コンバージョン目標を活用すると、コンバージョン アクションを分類して、キャンペーンの最適化を管理できます。パフォーマンスを高め、ビジネス目標に合わせてより適切に Google AI を調整するために、スマート自動入札で使用するコンバージョン目標に変更を加えることが必要になる場合があります。
留意点: この記事のガイダンスは、「コンバージョン数の最大化」(設定されている場合は目標アクション単価を含む)または「コンバージョン値の最大化」(設定されている場合は目標広告費用対効果を含む)の入札戦略のみを対象としています。
- 入札戦略を変更する(例: 目標アクション単価を設定した「コンバージョン数の最大化」から目標広告費用対効果を設定した「コンバージョン値の最大化」に切り替える)
- 新しいコンバージョン目標に変更する(キャンペーン設定でコンバージョン目標を追加または削除する)
- 例: 上流ファネルのイベント(「カートに追加」など)から下流ファネルのイベント(「購入」など)に切り替える
- 既存のコンバージョン目標の設定(アカウント単位のデフォルトまたはキャンペーン単位)を維持しながら、目標の構成を変更する
- 例: コンバージョン目標のコンバージョン アクションを追加または削除する、コンバージョン アクション(メイン、サブ、カスタム)のアクション最適化設定を更新する、コンバージョン ソースを変更する、コンバージョン数やコンバージョン値の範囲を変更する
コンバージョン目標またはコンバージョン アクションに変更を加えた場合、スマート自動入札の学習が完了するまでにある程度の時間がかかります。以下のベスト プラクティスを実践すると、スマート自動入札にこれらの変更を加えた場合の影響について理解を深め、変更によるパフォーマンスの低下を抑えることができます。なお、どのような変更を適用し、お客様のアカウントがプロセスのどの段階にあるのかによって、アプローチは異なります。コンバージョン トラッキングに変更を加える前に、予算が想定どおりの金額に設定されていることを確認してください。
これは、検索とショッピングが対象となります。以下のワークフローはコンバージョン目標に言及していますが、上記の変更のすべての組み合わせに適用できます。
コンバージョン目標を変更せずに入札戦略を変更する
キャンペーンのコンバージョン目標とメインのコンバージョン アクションは維持しながら、新しい入札戦略に移行します。
入札シナリオ
現在、「コンバージョン数の最大化」(任意で目標アクション単価を設定可能)を使用していて、以下の操作を行う場合:
- 「コンバージョン値の最大化」(任意で目標広告費用対効果を設定可能)入札戦略に切り替える
- キャンペーンで引き続き同じコンバージョン目標をターゲットに設定する
- コンバージョン目標内で同じコンバージョン アクションをメインに設定したまま、そのコンバージョン アクションの値を渡すようにしたい
たとえば、目標アクション単価を使ってオンライン登録重視で入札単価を設定している場合、オンライン登録の価値をトラッキングし、「コンバージョン値の最大化」を使用して入札を最適化することをおすすめします。
詳しくは、コンバージョン目標を変更せずに入札戦略を変更する方法をご確認ください。
入札戦略を変更し、コンバージョン目標を変更する(アカウント単位の最適化)
新しい入札戦略に移行すると、次のいずれかを達成できます。
- 新しいコンバージョン目標に合わせてアカウント全体を最適化する
- 新しいメインのコンバージョン アクションを追加してコンバージョン目標を変更する
入札シナリオ
現在、「コンバージョン数の最大化」(任意で目標アクション単価を設定可能)を使用していて、以下の操作を行う場合:
- 「コンバージョン値の最大化」(任意で目標広告費用対効果を設定可能)入札戦略に切り替える
- コンバージョン目標を変更する(例: 新しいメインのコンバージョン アクションに合わせて最適化する)
たとえば現在、目標アクション単価を使って、「リードフォームの送信」の目標重視で入札し、オンライン フォームの入力をトラッキングしている場合、目標広告費用対効果で有料サブスクリプションの目標を使ってオンライン サブスクリプションをトラッキングして、入札を最適化することをおすすめします。
詳しくは、入札戦略を変更し、コンバージョン目標を変更する(アカウント単位の最適化)方法をご確認ください。
スマート自動入札戦略を変更し、コンバージョン目標を変更する(キャンペーン単位の最適化)
入札戦略でキャンペーン単位の最適化を使用している場合は、新しいコンバージョン目標に合わせて特定のキャンペーンを最適化するか、既存のコンバージョン目標に新しいメインのコンバージョン アクションを追加します。
