点がもっと明確になるように、ポリシーの文言を先日更新しました。今回の変更では、上部のプレースメントに広告を表示している広告主様が、ページ下部のプレースメントでも広告を表示できるようになります。ただし、1 つのプレースメント(上部か下部)においては、引き続き既存のポリシーが適用されます。
2. 今回の変更によって、検索広告オークションにはどのような影響がありますか?
今回の変更により、上部広告の広告主様は、下部広告のオークションにも関連性の高い検索広告を入札できるようになります。上部広告で実施されるオークションに変更はありません。上部広告と下部広告のいずれのオークションでも、この変更によって同じ広告主様の広告が入札で競合することは今後もありません。
3. 検索結果の上部と下部の両方に常に同じ広告が表示されるのですか?
いいえ。検索結果ページの上部でも下部でも、それぞれのプレースメントに最も関連性の高い検索広告が表示されます。ユーザーに表示される下部広告のコンテンツは、下部プレースメントのコンテキストに最も適したものになるため、上部プレースメントの広告とコンテンツが類似する場合もあれば、異なる場合もあります。
4. 今回の変更により、検索語句のマッチングや広告の読み込みに関する制約は緩和されますか?
いいえ。検索語句のマッチング システムとコントロールは従来と変わらず、ページに表示される上部広告の数に関するガイドラインも変わりません。今回の変更の対象は、ページ下部の広告のみです。
5. 今回の変更でどのような影響がありますか?
今回の変更では、ページ下部に関連性の高い検索広告が表示される機会が増えるため、全体的な指標に影響が出る可能性があります。キャンペーンへの影響について、異なるプレースメントでのパフォーマンスを把握したい場合は、[上部 vs その他] で指標を分割することをおすすめします。検索語句レポートには、広告が上部と下部のどちらのプレースメントでクリックされたかにかかわらず、検索語句単位のクリック数が引き続き表示されます。
6. 今回の変更にしっかり備えるにはどうすればよいですか?
今回の変更では関連性の高い検索広告の表示機会が増えるため、キーワードや広告コピー、ランディング ページのテーマをユーザーの検索内容に確実に合わせるようにしてください。ページ下部での表示機会が増えることから、現在の目標値で獲得できるコンバージョン数の増加が見込まれるため、入札単価シミュレーション ツールを使ってパフォーマンスに見込まれる変化を調べ、入札単価や目標値を戦略的に調整することをおすすめします。
今回の変更は、検索結果ページのどこを見ているユーザーにも関連性の高い情報を表示するものであるため、ユーザーと広告主様の双方の利便性向上につながると考えられます。今後も引き続き、パフォーマンスのモニタリングとフィードバックの収集を行ってまいります。
Posted by Ashwin Mysore - グループ プロダクト マネージャー(検索広告オークションおよびショッピング広告オークション担当)
1. Google 内部データ、2025 年 1 月~3 月
2. Google 内部データ、2025 年 1 月~3 月