アカウント単位の切り替えの方がワークフローがシンプルなためおすすめですが、キャンペーンを段階的に移行したいと考えている広告主様の場合は、キャンペーン単位のワークフローでもかまいません。
入札シナリオ
現在、「コンバージョン数の最大化」(任意で目標アクション単価を設定可能)を使用していて、以下の操作を行う場合:
- 「コンバージョン値の最大化」(任意で目標広告費用対効果を設定可能)入札戦略に切り替える
- コンバージョン目標を変更する(例: 新しいメインのコンバージョン アクションに合わせて最適化する)
たとえば現在、目標アクション単価を使って「リードフォームの送信」の目標重視で入札し、オンライン フォームの入力をトラッキングしている場合、有料サブスクリプションの目標を使うか、目標広告費用対効果の場合はキャンペーン単位の切り替えを使って、価値を設定したオンライン サブスクリプションをトラッキングすることをおすすめします。
詳しくは、スマート自動入札戦略を変更し、コンバージョン目標を変更する(キャンペーン単位の最適化)方法をご確認ください。
同じスマート自動入札戦略を維持し、コンバージョン目標を変更する(アカウント単位の最適化)
アカウント単位の新しいコンバージョン目標に合わせてキャンペーンを最適化するか、コンバージョン率やコンバージョン値が同程度の新しいコンバージョン アクションを使ってアカウント単位の既存のコンバージョン目標を変更します。
入札シナリオ
現在、「コンバージョン数の最大化」(任意で目標アクション単価を設定可能)または「コンバージョン値の最大化」(任意で目標広告費用対効果を設定可能)を使用していて、以下の操作を行う場合:
- 同じ入札戦略を引き続き使用する
- コンバージョン目標を変更する(例: 新しいメインのコンバージョン アクションに合わせて最適化する)
たとえば現在、「コンバージョン値の最大化」を使用して、リードフォームの価値に基づいて入札している場合、有料サブスクリプションの価値重視で最適化することをおすすめします。ただし、コンバージョン率とコンバージョン値はほぼ同程度となります。
詳しくは、同じ入札戦略を維持し、コンバージョン目標を変更する(アカウント単位の最適化)方法をご確認ください。
同じスマート自動入札戦略を維持し、コンバージョン目標を変更する(キャンペーン単位の最適化)
新しいコンバージョン目標に合わせて特定のキャンペーンを最適化するか、コンバージョン率、コンバージョン数、コンバージョン値が異なる新しいコンバージョン アクションを使って既存のコンバージョン目標を変更します。
アカウント単位の切り替えの方がワークフローがシンプルなためおすすめですが、キャンペーンを段階的に移行したいと考えている広告主様の場合は、キャンペーン単位のワークフローでもかまいません。
入札シナリオ
現在、「コンバージョン数の最大化」(任意で目標アクション単価を設定可能)または「コンバージョン値の最大化」(任意で目標広告費用対効果を設定可能)を使用していて、以下の操作を行う場合:
- 同じ入札戦略を引き続き使用する
- コンバージョン目標を変更する(例: コンバージョン数やコンバージョン値などのコンバージョン率が異なる新しいメインのコンバージョン アクションに合わせて最適化する場合や、既存のアクションのカテゴリを変更する場合)
- キャンペーン単位の変更を適用する
たとえば現在、「コンバージョン値の最大化」を使用して、リードフォームの価値に基づいて入札している場合、有料サブスクリプションの価値重視で最適化することをおすすめします。ただし、コンバージョン率とコンバージョン値はほぼ同程度となります。
詳しくは、同じ入札戦略を維持し、コンバージョン目標を変更する(アカウント単位の最適化)方法をご確認ください。
適切な入札戦略の選択
適切な入札戦略を見極めるには、まず、目標値設定の有無を問わず、どのような場合に「コンバージョン数の最大化」または「コンバージョン値の最大化」を使用する必要があるのかを理解する必要があります。
目標値を設定せずに「コンバージョン数の最大化」または「コンバージョン値の最大化」を使用するケース
- 入札戦略に満足しており、移行中も詳細に管理したいと考えている場合
- 今後 4~6 週間以内に大幅な予算変更の必要がない場合
- 設定した予算内でコンバージョン数やコンバージョン値を最大限に伸ばす方法を見つけ出すことを、入札システムに任せてもよいと考えている場合
目標値(目標アクション単価または目標広告費用対効果)を設定して「コンバージョン数の最大化」または「コンバージョン値の最大化」を使用するケース
- 入札戦略の移行中も目標値を入念にチェックし、調整したいと考えている場合
- 今後 4~6 週間以内に大幅な予算変更の必要がある場合
- 特定のアクション単価または広告費用対効果の目標値を達成したい場合